石井純太 有料記事
北海道新聞2024年5月9日 19:05
二風谷ダム付近の沙流川でコップに入れたサケの稚魚を放流する二風谷小の児童
【平取】町二風谷の二風谷ダム付近の沙流川で、二風谷小の児童18人がサケの稚魚を放流した。
アイヌ文化学習の授業の一環で、町の主催。一般社団法人日高管内さけ・ます増殖事業協会(浦河)から、沙流さけ・ますふ化場(日高)で生まれたサケの稚魚千匹の提供を受け、4月24日に実施した。
放流の前には、地域住民の代表として二風谷地区に長年住んでいる貝沢耕一さん(77)が児童に「昔はこの地域にもサケがよく上ってきて、干したり燻製(くんせい)にしたりして食べていた。サケは3、4年後に戻ってくるので、願いを込めて放流して」と呼びかけた。
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