ここにひとつの菊花状紫水晶の標本があります。
上の写真がそれです。
「石の華」的には店の名前にも通じる愛着のある標本です。
ただ、ひとつわからない事あります。それはこの標本の産地です。
この標本ラベルには産地が「鳥取県鳥取市金沢」となっておりましたが、色々、調べてみても正確な情報がありませんでした。
「金沢」と言う地名は、「石の華」的には愛着のある地名です。そして、鳥取市にも確かに「金沢」と言う地名がありました。
ただ、地図情報があるものの、そこに、この菊花状紫水晶が産するという情報が無いのです。・・・。
この標本に似たようなものは富山県中新川郡上市町稲村の菊花状水晶があります。
上の写真がその標本です。
両者の母岩の雰囲気は非常に良く似ています。・・・。
もしかすると、標本ラベルには間違いのある事がありますので、「鳥取市金沢」という産地名は誤りで、「富山県中新川郡上市町稲村」産の可能性もあります。
それから、産地は違えど、標本はそっくり、と言う場合もあります。(例えば、恋路の霰石と犬吠埼の霰石、遊泉寺の紫水晶と雨塚山の紫水晶、等々)
さて、どうなのでしょうか?はたして、その真相は???