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鉱物の部屋へのいざない

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「鉱物物語」

2024-06-18 11:52:23 | 日記・エッセイ・コラム

今日は、このブログでは珍しい音楽の話題です。

つい先日、自宅のBDレコーダーに予約した覚えのない音楽番組が録画されておりました。妻にその事を問いただしたのですが、「犯人は私ではありません!」という回答でした。

その番組とはBSテレ東『おんがく交差点』(2024.06.15)で、私は早送り再生しながら見てみました。すると、その番組の中で「方解石」というタイトルのピアノ曲が演奏されておりました。

どうも予約録画した犯人は私で、その番組は登録してあるキーワード「鉱物」に引っかかった番組だったようです。私は予約した事をすっかり忘れていました。

その「方解石」という音楽は、萩森英明さんという作曲家の作品で、透明な方解石の結晶の複屈折をイメージした作品でした。私には何となくバロック音楽のような感じに聴こえました。

その「方解石」という曲は「鉱物物語 第二集」の中の一曲らしく、私は「鉱物物語」という音楽に興味が湧き、他にはどんな曲があるのか?「鉱物物語 第一集」もあるのか?とか、「鉱物物語」でWeb検索をしてみましたが、Web上ではそのような情報が得られませんでした。

それで、今度は「萩森英明」という人名で検索してみました。すると、洗足学園音楽大学で作編曲の教員をされている事わかり、さらにパッヘルベルのカノンの編曲の動画がみつかりました。

その曲を聴いてみると、何となく作風がわかったような気がしました。

『おんがく交差点』の番組内のお話からは、もしかすると、この人も共感覚という特殊な才能を持っているのかもしれないと思ってしまいました。共感覚とは「ある1つの刺激に対して、通常の感覚だけでなく 異なる種類の感覚も自動的に生じる知覚現象をいう。」(Wikipediaより)らしく、非常に興味深い知覚現象です。ただ、私にはそのような才能はありません。

有名な共感覚の例として、アルチュール・ランボーの「A は黒、E は白、I は赤、U は緑、O は青」で始まるソネット『母音』という詩があります。詩人や音楽家の中には、独自の共感覚を持っている方が多いような気がします。

さて、私にはそのような共感覚がある訳ではありませんが、「鉱物物語」という音楽には興味があります。是非、その全曲を聴いてみたいものです。

 

コメント (2)
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