北海道新聞 01/14 21:16
【白老】胆振管内白老町のアイヌ文化復興拠点「民族共生象徴空間(ウポポイ)」の中核施設、国立アイヌ民族博物館は、アイヌ民族に関する資料を所蔵する全国の施設と連携する事業に乗り出す。十分に調査されていない資料の掘り起こしや共同研究を行うことなどが目的で、参加施設を30日まで募集し、4月以降に本格始動する。
博物館などの施設が、アイヌ民族をテーマに連携するのは全国初。
事業名は「アイヌ文化でつながる博物館等ネットワーク(愛称プンカラ)」で、博物館や美術館、資料館といった施設の参加を想定している。アイヌ民族の歴史や文化についての資料・情報を集約し、ネットワーク内で共有するほか、資料の保存や調査研究を共同で行う。連携して展覧会や職員向け研修会を定期的に開催し、各施設で開かれるアイヌ民族関連行事の発信もする方針だ。
「プンカラ」はアイヌ語で植物のつるを意味し、事業を通じたつながりの構築をイメージした。2月にも参加を予定する道内の施設を中心に運営委員会を立ち上げ、具体的な事業内容を検討する。ネットワーク事務局を担当する国立アイヌ民族博物館の宮地鼓(つづみ)研究員は「さまざまな事業を展開したい」と話している。
参加の申し込み、問い合わせは事務局にメール(network@nam.go.jp)する。(田鍋里奈)
◆プンカラのラは小さい字
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/501174
【白老】胆振管内白老町のアイヌ文化復興拠点「民族共生象徴空間(ウポポイ)」の中核施設、国立アイヌ民族博物館は、アイヌ民族に関する資料を所蔵する全国の施設と連携する事業に乗り出す。十分に調査されていない資料の掘り起こしや共同研究を行うことなどが目的で、参加施設を30日まで募集し、4月以降に本格始動する。
博物館などの施設が、アイヌ民族をテーマに連携するのは全国初。
事業名は「アイヌ文化でつながる博物館等ネットワーク(愛称プンカラ)」で、博物館や美術館、資料館といった施設の参加を想定している。アイヌ民族の歴史や文化についての資料・情報を集約し、ネットワーク内で共有するほか、資料の保存や調査研究を共同で行う。連携して展覧会や職員向け研修会を定期的に開催し、各施設で開かれるアイヌ民族関連行事の発信もする方針だ。
「プンカラ」はアイヌ語で植物のつるを意味し、事業を通じたつながりの構築をイメージした。2月にも参加を予定する道内の施設を中心に運営委員会を立ち上げ、具体的な事業内容を検討する。ネットワーク事務局を担当する国立アイヌ民族博物館の宮地鼓(つづみ)研究員は「さまざまな事業を展開したい」と話している。
参加の申し込み、問い合わせは事務局にメール(network@nam.go.jp)する。(田鍋里奈)
◆プンカラのラは小さい字
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/501174