先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

アイヌ文化×日本伝統工芸 白老に新ブランド 第1弾はハンカチ

2021-01-20 | アイヌ民族関連
北海道新聞 01/20 05:00

 【白老】町の公共施設の管理などを請け負う一般社団法人しらおい振興センターは、アイヌ文化と日本の伝統工芸を融合した商品ブランド「Kitakarano(キタカラノ)」を立ち上げ、商品開発に取り組んでいる。第1弾として、今治タオルにアイヌ文様を縫い込んだハンカチを昨年12月中旬から販売している。
 各地の伝統工芸を取り入れることで、アイヌ文化の普及と振興につなげようと、昨年春ごろから企画を進めてきた。
 タオルハンカチ「ポロトの森の仲間たち」(1100円)は、町大町2でカフェ結を経営するデザイナー田村尚華さん(46)がデザインし、白老アイヌ協会が監修、愛媛県今治市のタオルメーカーが製造した。
 オフホワイトのハンカチにアイヌ民族に関わりのあるエゾシカ、キツネ、ヒグマのイラストとアイヌ文様の「アイウシ」(とげ)をあしらった。田村さんは「日常的に使ってもらえるように親しみやすいデザインに仕上げた」と話す。今後はシマフクロウ、エゾリス、アイヌ民族の伝承に登場する妖精「コロポックル」の3種類を追加する。
 各デザイン100枚製造し、ウポポイ入り口のエントランス棟のショップ、白老駅北観光インフォメーションセンター(若草町1)、カフェ結で販売している。今後はオンラインショップでの販売も検討している。
 しらおい振興センターの岡村幸男事務局長は「日本の伝統工芸とコラボすることで、アイヌ文化を世界に発信したい。商品開発を通じて地元のアイヌ文化の継承にもつなげたい」としている。(斎藤佑樹)
※「アイウシ」の「シ」は小さい字。
※「コロポックル」の「ロ」と「ル」は小さい字。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/502686

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ウポポイ「観光起爆剤に」 施政方針演説 アイヌ民族の権利言及せず

2021-01-20 | アイヌ民族関連
北海道新聞 01/19 05:00
 菅義偉首相は18日の施政方針演説で、昨年7月に開業した胆振管内白老町のアイヌ文化復興拠点「民族共生象徴空間(ウポポイ)」について「アイヌ文化の素晴らしさを体感できるよう、さまざまなイベントを充実させ、観光の起爆剤とする」と述べた。
 新型コロナウイルスを克服した上で観光立国を再び目指すとし、具体策を羅列する中で言及した。アイヌ民族の権利回復や共生社会の実現、文化振興などには触れなかった。(鈴木誠)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/502370

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

遺骨問題を初めて明記 道、アイヌ方策で修正案

2021-01-20 | アイヌ民族関連
北海道新聞 01/19 05:00
 道は18日、有識者らによる「新たなアイヌの人たちの総合的な推進方策検討会議」の第5回会合で、2021年度から5カ年で進める北海道アイヌ政策推進方策の修正案を示した。研究目的で持ち出されたアイヌ民族の遺骨問題について初めて明記した。
 修正案の「背景・歴史・現状」の項目にある明治期の状況説明の中で「アイヌの遺骨が人類学等の分野で研究対象とされ、発掘・収集が行われ、中にはアイヌの人たちの意に関わらず収集されたものも含まれていると見られている」と記した。
 方策は5~7年に1度改定。これまで遺骨問題に関する記述はなく、昨年10月の第4回会合で示した方策の素案でも触れられていなかった。道は昨年10月以降に道内各地のアイヌ民族らから意見を聴取し、遺骨問題の社会的な認識の広まりも考慮して盛り込んだ。
 この日の会合では、アイヌ民族を対象とする農林漁業施設整備の支援制度の手続き簡素化や、海外の先進的な先住民族政策を参考にアイヌ政策も強化するよう求める声があった。2月に意見公募(パブリックコメント)を1カ月間実施し、3月にも方策を決定する。(村田亮)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/502362

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

道がアイヌ政策で遺骨問題を明記

2021-01-20 | アイヌ民族関連
NHK 01月19日 11時57分
アイヌ民族に関する政策の進め方を話し合う道の検討会議は、新年度から5年間の政策推進方策の修正案に、かつて研究目的で持ち出されたアイヌの人たちの遺骨の問題について初めて盛り込みました。
18日に開かれた検討会議にはアイヌの団体の代表や大学教授などが出席し、新年度から5年間で進めるアイヌ政策について意見が交わされました。
会議で示された「北海道アイヌ政策推進方策」の修正案では、歴史的背景を説明する項目で、明治以降、アイヌの人たちの遺骨を研究対象として発掘や収集していたことを盛り込み、「アイヌの人たちの意に関わらず収集されたものも含まれていると見られます」と明記しました。
これまでの方策にはこうした遺骨問題に関する説明はありませんでしたが、道は、道議会で遺骨問題についても方策に盛り込むべきだという意見が出たことや、道内各地で行ったアイヌの人たちからの聞き取りを考慮して盛り込んだということです。
この方策は、来月から1か月間、パブリックコメントとして意見を募集した上で、3月にも決定する予定です。
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20210119/7000029548.html

