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鉱物の部屋へのいざない

細長い黄鉄鉱

2012-02-09 13:57:03 | 日記・エッセイ・コラム

昨日は休店日で、今日の午前中は用事があり、ブログ更新が遅くなりました。

一昨日、黄鉄鉱の写真を出した流れで今日も黄鉄鉱の話題です。

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?Buick mine Iron Co.Montanaの黄鉄鉱

上の写真は細長く結晶した黄鉄鉱の写真です。黄鉄鉱というとサイコロ状の立方体の結晶のイメージが強いのですが、実はいろんな形になります。ただ、このように細長いものは珍しいと思います。この標本のラベルにはPYRITE“bar”Butterstick Poketと書いてあります。何のことでしょうか?バタースティックというパンの形に似ているという事でしょうか?恐らく棒状の黄鉄鉱という意味なのでしょう。

この四角柱に細長く伸びているひとつの面を良く見ると、黄鉄鉱の小さな結晶が沢山付いています。この結晶はひとつの単結晶というよりも平行連晶の一種なのかも知れません。それにしても変種には違いありません。

Dscf7498

?中国湖北省大治産の黄鉄鉱・水晶

この写真はかなりのレアものです。先ほどの黄鉄鉱とほぼ同じサイズで同じような形をしております。表面も美しく単結晶のようです。さらに水晶の群晶と共生しており、群晶全体は上から見ると風車のような形です。さらに良く見ると、黄鉄鉱の先にある水晶は日本式双晶のように見えます。中国産の鉱物にはすごい標本がたくさんありますが、これも珍しいもののひとつだと思います。

今日はこの位にして、明日はいよいよ水晶の日本式双晶の話題にするつもりです。

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