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女性が生きた証し、歴史に残す 北海道内の女性史研究会、相次ぎ活動終了 会員減少や高齢化

2024-07-09 | アイヌ民族関連

編集委員 木崎美和 会員限定記事

北海道新聞2024年7月9日 4:00

 1970年代から聞き書きなどにより女性の生活史を記録してきた道内各地の女性史研究グループは、会員の高齢化や後継者不足によって大半が活動終了となってきている。札幌女性史研究会は毎月例会を開き活動を続けているが、6月には長く続いていた道南女性史研究会が活動を終えた。一方、貴重なこれまでの研究成果は地域で残していく取り組みが少しずつ始まっている。

■会誌など電子化の取り組みも

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■話してくれる人に恵まれた

旭川で40年、草分け的団体 主宰つとめた高橋三枝子さん

「話してくれる女性との信頼関係をつくることが大事でした」と話す高橋さん

 道内の女性史研究の草分け的存在は、1972年に発足した旭川の「北海道女性史研究会」だ。機関紙「北海道女性史研究」を2004年39号まで発行。その後も14年まで女性史特集号を発行し、活動を終えた。40年以上にわたり主宰していた高橋三枝子さん(100)は元新聞記者で、「千人ぐらいの話を聞いたでしょうか。家父長制を引きずっていた時代でした。女性の人生に興味がありました」と振り返る。

 たった3人で始めた同会だったが最盛期の会員は40人以上いたという。開拓民や小作農民、アイヌ民族などの女性たちの歴史を掘り起こした。1981年には第2回全国女性史研究交流のつどいが旭川で開かれ、全国の女性史研究者との交流も深めた。高橋さんは2019年に女性の文化創造者の活動をたたえる第23回女性文化賞を受賞。「話してくれる人や後押ししてくれる人に恵まれました。したいことをしただけなのです」

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1035211/

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