西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

今年の漢字=偽(ぎ)、続いて食、嘘

2007-12-12 | 言語・字・言語遊戯
今日、今年の漢字が発表され、例年のように京都の清水寺で管主が、今年トップ漢字の「偽」という字を墨痕鮮やかに書いているのがテレビに映っていた。続いて、食、嘘という字と言う。

確かに「偽(ぎ)」は、偽りの食、偽りの住等で毎日のように新聞を賑わせた。
「人が為す」のが「偽」とは何たること、と思うが・・・。

政治、行政の面でも「偽」「嘘」がまかり通った。防衛省の前事務次官・守屋某に対する防衛商社による前代未聞のゴルフ接待漬けが問題となり、関連して歴代の防衛相の「わいろ」の疑いも国会等で取り上げられた。今年は嫌な幕切れだ。

来年は、「偽」が「義」に転じてほしいものだ。
NHKTVでは、来年は、歩、幸、澄、結になったらいいな、と言うことらしい。
「歩ちゃん」「結ちゃん」って子が身近にいるな、と思った。

「御茶ノ水」と「お茶の水」

2007-12-12 | 言語・字・言語遊戯
昨日、東京出張の帰り、JR市ヶ谷から御茶ノ水経由で東京駅まで、ある先生と来たのだが、その「御茶ノ水」駅で、私は「お茶の水女子大は、昔この辺りにあったようですね」と昔聞いた話をした。東大出身のその先生も「そうでしょうね」という位で、一寸心配になって調べてみた。

「御茶ノ水」については、Yahoo知恵袋に次のような説明があった。「慶長9年(1604年)ごろ、今のJRホームの対岸に高林寺と呼ばれる寺があり、その寺の境内に水が湧き出ていた。徳川家康がその湧き水を運ばせて、茶をたてたところからこの名が付いたとされる。」とある。

一方、「お茶の水」については、「お茶の水女子大」のホームページから沿革を調べると、明治8年(1875年)に、お茶の水女子大の前身、「東京女子師範学校開校式を挙行、開校の場所は、江戸時代から「御茶の水」と呼ばれていた現在の文京区湯島一丁目」とある。それが、現在地にくるのは関東大震災で校舎焼失したあとである。昭和7年(1932年)である。戦後に、東京女子高等師範学校が大学になった時に、どういう名称が良いか、東京女子大学というのは既に私学にその名称があったために、現在地(茗荷谷ーみょうがだにー)ではなく発祥の地の「御茶ノ水」に因み「平仮名」を取り入れ「お茶の水女子大学」となったと思われる。どうでしょうか。