先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

オバマ大統領の絵本

2011-08-23 | 先住民族関連
(読売新聞 2011年8月22日 )

 アメリカのオバマ大統領が書いた絵本『きみたちにおくるうた』が明石書店から翻訳出版された。
 「知ってるかい」と2人の娘に人間の力や才能の可能性を問いかける手紙の形式で、アメリカの歴史を作った13人の偉人を紹介。絵本画家のローレン・ロングの温かなイラストが彩る。
 歴代大統領やアインシュタインら日本でも著名な人物の他、北米先住民の戦士、シッティング・ブル、貧困をなくそうとした社会事業家ジェーン・アダムズらも登場。アフリカ系初の米大統領でもある作者の信念が表れた人選になっているようだ。さくまゆみこ訳。1500円。
http://www.yomiuri.co.jp/book/news/20110822-OYT8T00447.htm?from=os4

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【白老】東町の水野さんがアイヌ工芸作品コンテストで3年連続グランプリ

2011-08-23 | アイヌ民族関連
(苫小牧民報 2011年 8/22)

 白老町東町の工芸家・水野練平さん(33)が、財団法人アイヌ文化振興・研究推進機構主催の2011年度アイヌ工芸作品コンテストの木工芸の伝統的作品部門で、3年連続となる優秀賞(グランプリ)を獲得した。これにより、史上最年少での〝殿堂入り〟も決定。水野さんは「今後も伝統を正しく継承していきたい」と誓いを新たにしている。
 同部門には、道内7人から11作品の応募があった。水野さんが製作したのは「タシロ」と呼ばれる全長35センチ、刃渡り21センチの山刀。イタヤカエデを素材とする、さやと柄には、光放つ魂を連想させる文様を円や直線を使って彫り込み、華やかさを表現した。
 一般的に、コンテストでは完成品が評価される傾向にある。だが水野さんは「目的は賞を取るのではなく、いかに伝統的な作品を生み出せるか」と審査の目に触れない製作工程でも、機械や接着材を使わない昔ながらの手法を貫徹。優秀賞3回獲得が条件で、15回のコンテストの歴史で7人目となる「伝統工芸家」の仲間入りを果たすことになった。
 「おととしはマキリ(小刀)、去年はイタ(お盆)と、毎年違う作品で優秀賞を取れたのは自信になる。自分はアイヌ民族ではないけれど、どこまでも伝統にこだわったものを作っていこうと思います」。自身の心に先人の姿を宿らせ、共に生きようとする強い意志を水野さんは力強く語った。
http://www.tomamin.co.jp/2011s/s11082201.html

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【駅人話】母恋駅

2011-08-23 | アイヌ民族関連
朝日新聞 2011年08月21日

■手作り公演と母の味
■泣き笑いの待合室
 母恋(ぼこい)は文字から連想するイメージとは違い、アイヌ語の「ポク・オイ」(ホッキ貝がたくさんあるところ)が語源という。
 駅は1935(昭和10)年に開業。ピーク時には近くの日本製鋼所(当時)への通勤客らで一日平均約8千人の利用があった。しかし、「鉄冷え」や東室蘭地区への住民移動などで、企業城下町として発展した母恋地区の人口も徐々に減少した。現在はピーク時の約3分の1の約5千人に。利用客も激減したため、84年に簡易委託駅になった。
 開業当時の木造平屋建ての面影を残す駅舎から懐かしいメロディーが聞こえてきた。駅の衰退に危機感を抱いた付近の住民が結束して、96年に結成した「母恋駅を愛する会」のイベント「楽しい音楽会」が13日、待合室で開催された。
   □  □
 イベントは皮切りの同年9月以降、毎月第2土曜日に欠かすことなく続いている。この日は飛び入りを含め通算181回目。家族3人の音楽一家が、オカリナなどで浜辺の歌や故郷などを演奏すると、約40人の聴衆の中には涙ぐむ人も。
 愛する会の代表は母恋で生まれ育った仁岸トモヱさん(76)。教員を定年退職したころ、夕暮れの寒い日に駅を訪れた。閑散とした待合室で3、4人のお年寄りが椅子に座り、下を向いていた。
 蒸気機関車の機関士だった父親と時々訪れたころの待合室は実ににぎやかだった。その変わりように心が揺れた。
 「何とかして、人が集まる場所にできないものか」。友人や近所の人らに呼びかけ会を結成した。
 公演内容は少年少女の合唱やマジックショー、平和をテーマにした紙芝居などと様々。ボランティアで参加者を楽しませている。
 愛する会の会員は現在21人で年齢は60~80代。待合室を住民らの交流の場として活用し、地域に元気を注入している。駅舎の花壇の手入れも欠かさない。仁岸代表は「可能な限り継続したい」。
   □  □
 待合室の片隅には、駅弁「母恋めし」の販売コーナーもある。ピンク色の風呂敷に包まれた弁当は、ホッキ貝の炊き込みご飯のお握りなどが入っている。
 作っているのは母恋在住の工芸家の夫婦。貝殻の工芸品作りをしている夫がホッキ貝の殻を作品の素材にしているため、中身が余ることが悩みの種だった。
 そこで妻が活用法を考え、お握り弁当に行き着いた。手作りにこだわるため、一日に50個しか作れないこともあるが、高い人気があり、札幌や道外からの注文もある。
(田中義信)
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01001001108220001

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最後の屋外公演=イオマンテの火まつり

2011-08-23 | アイヌ民族関連
(時事ドットコム 2011/08/22-07:55)

 アイヌ伝統の踊りや儀式を中心にした「イオマンテの火まつり」が、今年も9月1日から10月31日まで、北海道釧路市の阿寒湖温泉で開催される。専用シアターが2012年に完成することから、屋外で行われるのは今年が最後で、阿寒の自然や風土をバックにしたダイナミックな公演が楽しめる。
 イオマンテの火まつりは、儀式や舞踊を通じて自然の神々に感謝をささげるもので、披露されるアイヌ古式舞踊は、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界無形文化遺産にも登録されている。10月9日を除き、毎日午後9時から阿寒湖温泉の特設会場で行われる。観覧は有料で大人1000円、こども500円。問い合わせはNPO法人・阿寒観光協会まちづくり推進機構(電話0154-67-3200)まで。【もぎたて便】
http://www.jiji.com/jc/c?g=jfn&k=2011081900531

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