こんにちは、福祉保険委員会所属の石井伸之です。
本日は午前10時より午後3時30分まで子ども家庭部主催のひきこもり研修会に出席しました。
市役所1階会議室にて、ひきこもりについての研修会が行われ、同じ会派の高柳議員と共に出席しました。
講師は精神科医の田村毅先生です。
午前中は、座学形式で不登校・ひきこもりの理解と親の対応というレジメに沿って研修会が進みます。
ひきこもりの原因をある程度ぼんやりした形では理解していても、明確な理論を用いての研修は刺激になります。

大切な切り口として、人が成長して行く段階で「子供の関係性」から「大人の関係性」へ移行できていないという部分があります。

精神的なストレスに対して、大人であれば一旦受け止め、自分なりに理解したうえで次の行動へ移ることが出来ます。
しかし、子どもの関係性では、ストレスに対して受け止めることが出来ず、逃避するか?他者へ依存するか?責任回避するか?いずれにしても後ろ向きな行動に終始するそうです。
また、ひきこもりの回復段階というのは、ひきこもりを支援する上で、支援する側の適切な対処が重要であると考えさせられます。
一番最初の葛藤期から抜け出す回復期に向けてのメカニズムは、学校教育との連携が重要です。
そして、一番大切なことは「前向きさ」と「自信を与える」とのこと。
単純な例として、三日坊主を悪いことと捉えず「三日も続いた素晴らしいこと」との賞賛が必要で「次は4日目にチャレンジ」その励ましが必要との話は頷くばかりです。
さらには、三日続いたということを成功体験の一つとして、次に挑戦することが更なる飛躍に繋がります。
この部分は「心の安全基地」としての家庭や家族が重要です。
「自分は他者から愛され認められている」という愛着に対する現状認識の話がありました。
ひきこもりになる原因として十分な愛着を受けられないことも一つの原因だそうです。
午後からディスカッション形式で参加者が一つの困難案件について意見を交わします。
非常に難しい案件が提示されており、複雑に絡み合う原因を様々な角度から議論するというのは有意義な時間です。
私自身まだまだ一方的な見方に留まっているとの部分を、参加者それぞれの意見から知ることが出来ました。
話を聞く中で、私が福祉保険委員会委員長時代に委員会で視察した、藤里町社会福祉協議会会長菊地まゆみさんの話を思い出します。
国立市としてもひきこもり支援に向けて、藤里町の「こみっと」のような就労準備活動拠点が必要と感じました。
藤里町を視察した時の様子を、平成27年10月15日の日記に記してありますので、ご覧いただければ幸いです。←リンクを貼りましたので、是非ご覧ください。
ひきこもりからの脱却に向けて、国立市行政として地道な努力をしておりますので、議会として職員の皆さんを応援したいと心から感じさせる本日の素晴らしい研修会でした。
素晴らしい研修会を開催していただいた、子ども家庭部部長を始めとする担当者に心から感謝申し上げます。






子育て支援課や社会福祉協議会では、ひきこもり支援に向けて様々なイベントを行っております。
本日は午前10時より午後3時30分まで子ども家庭部主催のひきこもり研修会に出席しました。
市役所1階会議室にて、ひきこもりについての研修会が行われ、同じ会派の高柳議員と共に出席しました。
講師は精神科医の田村毅先生です。
午前中は、座学形式で不登校・ひきこもりの理解と親の対応というレジメに沿って研修会が進みます。
ひきこもりの原因をある程度ぼんやりした形では理解していても、明確な理論を用いての研修は刺激になります。

大切な切り口として、人が成長して行く段階で「子供の関係性」から「大人の関係性」へ移行できていないという部分があります。

精神的なストレスに対して、大人であれば一旦受け止め、自分なりに理解したうえで次の行動へ移ることが出来ます。
しかし、子どもの関係性では、ストレスに対して受け止めることが出来ず、逃避するか?他者へ依存するか?責任回避するか?いずれにしても後ろ向きな行動に終始するそうです。
また、ひきこもりの回復段階というのは、ひきこもりを支援する上で、支援する側の適切な対処が重要であると考えさせられます。
一番最初の葛藤期から抜け出す回復期に向けてのメカニズムは、学校教育との連携が重要です。
そして、一番大切なことは「前向きさ」と「自信を与える」とのこと。
単純な例として、三日坊主を悪いことと捉えず「三日も続いた素晴らしいこと」との賞賛が必要で「次は4日目にチャレンジ」その励ましが必要との話は頷くばかりです。
さらには、三日続いたということを成功体験の一つとして、次に挑戦することが更なる飛躍に繋がります。
この部分は「心の安全基地」としての家庭や家族が重要です。
「自分は他者から愛され認められている」という愛着に対する現状認識の話がありました。
ひきこもりになる原因として十分な愛着を受けられないことも一つの原因だそうです。
午後からディスカッション形式で参加者が一つの困難案件について意見を交わします。
非常に難しい案件が提示されており、複雑に絡み合う原因を様々な角度から議論するというのは有意義な時間です。
私自身まだまだ一方的な見方に留まっているとの部分を、参加者それぞれの意見から知ることが出来ました。
話を聞く中で、私が福祉保険委員会委員長時代に委員会で視察した、藤里町社会福祉協議会会長菊地まゆみさんの話を思い出します。
国立市としてもひきこもり支援に向けて、藤里町の「こみっと」のような就労準備活動拠点が必要と感じました。
藤里町を視察した時の様子を、平成27年10月15日の日記に記してありますので、ご覧いただければ幸いです。←リンクを貼りましたので、是非ご覧ください。
ひきこもりからの脱却に向けて、国立市行政として地道な努力をしておりますので、議会として職員の皆さんを応援したいと心から感じさせる本日の素晴らしい研修会でした。
素晴らしい研修会を開催していただいた、子ども家庭部部長を始めとする担当者に心から感謝申し上げます。






子育て支援課や社会福祉協議会では、ひきこもり支援に向けて様々なイベントを行っております。