二色朋恵 会員限定記事
北海道新聞2024年7月12日 16:09
メンバーの作品を手に来場を呼びかける桃井代表(右)と伊藤夕美さん
アイヌ文化の伝承に取り組む釧路市の市民サークル「キロロウタラ」(桃井芳子代表)の作品展が、市民活動センターわっと(末広町3)で開かれている。作品展は6年ぶりで、17人が手づくりしたアイヌ民族の伝統衣装やアイヌ文様の刺しゅう作品、木彫りなどを展示した。
同サークルは2010年に設立。アイヌ民族の伝統的な刺しゅうや木彫りを学びあい、技術を次世代に伝承する人材を育てるのが目的。釧路管内のほか、神奈川や兵庫、熊本などから夏の長期滞在時に通うメンバーも含めて約20人が参加している。週1回、市内の春採生活館で活動し、釧路アイヌ協会会長でもある桃井代表と、北海道アイヌ協会推薦優秀工芸師の伊藤夕美さんらベテランの指導のもとで刺しゅうや木彫りの技術を身につけている。
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31日まで。午前10時~午後9時(日曜は午前10時~午後7時)。28日休館。問い合わせは同センター、電話0154・22・2232へ。