ようこそ石の華へ

鉱物の部屋へのいざない

つらら

2013-01-31 11:25:03 | 日記・エッセイ・コラム

今朝の金沢の最低気温は-1.7℃だったそうです。つららができそうな気温です。

今日は「つらら」です。

つららは氷柱と書きます。昨年の冬に「氷」のタイトルで何回か書きましたが「つらら」のタイトルでは初めてです。

今朝のNHK総合の「あさイチ」で奥飛騨温泉郷の「青だる」の紹介をやっていました。その青く輝く巨大つららには人工的なつららとは分かっていても感動してしまいます。それらのつららには鍾乳洞の鍾乳石にも似た造形美とつらら独特の透明感のある美しさがあります。

私は「青だる」は見た事がありませんが、秋神温泉の「氷点下の森」には行った事があります。「氷点下の森」も人工的なつららから成る幻想的な氷の世界です。太陽光を通し、透き通ったブルーの色に魅せられた記憶があります。ただ、私が行った数年前は暖冬だったせいか、観光の目玉となっている凍るシャボン玉が見れなかったのが残念でした。

Photo
マンションの駐車場にできたつらら

これは数日前に自宅マンションの駐車場で見たつららです。

最近はつららを見る事が少なくなったと思います。小さい頃は冬になると、よくつららを見掛けました。屋根の軒下にできたつららを折って遊んだ記憶があります。その透明なつららには水晶に繋がる美しさがあり、子供ながらにその自然の造った結晶美を愛でていました。

実は、上の写真のつららは自然に出来たものでありません。それは駐車場のスロープに積もった雪を溶かすために人工的に撒かれた水が凍ってできたものなのです。駐車場のスロープの積雪問題は深刻な問題です。その問題の臨時的な救急対応としての散水だったのですが、その副産物としてつららが出来てしまったようです。

「青だる」や「氷点下の森」の人工的なつららも氷点下という過酷な冬の自然を逆手に取って人が創りだした観光スポットです。それは自然と人とのコラボレーションといえるかも知れません。

金沢市内で見れた束の間のつらら、それは密かに存在しました。ただし、すぐに消えて無くなってしまいました。

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2 コメント

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初めまして。 (耕生(kulturisto))
2013-02-01 00:20:01
初めまして。


耕生と申します。括弧の中のkulturistoは「耕す人」という意味のエスペラント(ザメンホフが120ほど前に作った人造語)です。


昨日、小松市の科学博物物館の説明を聞きに、市役所を友人と一緒に訪問し、いろいろ話を伺ってきました。ついでにこちらの要望も伝えてきました。友人は大手電気メーカーの金沢支店を定年退職された方で、風力発電や水力発電、太陽光発電ではプロ級の知識の持ち主です。


要望の中にはフーコーのオモリの設置や、望遠鏡による太陽黒点の自動追尾、惑星の縮小展示、鉄道のジオラマ展示・・・・・など、盛りだくさんの内容でした。話の途中で鉱石マニアの話になり、こちらの「石の華」を紹介されました。室長さんだったか参事さんだったか、名刺をいただきましたが、どちらだったのか忘れてしまいました。


実は私の子供の時からの趣味が「鉱石」の採集です!そのお店が金沢にあるとは驚きでした。今までは、出張で東京に出る度に、上野駅の科学関係店を覗いたりしていましたが、これからは地元でじっくり検討できるというわけです。ただし、金沢までバスで出かけていくと1,500円以上かかりますから、毎週というわけにはいかないのが残念なところです。


私はパワーストーンとか装飾品には全く興味のない、純粋なコレクターです。金沢へ行く時の楽しみがひとつ増えました。昔、ブラジルでたくさんの原石や化石を大量に日本に持ち帰ったことを思い起こします。


いずれ、お店でお会いしましょう!


ところで、このコメント欄には文字制限がありますか?別のブログでは全角400字(つまり400字詰め原稿用紙1枚)の文字制限があり、越えるとコメントができず、苦労させられます。そんな事のないことを祈っています。


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耕生 様 (MM)
2013-02-01 09:53:36
耕生 様

おはようございます。
コメント、ありがとうございます。
小松市の科学博物館とは今秋開館予定の小松市科学交流館の事でしょうか?私もオープンを楽しみにしております。
ご趣味が鉱物採集という事で、お会いできるのが楽しみです。
是非、ご来店下さい。
お待ちしております。

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