毎日新聞 2011年8月17日 地方版
支笏湖に向かう恵庭岳のふもとに、大小三つの個性的な滝がそろう渓谷がある。「ラルマナイの滝」「白扇の滝」「三段の滝」。観光地化を図ろうと恵庭市が98年に整備した「ラルマナイ自然公園」だ。
約4万年前、支笏火山の大噴火で大規模な火砕流が発生。谷に降り積もった大量の火山灰が溶結凝灰岩を形成し、周辺の漁川や支流のラルマナイ川に浸食され、急しゅんな地形を形作ったとされる。
「ラルマナイ」は、アイヌ語で「水無沢」の意。一説には「急流の滝」を指すとされ、その名が付いたのが「ラルマナイの滝」だ。溶結凝灰岩の柱状節理(規則的な割れ目)が、変化に富んだ川底を作り、約10メートルの急勾配を雄々しく流れる。
最上流の「白扇の滝」は高さ15メートル、幅18メートルと最大で、水しぶきを上げて垂直に落ちる様子は真っ白な扇を広げたよう。北海道観光百景の河川渓谷・滝の部でベスト10に入る名勝地だ。
最も下流にある「三段の滝」には三つの石段があり、森の中から沢が滑るように流れ出る。さらに奥の「熊の沢」と呼ばれる沢地には源義経の財宝が眠るという「義経黄金伝説」が残り、陰影のある景色が歴史ファンの興味もそそる。【円谷美晶】
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◆アクセス
恵庭市中心部から道道恵庭岳公園線を西に約18キロ。ラルマナイ、白扇の滝には駐車場とトイレがある。三段の滝はラルマナイの滝の約200メートル下流。問い合わせは恵庭観光協会(電話0123・37・8787)へ。
http://www.google.co.jp/search?hl=ja&gl=jp&tbm=nws&btnmeta_news_search=1&q=%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%8C#q=%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%8C&hl=ja&gl=jp&tbm=nws&source=lnt&tbs=sbd:1&sa=X&ei=9CRMToGfOuqfmQWh-6mWCA&ved=0CBUQpwUoAQ&bav=on.2,or.r_gc.r_pw.&fp=fbaa0de53cb96cfd&biw=916&bih=562
支笏湖に向かう恵庭岳のふもとに、大小三つの個性的な滝がそろう渓谷がある。「ラルマナイの滝」「白扇の滝」「三段の滝」。観光地化を図ろうと恵庭市が98年に整備した「ラルマナイ自然公園」だ。
約4万年前、支笏火山の大噴火で大規模な火砕流が発生。谷に降り積もった大量の火山灰が溶結凝灰岩を形成し、周辺の漁川や支流のラルマナイ川に浸食され、急しゅんな地形を形作ったとされる。
「ラルマナイ」は、アイヌ語で「水無沢」の意。一説には「急流の滝」を指すとされ、その名が付いたのが「ラルマナイの滝」だ。溶結凝灰岩の柱状節理(規則的な割れ目)が、変化に富んだ川底を作り、約10メートルの急勾配を雄々しく流れる。
最上流の「白扇の滝」は高さ15メートル、幅18メートルと最大で、水しぶきを上げて垂直に落ちる様子は真っ白な扇を広げたよう。北海道観光百景の河川渓谷・滝の部でベスト10に入る名勝地だ。
最も下流にある「三段の滝」には三つの石段があり、森の中から沢が滑るように流れ出る。さらに奥の「熊の沢」と呼ばれる沢地には源義経の財宝が眠るという「義経黄金伝説」が残り、陰影のある景色が歴史ファンの興味もそそる。【円谷美晶】
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◆アクセス
恵庭市中心部から道道恵庭岳公園線を西に約18キロ。ラルマナイ、白扇の滝には駐車場とトイレがある。三段の滝はラルマナイの滝の約200メートル下流。問い合わせは恵庭観光協会(電話0123・37・8787)へ。
http://www.google.co.jp/search?hl=ja&gl=jp&tbm=nws&btnmeta_news_search=1&q=%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%8C#q=%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%8C&hl=ja&gl=jp&tbm=nws&source=lnt&tbs=sbd:1&sa=X&ei=9CRMToGfOuqfmQWh-6mWCA&ved=0CBUQpwUoAQ&bav=on.2,or.r_gc.r_pw.&fp=fbaa0de53cb96cfd&biw=916&bih=562