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鉱物の部屋へのいざない

阿手鉱山からの葉書

2024-06-11 13:38:08 | 日記・エッセイ・コラム

今朝、店の郵便受けに東京のKさんから非常に興味深いものが届いておりました。

それは、明治時代の絵葉書で、差出人は阿手鑛山から清國の親族への葉書でした。

上の写真がそれです。

東京のKさんは鉱物・鉱山を主なテーマにしている日本有数のコレクターですが、鉱物標本だけではなく鉱物関連の書籍や鉱山関連の歴史的資料など、今となっては信じられない貴重な関連資料をたくさん持っておられます。

今回は、資料整理の一環で出てきたもので、その貴重な葉書を送って下さいました。

阿手鉱山は明治時代の鉱山ですが、尾小屋鉱山の隣にあった事から、精錬所がある尾小屋鉱山まで尾小屋隧道で繋がっておりました。私は、小さい頃に、一度、その隧道を通った記憶があります。

今回の絵葉書の写真は小松のお旅祭りの曳山(明治39年東町)の写真です。実は、東町の曳山は昭和7年の橋南の大火で焼失しており、現在は存在しておりません。そういう意味では、この絵葉書は、非常に貴重な歴史的資料だと思いました。

私は、自宅の本棚にあった「新修 小松市史 資料編5 曳山」(平成15年3月20日発行)を店に持って来て、それを見直しました。

すると、その中に明治44年の東町の曳山の写真(小松市立博物館所蔵)が載っておりました。

上の写真がそれです。細部をチェックしながら見直すと、確かに同じ曳山の写真のようでした。

葉書の消印や文面は判読不明ですが、私のような小松出身の鉱物好きにとっては、その葉書は貴重な歴史的資料に違いないと思っております。

今回は、またもやKさんからの非常に貴重な贈り物でした。大変、感謝しております

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