トドクロちゃんと山登り

自然が好きで日本アルプスと近郊の山登り。
高山植物や四季折々の花を愛で。
史跡・歴史・ドライブがすきな自由人です。

GW山行は涸沢から北穂高岳、最終日は上高地散策1/2

2015年05月04日 | データ
■2015.05.01-05.03 北穂高岳へ

GWの山行は色々計画を立てたが結局、雪が少ない所は止め涸沢か立山方面に絞り込む。
立山はビーコンが必須だし一昨年の秋に行っているし涸沢は混み具合が心配だ。
そこで年休を取り少し早めに涸沢に入ることとした。

■2015.05.01 あかんだな駐車場が開くのが4時、上高地行きの始発バスが5:20出発。
これを目指し上高地に入る。
基本は冬山装備テン泊装備で入るがハードシェルは雨具で代用とした、また小さな三脚も持ってゆく。
カメラの機材もあるのでなるべく軽量化したい所だ。
6:00 上高地BT。
準備した登山届を提出し歩き出す、暦的には平日なので人は少ない。

6:07 河童橋。
この時間は人はまばらだ。

小梨平は梓川沿いで北上する。
岳沢から奥穂、木々の新芽が芽吹き出している。この時期3回目となるがやはり雪は一番少ない。

明神→徳沢→横尾と林道歩き。
08:44 横尾。
すでに日差しが強く日焼け止めを丁寧に塗り込みおにぎりで朝食とする。

屏風岩。
さすがに登山道は概ね雪に変わる。

10:20 本谷橋付近。
まだ川は雪の下で橋は掛けれない。雪の無い時に来たことがないのでここは何時も雪。
この沢筋を涸沢まで太陽光線に撃たれながら登高。
途中、右岸上部で落石の嫌な音が・・・・
ここも耳に情報を集中して歩く必要はある。

12:30 涸沢着。
結局過去2回とほぼ同じタイム。
まず受付(1000円)しテントを設営、上部側の聖地済みスペースを確保。
先日作った竹ペグを埋めテントロープを固定。先日竹ペグは在庫が無い事が分かり急遽製作した。


さあ、涸沢パノラマ売店で涸沢エンジョイだ。

ジョッキビールセット(おでん6品付き1400円)で涸沢に乾杯!!!

肴は贅沢な景色。

付け出しは・・・『吊尾根』

焼物は・・・『奥穂の雪屁』

〆は・・・『北穂沢』
明日登るルートだ。


テントに戻り、明日の準備。

テントの空気穴から前穂北尾根が見える。
ポカポカで少し寝ることに。

起きて夕食の準備。
パスタを茹でトマトチーズソースを絡め出来上がり、茹で汁でコーンスープ。
サラミを炙り、チーズを盛り付ける。
酒はまっさんの『竹鶴』をストレートでちびりちびり。

一人酒宴も終え、夜の涸沢を撮りに。

・涸沢小屋を後ろにランタンで明るいテント場

・月明かりの吊尾根

・テント場

満月に近い月明かりで銀河(天の川)の写真はNG。
じゃあ寝ます。

ダウン上下を着こみ象足を履きナンガのオーロラ450に入り寝ます。おやすみ。


■2015.05.02 涸沢2日目。
4時頃起床し朝食の食べ、登頂装備。
05:24 涸沢発。
既に10名程取り付いている。

今、出発しようとしている所です(左下の立っているのが私です。)

この時間は緩めだがクラストしているのでアイゼンがよく利く。
しばし登った所からの涸沢。

風も無く絶好の雪山日和。
最近この山域はヘルメット推奨領域となり8割方装備している。
登山開始時にも山岳警備隊に来年は装備願いますと言われた。
山の標準も年々変化している、良いのか悪いのか分からないが・・・

インゼルは東側を。(以前は西側ルート)
インゼル上部は最大斜度となりクラストしているこの時間は慎重に。

松涛のコルから山頂に至る少しの間だけ岩とミックス。
今回の山行をここに決めたのは雪の少ない今年のGWで山頂まで雪で行ける一般ルートはたたぶんここだけだから。
また、涸沢で一番景色の良い山頂は北穂です。(自認)
07:43 北穂高岳。

大切戸から繋がる槍ヶ岳。
槍の左奥に水晶岳、鷲羽岳、薬師岳、黒部五郎岳。
西鎌尾根から双六岳、三俣蓮華岳も見えます。
西鎌尾根も言ってみたいルートです、槍へ繋がる4本の尾根で西鎌尾根、東鎌尾根、北鎌尾根は行けてない。
北鎌尾根は別として西と東は何時かは行きますけどね。

笠ヶ岳。



常念山系の稜線は雪が無い。
横通岳(左)常念岳(右)

東鎌尾根から表銀座ルート、奥に後立山の山々。
何時か大天井岳から槍まで(表銀座ルート)繋ぎたいしそこには百高山の3座もある。

北穂高小屋と名物の雪壁。
ここはこの時期泊まりたい小屋NO1です。
ここでアーベントロート(Abendrot),モルゲンロート(Morgenrot)を見たいものです。
初日にここまで来るには強力な体力が必要で前泊をどこにするかがポイントとなる。
出会った人は涸沢小屋で一泊したのち北穂高小屋泊としたと言っていたとおりこれが一番良いかも。

山頂に戻り、北穂高岳東稜尾根。
通称『ゴジラの背』

奥穂とジャン。

奥穂、前穂。
中央奥は乗鞍、左奥に私の好きな南アルプスの山々。
空も澄み渡り快晴です。

前穂北尾根。
残念な事にここで5/3落石で無くなった方がいます。合掌。

下山は雪が緩みアイゼンが利かないので最大斜度付近では慎重に行く。

09:34 涸沢。
やっぱり飲んでいます。

さあ撤収だ。

日焼けした顔が痛い。
今日は徳沢まで戻りそこで幕を張る、翌日は上高地散策。
徳沢までは多くの登山者とすれ違い思ったように下山できない、今日が初日の人はとてつもなく多い。
テントが張れる場所ある?

これを見て日程をずらして良かったと一人思う。

最終日の記録は
GW山行は涸沢から北穂高岳、最終日は上高地散策2/2

■コースタイム
2日目
河童橋06:07→06:53明神館→07:45徳澤園→08:44横尾9:10→10:20本谷橋→12:30涸沢ヒュッテ泊
2日目
涸沢ヒュッテ05:24→07:43北穂高岳08:03→09:34涸沢ヒュッテ10:53→12:12本谷橋→13:29横尾→14:29徳沢泊
3日目
徳沢06:19→07:11明神館07:17→07:22嘉門次小屋→07:33明神池07:38→07:51明神館→08:43河童橋08:50→09:01上高地アルペンホテル09:10→09:26ウェストン碑→09:57上高地BT


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