いぬぶし秀一の激辛活動日誌

おかしな議員[わんちゃん]の激辛日誌です。日々感じたこと、活動報告、行政への提言など、本音で書き込む人気ブログです。

後援会旅行、観劇会のお誘い

2007-02-03 | Weblog
 題名を見て「ついに犬伏も田舎議員に成り下がったか!」とビックリされた方もいるだろう。そうではない。議員になってからというもの、自宅に様々な売り込み、寄付、陳情などの郵送物が届く。その中でも多いのが、
「後援会旅行に当館を!」「後援会の観劇会は是非、○○のショーを!」といった部類のものだ。

 ここ2日でも2通届いた。「○木○夫のショーのチケットを、お世話になっているセンセイには、7000円のところ半額でご提供する」とある。(お世話した覚えはないが‥)妻にこんなもんが来た、と見せると「あら、それ近所のスーパーでも3500円だった。」なんじゃい!元々3500円じゃないか!

 国民宿舎からきたチラシには「大切な後援会旅行は安くて寛げる当館へ」とあった。「大切な」よりも「安くて」に力が入っているようで面白い。

 ちなみに、私は、2期8年の間、このような企画(?)を一度も行ったことがない。過去、旅行会社社長として、何回も「後援会旅行」の企画をたて、添乗員として同行し、主催するセンセイ方の哀れな、いや涙ぐましい姿を見てきた。私にはできない、とその時思った。

 ある議員さん(区議ではない)の日帰りバス旅行があった。私を支援すると申し出て下さった方から「あなたのパンフレットを、一緒に行く仲間に配るから頂戴」と連絡があった。さすがに勘弁して、とお断りしたが、「どうせ、みんな安いから行くだけなのよ。かまわないから」と。それでは、とありがたくお渡しした。そんなもんだよ~

 国会、都議会、区市町村議員などが、旅行に行きお酌に宴席をまわる、新年会に出てカラオケを歌う。そのことを否定するものではない。そのようなお付き合いも必要である。しかし、そのようなことだけで「いい政治家だ」と判断する風潮が、残念ながらまだこの国には根強い。先日も街で出会った方から「なんで新年会こなかったんだ。地元の議員で来なかったのはお前だけだ!(言葉そのまま)」と怒られた。しまった、忘れてた!嗚呼、民主主義‥

 昨晩、テレビ番組で、エジプト人の女性が、居並ぶ与野党の国会議員を前に「日本の民主主義はおもちゃだ!官僚の独裁主義じゃないか!」と声だかに叫んでいたが、まったく同感である。そして「おもちゃ」にしているのは、政治家よりも、後援会旅行や観劇会を期待する有権者では‥



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