いぬぶし秀一の激辛活動日誌

おかしな議員[わんちゃん]の激辛日誌です。日々感じたこと、活動報告、行政への提言など、本音で書き込む人気ブログです。

ご苦労さん!西野大田区長5期で引退

2007-02-02 | Weblog
西野大田区長が、昨日5期の今期限りで引退する意向を明らかにした。4月の区長選挙を前に、区職員、議会、区内団体などが、その進退に注目したいた。区幹部職員や議員の間には、元区長と、次期区長を狙う助役との不仲説まで流れ、「どちらにつくか」が、まことしやかに流されていた。

 私は、1月5日の日記に書いたように、引退説をとっていたし、複数の情報筋(?)から、「区長の誕生日に引退発表」を聞いていたので、ああ、やっぱりという感である。

 西野氏は、18歳の12月に大田区に臨時吏員として入庁。日大の夜間で学び、東京都の幹部試験に合格。当時、都の内部団体だった大田区に戻り、議会事務局長、助役、そして、天野元区長の急逝を受け、区長に就任された。18歳以来、56年間区役所一筋で勤務され、兎に角、数字と業務に精通されていた。

 ただ、5期20年間は長すぎた。今、課長になっている多くの管理職が、入庁以来「西野体制」しか知らないのだ。行政経験にすぐれ、あらゆる業務を熟知したリーダーのもと、創意工夫よりも、トップダウンの指示を難なくこなすことが、管理職としての出世の道だった。さらに、次期区長と目される助役が取り仕切る「降格・左遷人事」が、より一層Yes manの管理職を作りあげてしまった。

 今後は、急速に次期区長への支持を各政党が決定するだろうが、共産党以外オール与党の区議会は、自民、公明、民主が、助役支持になり、生活者ネットワークと共産党が独自候補擁立。ほぼ、信任投票の形で、助役の区長就任となるのでは、というのが「業界筋」の読みだ。

 助役の行政改革の手腕は、大いに評価するところだし、喜怒が判りやすい性格は個人的には好感を持っている。しかし、彼の就任は、創意工夫がなくなった区役所内の空気を好転させるとは思えない。いや、より一層厳しくなるかもしれない。

 出て来い!民間出身の逸材!今こそ地方自治が、そして大田区政が面白い!いずれにしても、西野区長ご苦労様。お疲れ様でした。



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