西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

小澤征爾指揮を「一寸」見る

2007-12-29 | 生活描写と読書・観劇等の文化
今日、Bshiで小澤征爾スペシャルを一寸だけ見た。子供音楽会でベートーベンの交響曲第五番「運命」をやっていたが、指揮を見ているだけで感動してしまう。「小澤解釈」が少しだけ分る気がした。

これは2,3年前のもので小澤さんは髪も白くなっている。しかし、15年も前に「斉藤記念音楽会」でブラームスの交響曲第一番の指揮した時の録画も第一楽章だけ見たが、ここでは小澤さんは未だ髪も黒く若々しく「ういういしい」感じだった。

で、中断して買い物に出かけ、18時半過ぎに帰宅すると、Bshiでは、まだ「小澤征爾」をやっていた。今年9月に松本で行われた「サイトウ・キネン・オーケストラ」によるエクトル・ベルリオーズ作曲の「幻想交響曲」をやっていて聞いてみた。途中、テレビニュースを見るとて一部「中断」もある。
 私は、CDでヘルベルト・フォン・カラヤン指揮、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団による「幻想交響曲」を持っている。1964年12月、今から13年前の演奏である。そこで、そのカラヤンと小澤の指揮の特徴を演奏の長さで比較してみた。

 私の腕時計で、小澤演奏は、18時53分45秒に第一楽章スタート、カラヤンのは14分13秒間の演奏、従ってカラヤンなら第一楽章は19時7分58秒に終る。小澤は19時6分35秒に終ったので23秒短い。で、第二楽章は15秒長くなるが、第三、第四、第五楽章全て小澤はカラヤンより短かかった。最後は19時41分55秒で終った。総体としてカラヤンより大分短い。現在は、やはり「せっかち」になったのだろうか。

写真は、最近の小澤さん

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3 コメント

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Unknown (sugi)
2007-12-29 23:46:48
子の番組、見逃しました・・・
残念。
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Unknown (安達正興)
2008-01-01 10:08:10
そうでしたか、わたしもコンサート会場での演奏はせっかちになったとおもいます。カラヤンでもスタジオ録音したベートオヴェンと生演奏はミニッツの違いがありますね。当地なんかは欧州のハジッコですから軽く流すのでしょうか、演奏家によっては走るヒドイものあります。聞き手の独断かもしれませんがハタチの頃に馴染んだ音はもっと沈んだとおもうのですが……
しかしながら西村先生は実際に測るところがスゴイ。
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安達さんおめでとう (ichiro)
2008-01-01 20:36:29
やあ安達さんお久しぶり、おめでとうございます。
ノルウエーの正月はどうですか。いや日本に戻っているのですか。相変わらず辛口コラムですね。時々読ませてもらっていますよ。

とにかくCDなどにより何度でも聞けるので、カラヤン、フルトベングラー、小澤征爾など指揮者により違う演奏の長さを時計で計れますよ、一応客観的に・・・。

ポルカ等なら少し早くてもいいのですが、荘重な交響曲と思っているのにさっさとやられるのは嫌ですね。

今年も宜しく!
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