西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

クリコン

2005-12-03 | 言語・字・言語遊戯
12月になると、奈良女子大学時代の「クリコン」を思い出す。「隠し芸」で私が「白波五人男」の「弁天小僧」の口上をやったこともある。ある学生がミュージカル「ウェストサイド物語」の「アメリカ」を見事に歌ったこともある。色々なゲームも体験した。この「クリコン」とは住居学科、住環境学講座学生主催の「クリスマス・コンパ」の略称である。先生方も招待される。「クリコン」の本来の意味はそうなのだが、ある年に私は「クリコンの別の意義付け」を勝手にしたことがある。先ず私の質問:「日本で最初にノーベル賞を貰った人は?」ほぼ学生全員が「湯川秀樹先生」と答えられる。次の質問:「では二番目に貰った人は?」殆ど答えられない。一番と二番では、これほど情報記憶度に差があるのか、と思った。そこで私「朝永振一郎(ともなが・しんいちろう)先生です。実は湯川秀樹先生とは京大物理学科で同期です。朝永先生のノーベル賞を貰った理論は、「クリコミ理論」と言い、計算上、無限大に拡散するエネルギーを有限に「繰り込んで」理論の矛盾を解決した・・」と分ったように言ってから「1年の拡散するうさを、ここでくるっと「繰り込んで」納めて1年を終える、それがクリコンだ」と意義付けをとっさにしたことがあった。
(写真は、朝永振一郎先生)

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