今日は当初予定していた話題を急遽変更して書きます。
今朝、常連のOさんが休暇を取ったという事で来店し、非常に面白い石を店に持って来てくれました。
上の写真がそれです。
それは何と!先日のブログ「不明だった重晶石」(2024.05.20)と同じ産地の同じ鉱物だったのです。
私は思わず笑ってしまいました。そして、それらを並べて写真を取らせていただきました。
私は、日本の鉱物標本市場で、これまで同じものを見た事がありません。それらはかなりレアものだと言えます。
今回、偶然にも、こんな近いところで、出会ってしまう事は、奇跡に近いと思ってしまいました。
両者を比較すると、この重晶石の完全結晶は球体であろうと想像できました。
実際、Mindat org.には、そのような球体状の結晶の写真も出ていました。
今回の両者は、方解石上に張り付いた球状重晶石の一部が放射状に結晶した形で共生していたものなのです。
鉱物コレクションを続けていると、今回のような偶然の一致現象が稀に起こります。
それが、また、面白く、止めれなくなってしまうのだろうと思います。