宮本顕治氏が亡くなった、老衰、98歳。もうぼちぼちかな、と思っていたが・・・。感無量。山口県光市出身、旧制・松山高校から東大経済学部卒、戦前、雑誌『改造』の懸賞論文で芥川龍之介を「『敗北』の文学」という題で論じ、トップ入選、次席が小林秀雄であった。戦前に、非合法の日本共産党幹部、投獄され、結婚した小説家・宮本百合子(旧姓・中條、お父さんの中條精一郎は、東大建築学科卒の建築家、百合子は親父さんとモスクワ等に外遊経験あり)との往復書簡は有名。戦後、顕治は日本共産党の書記長、委員長、議長を歴任、書記長時代に現・日本共産党綱領の元を策定。ソ連や中国の影響を排して自主独立路線を確立。私は、学生時代に宮本さん(宮顕ーみやけんーと言われていた)の『日本革命の展望』を読んで「反帝(反米に非ず)反独占の民主革命」というのに感銘を受けた記憶がある。再婚した奥さんとの長男、宮本太郎氏は現・北大教授、こともあろうに民主党寄りである。この太郎氏の家庭教師が当時、東大生だった現・日本共産党委員長・志位和夫さんというのだから因縁を感じる。
亡くなったのが、参議院選挙の最中というのも根っからの政治家であったということか。
過去ブログでの日本共産党記事:不破哲三さんhttp://blog.goo.ne.jp/in0626/e/08f678fbd2b3bae75cd099d8ea87da3b
正森成二さん:http://blog.goo.ne.jp/in0626/e/aeb2a8dc9e92e524ff14a9ddb918656b
亡くなったのが、参議院選挙の最中というのも根っからの政治家であったということか。
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