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今富キリシタン墓碑

2024-02-19 07:45:27 | 長崎
2023年8月16日(水)


14時03分、長崎県指定史跡である大村市は今富キリシタン墓碑を訪ねた。



史跡ではあるが、お墓ゆえ頭を垂れ失礼をお詫びして撮影。故人が眠っておられるので、接近撮影はやめておいた。

大村市や長崎県の観光案内HPをまとめるに

この墓碑は、半円柱型のキリシタン墓碑で、墓石の上部、本来なら伏碑にした場合、正面にあたるところに、「台付干十字紋」を刻んだ典型的なキリシタン墓碑である。
天正四丙子十一月十一日/不染院水心日栄霊/一瀬治部大輔」と墓碑に刻んであるため、ここに眠るは日本初のキリシタン大名 大村純忠とともに洗礼を受けた一瀬栄正と考えられてきた。
が、この看板が設置されたあとの調査で墓石に刻まれた「干十字紋」の横に「慶長十九年」(1614年)の文字が発見された事から、墓の主は別人の可能性が出ているらしい。
キリシタン禁教時代に入ってからはキリシタン墓地の探索と破壊が行われ、取り締まりが厳しくなった事から、墓碑を縦に起こし、仏教の戒名を刻んで仏式墓碑に改造して今に至るという。

故人が眠る墓碑まで破壊したとは、禁教の過酷さを思いながら、現地を後にしたのであった。

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