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

フキの皮を原料にした和紙「富貴紙」 アイヌ文様入り扇子に 20日、釧路で発売

2021-01-20 | アイヌ民族関連
北海道新聞 01/19 05:00

独特の風合いの富貴紙にアイヌ文様を入れた扇子
 釧路市音別町行政センターは20日、町特産のフキの皮を原料にした和紙「富貴(ふき)紙」を使ったアイヌ文様入りの扇子を発売する。一枚ずつ手すきした紙で、フキの皮の風合いが感じられる高級感が特徴。音別のフキと阿寒のアイヌ文化を一つの作品に組み合わせて、釧路の魅力発信につなげる。
 フキの皮の繊維が独特の風合いを醸し出す富貴紙は自治体合併前の1991年から、旧音別町振興公社が製造。公社解散で2006年以降は販売を中断していた。音別町特産品として見直され、17年に販売を再開。紙すきの継承と技術向上のため、現在は音別町で4人が制作に当たる。
 これまでも富貴紙は、原紙のほか、名刺の台紙、京都の専門店「舞扇(まいせん)堂」に依頼して製作した扇子を販売。今回は阿寒湖温泉地域の一般社団法人阿寒アイヌコンサルンの協力も受け、「病気の神々」が入り込まないようにする魔よけの意味があるとされる文様を扇子に入れた。
 同センター地域振興課は「富貴紙に、ともに合併した音別と阿寒の魅力を組み合わせて、釧路市をPRしたい」と狙いを語る。
 扇子は100本限定生産で、箱と袋付きで1本6千円。コーチャンフォー釧路店(春採7)と佐藤紙店(北大通8)で扱う。今後、阿寒湖畔の宿泊施設などでも販売を検討する。問い合わせは同センター地域振興課(電)01547・6・2231へ。(相川康暁)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/502266

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ウレㇱパクラブが「アイヌ語ラジオ体操」動画に出演しました

2021-01-20 | アイヌ民族関連
札幌大学 2021年1月19日
https://www.youtube.com/watch?v=JAacuVuhwF8&feature=emb_logo
新たな発想・視点でアイヌ文化の魅力に光を当て,多様な人々が新たなアイヌ文化を創造する「ウテカンパフェスティバル」の一環で制作された「アイヌ語ラジオ体操」動画に、本学のウレㇱパクラブが出演しています。ウポポイPRキャラクター「トゥレッポん」や北海道観光PRキャラクター「キュンちゃん」とも共演しています。
「ウテカンパ」とは,アイヌ語で「手をつなぐ」という意味であり,あらゆる障壁を越え,多様な人々が手を取り合って新しいアイヌ文化を創造する姿をイメージしています。
https://www.sapporo-u.ac.jp/news/su-news/2021/01195308.html

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ブラジルでワクチン接種開始=先住民・医療従事者を優先―新型コロナ

2021-01-20 | 先住民族関連
時事通信 2021/01/19
【サンパウロ時事】ブラジル各地で18日、中国で開発された新型コロナウイルスワクチンの接種が始まった。当面は医療従事者や、免疫力が弱いとされるアマゾンなどの遠隔地に暮らす先住民族らが対象となる。
 ブラジルは累計感染者数が世界で3番目に多い約850万人、死者は2番目の約21万人を数える。モウラン副大統領は「今年中に国民の7割に接種できる分のワクチン購入契約を結んでおり、年末までにパンデミック(世界的流行)対策から解放されるだろう」と述べた。
 ブラジル衛生監督庁(ANVISA)は17日、中国で開発されたワクチンと、英製薬大手アストラゼネカがオックスフォード大と共同開発したワクチンの緊急使用を承認していた。 
https://www.risktaisaku.com/articles/-/45496

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シカゴMCAが地元コミックシーンを振り返る展覧会を開催『ゴーストワールド』のダニエル・クロウズなどをフィーチャー、オンラインでも

