北海道新聞 01/20 05:00
【白老】町の公共施設の管理などを請け負う一般社団法人しらおい振興センターは、アイヌ文化と日本の伝統工芸を融合した商品ブランド「Kitakarano(キタカラノ)」を立ち上げ、商品開発に取り組んでいる。第1弾として、今治タオルにアイヌ文様を縫い込んだハンカチを昨年12月中旬から販売している。
各地の伝統工芸を取り入れることで、アイヌ文化の普及と振興につなげようと、昨年春ごろから企画を進めてきた。
タオルハンカチ「ポロトの森の仲間たち」(1100円)は、町大町2でカフェ結を経営するデザイナー田村尚華さん(46)がデザインし、白老アイヌ協会が監修、愛媛県今治市のタオルメーカーが製造した。
オフホワイトのハンカチにアイヌ民族に関わりのあるエゾシカ、キツネ、ヒグマのイラストとアイヌ文様の「アイウシ」(とげ)をあしらった。田村さんは「日常的に使ってもらえるように親しみやすいデザインに仕上げた」と話す。今後はシマフクロウ、エゾリス、アイヌ民族の伝承に登場する妖精「コロポックル」の3種類を追加する。
各デザイン100枚製造し、ウポポイ入り口のエントランス棟のショップ、白老駅北観光インフォメーションセンター(若草町1)、カフェ結で販売している。今後はオンラインショップでの販売も検討している。
しらおい振興センターの岡村幸男事務局長は「日本の伝統工芸とコラボすることで、アイヌ文化を世界に発信したい。商品開発を通じて地元のアイヌ文化の継承にもつなげたい」としている。(斎藤佑樹)
※「アイウシ」の「シ」は小さい字。
※「コロポックル」の「ロ」と「ル」は小さい字。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/502686
【白老】町の公共施設の管理などを請け負う一般社団法人しらおい振興センターは、アイヌ文化と日本の伝統工芸を融合した商品ブランド「Kitakarano(キタカラノ)」を立ち上げ、商品開発に取り組んでいる。第1弾として、今治タオルにアイヌ文様を縫い込んだハンカチを昨年12月中旬から販売している。
各地の伝統工芸を取り入れることで、アイヌ文化の普及と振興につなげようと、昨年春ごろから企画を進めてきた。
タオルハンカチ「ポロトの森の仲間たち」(1100円)は、町大町2でカフェ結を経営するデザイナー田村尚華さん(46)がデザインし、白老アイヌ協会が監修、愛媛県今治市のタオルメーカーが製造した。
オフホワイトのハンカチにアイヌ民族に関わりのあるエゾシカ、キツネ、ヒグマのイラストとアイヌ文様の「アイウシ」(とげ)をあしらった。田村さんは「日常的に使ってもらえるように親しみやすいデザインに仕上げた」と話す。今後はシマフクロウ、エゾリス、アイヌ民族の伝承に登場する妖精「コロポックル」の3種類を追加する。
各デザイン100枚製造し、ウポポイ入り口のエントランス棟のショップ、白老駅北観光インフォメーションセンター(若草町1)、カフェ結で販売している。今後はオンラインショップでの販売も検討している。
しらおい振興センターの岡村幸男事務局長は「日本の伝統工芸とコラボすることで、アイヌ文化を世界に発信したい。商品開発を通じて地元のアイヌ文化の継承にもつなげたい」としている。(斎藤佑樹)
※「アイウシ」の「シ」は小さい字。
※「コロポックル」の「ロ」と「ル」は小さい字。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/502686