いぬぶし秀一の激辛活動日誌

おかしな議員[わんちゃん]の激辛日誌です。日々感じたこと、活動報告、行政への提言など、本音で書き込む人気ブログです。

政権交代に向かってのドタバタ @大田区

2007-02-17 | Weblog
 5期20年間続いた長期政権の終焉に向かって、区役所が揺れている。次の区長の最有力候補と言われていた前助役が、議会対策と選対人選の先走りから、後退したため、ややこしいことになっている。

 区役所幹部では、「助役派」が幅をきかせており、人事的にも有利な立場にあったことは、ご本人たちがよくわかっていることだ。区議会議員も、何か陳情ごとがあれば、彼の部屋に相談に行くのが通例だった。そして、多くの議員が彼との親密さこそが、区政でのポジションであるとまで勘違いしていた。

 ところが、前助役が、あまりにも現職区長の後継指名での優位期待をし、選対の人選を誤った結果、議会最有力の自民党の反発を買い、現職自民党都議が最有力となってしまったのだ。

 困ったのは、前助役派として「議会なんてなんだ」とばかり、トップダウンのとおり区政を思うがままに司ってきた面々である。もし、自民党都議が区長になったら、議会側からの報復人事があり得る。とすれば、いまのうちに「助役派」のイメージを払拭しなければ、役人としての未来はない。さあ、大変!

 情けねえな~仕事で評価せずに、ロイヤリテイ(忠誠度)で人事を決定していた長期大統領制の末路である。

 さらに笑えるのは、平成19年度予算である。区長選挙があるので、人件費など義務的経費のみ決め、残りは新区長が決める「骨格予算」というはずだが、昨年比4.5%増の2147億1400億円をすでに編成。どうでもいい、お祭り「フェスタ」と、中学生の海外派遣事業などだけを先送りにしているのだ。

 なんのことはない「骨格」と言いながら、ほとんど「肉付け」ができた予算案である。そして、議会も「骨格」だからという理由で、本来1週間以上かけて審査るるべき予算特別委員会を、2日で終わらせるのだ。まあ、どうせ何日やっても、ビタ一文変わらない予算だからいいいのかも知れないが‥

 本当の理由は「骨格」だから、ではなく、区議選挙があるから、予算どころじゃない、とうのがホンネかもしれない。嗚呼!民主主義!地方議会!

スカパ ネットTV 起ちあがれ地方議員【戦う区議 犬伏秀一の報告】約60分



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