2021-01-20 | 先住民族関連
タイムアウト  2021年1月19日火曜日、午後9:00作成者: Zach Long
2021年1月上旬、アメリカのシカゴにあるシカゴ現代美術館(MCA)は、アンドレア・バワーズ、キャロライナ・カイセド、クリスティーナ・クォールズの個展を含む、今年の展覧会ラインアップを発表した。
その中で最もエキサイティングなのが、『Chicago Comics: 1960 to Now』と題されたシカゴのコミックシーンをテーマにした展覧会だろう。同展は、60年にもおよぶシーンの歴史を、BIPOC(黒人、先住民族、有色人種)や女性の作家にも焦点を当てて振り返るもの。
展示されるのは、シカゴのコミッククリエーターによるコミック、グラフィックノベル、ジン、原画、ジオラマ、フィルム、インスタレーションなど。また、コミックを娯楽の一形態としてだけでなく、社会的、政治的な問題についてコメントすることに長けたメディアとしても検証するという。
フィーチャーされるコミッククリエーターには、シカゴ・リーダーの連載を手がけていたリンダ・バリー、『ゴースト・ワールド』の作者であるダニエル・クロウズ、黒人キャラクターを中心としたコミックを描いているケリー・ジェームズ・マーシャルなどが含まれている。
MCAの担当者によると、作品は博物館内に展示されるほか、博物館のウェブサイトで展開される展覧会のバーチャルツアーでも見ることができるという。同展覧会の開催期間は、2021年6月19日(土)〜10月3日(日)。
https://www.timeout.jp/tokyo/ja/news/an-exhibition-devoted-to-chicago-comic-artists-tops-the-mcas-2021-calendar-011921

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

創作の力、学問の力 『アイヌ文化で読み解く「ゴールデンカムイ」』

2021-01-20 | アイヌ民族関連
本がすき 1/19(火) 18:01
『アイヌ文化で読み解く「ゴールデンカムイ」』集英社
中川裕/著
最近、今更ながら『ゴールデンカムイ』(野田サトル)にハマってしまった。ファンならご存知の通り、ハチャメチャなキャラクターとストーリーを、アイヌ文化の深い理解に根差した世界観ががっしりと支える稀有な作品だ。
本書『アイヌ文化で読み解く「ゴールデンカムイ」』は『ゴールデンカムイ』の監修者を務めるアイヌ文化の研究者によるもの。個人的にアイヌ文化には長年興味をもってきたこともあり、マンガの延長線上のつもりで気軽に手に取ったところ、期待をはるかに超える良い読書になった。
まず驚かされたのはプロ意識の高さ。
数々のエピソードから、作者、監修者とも、アイヌ文化をなるべく忠実に伝えようと恐ろしいほどの労力と熱意を傾けていることが強く伝わってくる。
史料も限られ、連載の時間的制約がある中でもベストを尽くし、さらに単行本化やアニメ化の際にはセリフや作画で改善できるところがあれば徹底的に手を入れる。
「よくぞここまで」とあきれるほどの事例が淡々とつづられ、『ゴールデンカムイ』という作品の強固な土台の作られ方が見える。ここまで徹底しないと、奇人・変人大集合の金塊争奪戦という荒唐無稽な物語にリアリティーはもたせられないだろう。
創作の自由と監修の絶妙のバランスについても考えさせられた。
本書では、『ゴールデンカムイ』には演出やデフォルメの結果、厳密にいえば史実や実態とはズレがあるという指摘がいくつかある。
この「踏み外し具合」が、実に絶妙なのだ。
一見、さきほどの徹底したリアル志向とは相反するようにみえる。だが、だからこそ、ファクトを消化して軽やかに面白さやクリエイティビティを優先できる野田サトルという漫画家の凄さが分かる。そうした逸脱を作家性の発露であり作品の魅力だと認める著者の懐の深さも好ましい。
文章も読みやすく、アイヌ文化に興味を持つ入り口としても申し分ない。おまけに「史実と創作」について考える手がかりにもなる。マンガとあわせて一読をお勧めする。
『アイヌ文化で読み解く「ゴールデンカムイ」』集英社 中川裕/著
高井浩章
経済記者
1972年生まれ、愛知県出身。経済記者・デスクとして20年超の経験がある。2016年春から2年、ロンドンに駐在。現在は都内在住。三姉妹の父親で、デビュー作「おカネの教室」は、娘に向けて7年にわたって家庭内連載した小説を改稿したもの。趣味はLEGOとビリヤード。noteで「おカネの教室」の創作秘話や新潮社フォーサイトのマンガコラム連載を無料公開中。
https://news.yahoo.co.jp/articles/afdccc8e93a05dee31ec070f8014b54ac816613f

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「アイヌ文化に理解深めて」 札幌チカホで工芸品販売 アイヌ模様のマスク好評

2021-01-20 | アイヌ民族関連
UHB 1/19(火) 12:18
 北海道札幌市の札幌駅前通地下歩行空間チカホで、アイヌ文様の刺しゅうが入った工芸品などの展示販売会が開催されています。
 この展示販売会は、札幌市などが主催しているもので、アイヌ文化への理解や関心を深めてもらおうと開かれています。 
 会場では木彫りや角彫りなど伝統的な民芸品だけではなく、Tシャツやマスキングテープも販売しています。 
 2021年は新型コロナウイルスの影響でチカホの歩行者が少なく、例年よりも売り上げは少ないということですが、アイヌ文様の刺しゅうが入ったマスクの売れ行きが好調だということです。 
 この販売会は、1月24日まで札幌駅前通地下歩行空間チカホで開催されています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/4c611d41c759703d29903605b41e9aa975c0075e

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする