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豪州、国歌を一部変更 6万年に及ぶ先住民の歴史を反映

2021-01-03 | 先住民族関連
CNN 1/2(土) 11:39配信
 オーストラリアのモリソン首相は12月31日夜遅く、同国の先住民の歴史とコミュニティーに敬意を表し、同国の国歌の歌詞を変更したと発表した。
変更されたのは、1番の歌詞の「We are young and free(われわれは若くて自由だ)」の部分で、変更後は「We are one and free(われわれは1つで自由だ)」となった。
モリソン首相は新聞の意見記事の中で、次のように述べている。
「豪州は近代国家としては比較的若いかもしれないが、わが国の歴史は多くの先住民の人々の歴史と同じく非常に古い。われわれはそうした人々が管理してきたことを正しく認識し、敬意を表する」
「調和の精神から、この事実を認識し、(先住民族に関する)この真実と共通認識を国歌に反映させることは至極当然のことだ。『young and free』を『one and free』に変更して奪われるものは何もないが、付け加えられる意味は大きいと考える」
豪州では、先住民についての表現の仕方、制度上の不平等、人種的不公平に関する議論が高まる中、ここ数年、国歌の歌詞も議論の的になっている。特に「われわれは若くて自由だ」という歌詞は、豪州に世界最古の文明の1つがあるという事実が反映されていないとして、反発する声が強かった。先住民の歴史は6万年にも及ぶと言われている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/6a39b9621f7f10872d2fc82ff4f042042121b582

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人気漫画「刃牙」が温泉街の救世主に 作者の心を動かした老舗土産店の熱意

2021-01-03 | アイヌ民族関連
ツギノジダイ  1/2(土) 13:00配信
 北海道の人気温泉街である阿寒湖もコロナ禍により客足が大幅に落ち込みました。このピンチに地元出身の人気格闘漫画「刃牙」シリーズの作者・板垣恵介さんがサポートを表明しました。始まりは土産店の3代目の若者の熱意でした。公設の産業支援施設・釧路市ビジネスサポートセンター(k-Biz、ケービズ)が紹介します。
コロナ禍で窮地の「阿寒湖温泉」
 インバウンドで盛況だった阿寒湖温泉街は、コロナ禍で客足が落ち込みました。商店街では前年比70~90%ダウンの店舗が続出します。持続化給付金申請事業者は8割を超えました。
 阿寒湖温泉地区は周辺の街とは距離があるため、900世帯1700人のほとんどが観光業関連に携わっています。共働き世帯でも、勤め先はともに観光関連産業です。そのため、地区の基幹産業である温泉街の街並みの灯りを消してはならないと、営業を続けていましたが、客足は回復することなく耐える日々が続いていました。
3代目の熱意が商店街を動かす
 そこに立ち上がったのが、阿寒町商工会青年部湖畔支部長の新妻俊さんです。新妻さんは60年続く老舗お土産店「おみやげにいづま」3代目の36歳。阿寒湖温泉地区で若者は少数派であるため、青年部が街にコミットすることは多くありませんでした。
 しかし、新妻さんは例年であれば大勢の観光客でにぎわうゴールデンウィークが人影まばらとなった風景を目にし「観光客の皆様あっての阿寒湖だ」と痛感したといいます。
 「この緊急事態に、街の人間全員がやれることをやりきることが必要だ」と感じ、k-Bizを訪れます。
 k-Bizでディスカッションをするなかで「若い世代の新妻さん達ならでは」のできることとして、クラウドファンディングによる商店街で利用するクーポン発行を企画します。
 商店街のほとんどの店舗で高齢化が進むなかでも、新妻さんの熱意でなんと全商店が参加することになりました。また、各店舗のページ作成をk-Bizが支援することで、スピーディーな進行が実現しました。
 「商店街が一丸となって進めている企画の効果をもっと高めたい」
 その方法について引き続きk-Bizで話し合うなかで、地元出身の著名な漫画家である「刃牙」シリーズの作者・板垣恵介さんに協力をおねがいできないかというアイデアが生まれました。漠然と協力を依頼しても多忙かつ著作権が複雑な中、判断がしづらいのでは、と考え、具体的に、クラウドファンディングの返礼品としての「刃牙」の原画をもとにしたクリアファイル作成をお願いするというものでした。
 しかし、あまりにビッグネームです。「版権の価値も高いどころじゃなく高い」「虫の良い話と思われるかもしれない」……。実は、これまでも協力のお願いを考えたことはあったのですが恐れ多くて実行に移してきていませんでした。
 しかし、商店街が一丸となっている企画は初めてと言っていいくらいで、みんなが期待しています。「お声がけだけはしてみよう」と考え、板垣さんの同級生を通じて、阿寒湖温泉街の現状、これから取り組みたいことを伝えました。後で聞くと、この同級生は「我々の子世代のために力を貸してほしい」と板垣さんに訴えていたそうです。
熱意が伝わり想像以上の協力へ
 板垣さんの回答からは、想像以上でした。シリーズの原画を9点、等身大の刃牙フィギュア像、そしてこの企画のための書き下ろしのアイヌ民族の神話に登場する始祖神「アイヌラックル」のオリジナル原画の無償提供が決まりました。
 そこで、原画展を開き、さらに板垣さんに阿寒湖に招き、提供して頂いた原画へのサイン会を開くことにしました。
今後のコラボ企画も進行中
 クラウドファンディングは100万円を超え、宿泊プランや物販で経済効果は1000万円以上。阿寒湖エリアの新たなコンテンツの一つになりました。
 返礼品をオリジナル刃牙グッズにしたクラウドファンディングは成功し、原画展により宿泊プランも人気となり、大きな効果をあげました。サイン会当日も長蛇の列となり、予定枚数は即日完売しました。
 今後も原画を活用してのグッズ展開を承諾いただいており、Tシャツや菓子などのコラボ企画が進行しています。
コロナ禍で街のプレイヤーが一つに
 地方では60、70代が中心の地域は多くあります。しかし、60、70代が若い世代の台頭を望んでないかと言われたら、もちろんですが、そんなことはありません。
 今回の阿寒湖の刃牙コラボ企画は、今まで少し遠慮がちだった次世代リーダーがコロナ禍をきっかけに動き出すことで、親世代も協力し、さらには著名人が力を貸してくれ、結果として街をあげた大きな取り組みとなりました。
 オリジナル原画及び原画活用許諾という大きな資産も得て、阿寒湖温泉地区の今後の取り組みがさらに期待できます。
釧路市ビジネスサポートセンターk-Bizセンター長・澄川誠治
https://news.yahoo.co.jp/articles/f4f94bcd5f1351c5951540cfbcc5a836ed614bd9

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砂漠で伝統農業を 岩間さんモロッコで挑戦

2021-01-03 | 先住民族関連
東奥日報 1/2(土) 19:29配信
 青森県鶴田町出身で北アフリカのモロッコに移住して6年になる岩間ひかるさん(40)が、サハラ砂漠で農場の開設を目指している。観光業で生計を立ててきたが、新型コロナウイルスによるロックダウン(都市封鎖)で大打撃を受けた。今後の人生を模索する中、砂漠で伝統農業を復活させる新たな夢への挑戦を選んだ。今年5月の本格稼働に向け、岩間さんは汗を流す。
 岩間さんは鶴田中時代、同町の姉妹都市・米国フッドリバー市でのホームステイを機に海外に興味を持つようになった。雪国とは真逆、「暑い」イメージのある砂漠への憧れもあった。英会話を磨き、東京都立大3年時の2002年にモロッコを旅行中、現地で観光案内をしていたアリさん(39)と出会った。4年後に結婚、14年に移住した。
 同国を代表する観光地・マラケシュで日本の民宿にあたる「リヤド」を運営。サハラ砂漠に豪華なテント宿泊のグランピング施設を構えるなど生活は順調だった。だが20年3月中旬、コロナで生活は一変した。同国はロックダウンを実施し、観光客の姿は消え、収入はゼロになった。
 岩間さん一家は厳しい外出制限が掛かるマラケシュから約500キロ離れた、人口密度の低い同国南東部に広がるサハラのグランピング施設へ移った。
 これからどう生きるか-。国内では1日3千~4千人の新規感染者が出て観光客が戻る保証もない。そんなある日、砂漠のオアシスを歩くと、先住民族が限られた地下水を使い、家畜のふん尿を利用し循環農業で果樹や作物を育てていた。「砂漠で農業はすごい。挑戦したい」
 鶴田町の祖父母のリンゴ畑で過ごした幼少期の記憶も決断を後押しした。「青森では自然と共生しながらリンゴを育てていた。モロッコでも同じことができないか」。観光は同国の主産業の一つだが、「コロナ禍では観光だけでは生きられない。よそ者の私が伝統農業を始めて情報を発信し、国の新たな可能性を見いだせば、モロッコへの恩返しにもなるのでは」と語る。
 20年9月までに土地を購入し井戸を掘りあて、水源を確保した。今後、配水設備や太陽光発電施設などを整備し、ナツメヤシを中心にスイカ、ジャガイモなどを育てる。農業経験がないため、先住民族に栽培方法を教わりながら生産。コロナ収束後は、観光業との兼業を考えている。
 岩間さんは「コロナで大変なこともあった。でも、人生で本当にやりたいことを見つけられた」と笑顔で話す。
 現在、農場の整備・運営資金をクラウドファンディングサイト「READYFOR」で募っている。15日まで。
https://news.yahoo.co.jp/articles/96e6b51a96c613bdc2d8fb8d119d737f41f65e2e

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