いぬぶし秀一の激辛活動日誌

おかしな議員[わんちゃん]の激辛日誌です。日々感じたこと、活動報告、行政への提言など、本音で書き込む人気ブログです。

なんともな~第一回定例会代表質問

2007-02-22 | Weblog
 今日から第一回定例会が始まった。定例会初日は、交渉会派(議員3名以上)の「代表質問」が行われる。

 大会派順で、自民、公明、共産、民主、ネットの順で行った。注目すべきは、自民、公明、民主の代表質問である。なぜなら、永年、区長与党として、西野政権を支えて来た自民党が、その後継者指名を受けた「前助役」を推さず、都議を擁立することになったからだ。

 当然、現政権との対立軸を明示して有権者にアピールすべきであると思う。そこで、登壇したのは、区長候補として名乗りをあげた都議の弟さん。身内の登場に、議場内は大いに期待したのだが、退任する区長への賛辞に終始して拍子抜けだった。

 区内に4万とも5万とも言われる支援者を持つ公明党の代表質問も、興味をひいた。「前助役」支援と誰もが思っていたが、揺れ動いているとのウワサが流れたからだ。はたして、幹事長氏の質問は、やはり普段と変わらない「与党」のそれだった。

 二大政党、政権奪取を標榜する民主党は、国政では野党、区政では与党というネジレ構造のなか、小泉政権の「格差拡大」を批判し、西野大田区政をベタ褒め、という、なんとも理解できない質問に終始してしまった。

 共産党は、いつもながらの反対!反対!の連呼で、何かひとつでも区側が新規施策を表明すると「我が党の主張が具現化した」と、さも自らの提案のように宣伝する手法には、ほとほとまいる。

 ネット無所属連合は、所属議員が区長選挙に出馬表明をしたこともあるが、いつもながらの論客ぶりを発揮した。特に、区営住宅でのアスベスト処理の不適切さ、情報公開のいい加減さ、指定管理者選定基準のあいまいさについては、圧倒的に区長よりも理論武装、説得力で勝っていたが、あまりに難しい質問内容に、議場内ではヤジもでずシーン!一番良くできました!

 そして、今日のトピックは、自民党新人君が「変えよう議会2007」の賛同議員になってくれたことだ。これは、今の形骸化した議会を変えようというムーブメントで、大田区では、生活者ネットワークの奈須議員と私しか参加していなかったが、私が書き込んだMLを見て賛同してくれたらしい。先輩議員の現状を否定する勇気はたいしたもんである。全国的にも、無所属、ネット、社民系所属議員が多く、自民党からは新人、現職を通じ彼一人かもしれない。ただ、残念ながら、新人君のその志も初登庁日をもって、引っ込めなくてはいけなくなる現実が悲しい。


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