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かぶれの世界(新)

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田舎暮らし雑感2020(8)

2020-08-09 21:03:02 | 日記・エッセイ・コラム
今日が今年大洲市で最も暑い日だったと思う。若くて元気な頃なら朝から汗をかきながら、冷たいものを飲んで暑さを凌いでいたと思う。高齢者の今は書斎のヨガマットにひっくり返って、今年だけの高校野球野球県大会とMLB中継をチャンネル切り替えながら見た。余り楽しくなかった。

だが、今日は起き上がって昼食前に汗を流してみようという動機があった。というのは、このところ故郷の実家の周りのお寺とか山裾の名もない道を歩く楽しみを見つけたからだ。去年までならバドミントン練習に参加して疲れ切り、昼食後は何もしたくなくなる夏の日々だった。

だが、酷暑の中の山(正確には丘)歩きはキツイ。思いついたのは新しい素材の衣服を試してみることだ。帰京した時に家内が買ってくれたシャツが安価なのに涼しく着心地が良かった。それならと機能性に優れるワークマンで、UVカットと速乾性が売りのサファリハットとTシャツを昨日買った。

早速その帽子とシャツを着て朝の11時に外出した。これが、30度を超す昼間なのに意外にも暑さが気にならなかった。いつもの散歩道を過ぎてショッピングモールに行き島村で涼しそうなショートパンツ(ボトムズというらしい)を買い、お店で着替えて実家に戻った。退職以来家族の贈物や着古しのお上がりで済ませてきた。安価だが衣料品を一揃い買ったのは20-30年ぶりだと思う。

帽子にシャツと短パンで計3千円、UVカットや暑さ対策だけでなく、鏡に映る私は急にお洒落になった。年齢を重ねて生き残った汗腺が上半身に集中し、頭部中心に汗をかくが体感的にはシャツの遮熱効果が大きく楽になった気がする。短パンは機能的には劣るがデザインがスリムになって若返った気がする。

週の初めに檀家の地区のまとめ役が家にきて寺会費5000円を支払った。彼は恒例のお盆のお施餓鬼(檀家総会)はコロナ対策で参加者を限って実施するので、参加を遠慮してくれと言われた。私が東京戻りだからとは言われなかった。棚経はやるはずと言われたがその後連絡がない。

本音は私も準備する元気がわかない。仏壇から過去帳やお位牌を出して最低限の準備をし、ご先祖を迎える積りだ。実はお寺にある明治以降の先祖のお墓はまだ何の手入れもしていない。というか、行ってもない。もう少し涼しくなったらお墓掃除に行きますと住職に言い訳することだけは決めている。■
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濃霧の予測、外れる

2020-08-08 11:41:50 | 日記・エッセイ・コラム
3日前の真夏の朝の濃霧に驚き、異常な自然現象の解明にはまった。色々な人の意見を聞いた結果、私の素人分析(想像)は、地球温暖化による宇和海の海水温度上昇で霧が発生、霧は夜間に西風に乗って大洲盆地に移動し、肱川が蛇行する大洲盆地に溜まり、河口の長浜に流れ出る、というもの。

昨日の夕方いつもの堤防沿いの遊歩道を散歩した時、会うといつも減らず口を叩く二人組のオバサンと意見交換した。その一人が近年の異常気象に気づいていた。昨夕も私が兆候かもと感じていた東西の山が霞んで殆ど見えず、先日聞いた地球温暖化説の受け売りで明日は濃霧が出ると断言した。

自分自身はまり方が異常だと思いながら夜8時半に実家を出て確認のため散歩コースを歩いた。空気が湿っぽく西の空に続く高速道路の明かりが霧で滲んでいるように感じた。実家に戻る途中の路地道の交差点にあるフラグは東に揺れていた。西風が吹いている。すべての事象は想像した通りで、夜のうちに霧が移動してきて盆地に溜まりそうだ、と思った。

11時前に就寝後も気になって眠りが浅く、2度トイレに立ち4時頃に廊下に出て南側の空を見た。何と南側の山影がうっすらと見えた。濃霧の気配ゼロだった。書斎の温湿度計は72%で濃霧で湿度が高い状態ではなかった。何故予想が外れたか、思い込みが強すぎたのかも。■
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最高のコロナ対策結果、国辱の最遅の分析結果

2020-08-07 12:08:20 | ニュース
日本人のコロナ患者の死亡率が欧米に比べ何故低いか、今頃になってやっと具体的なデータに基づく報告書が公表された。コロナ対策が何だか上手く行ってると「詳細なデータがない」のに世界的に評価されていたが、やっとその根拠になるデータが半年遅れで出てきた。

新聞報道によると国立国際医療研究センターは国内の医療施設約230のコロナ感染入院患者2638人を分析し、死亡率が欧米の1/3にとどまっている。日本人の死亡率は7.5%に対し、欧米中国は20%を超えている。その理由として、日本人は糖尿病などの基礎疾患(持病)の割合が少ない可能性があるという。欧米の医療崩壊云々は触れてなかった。

例えば、基礎疾患として糖尿病を持つ患者は17%と英米の半分程度。肥満の患者は6%と米国の6分の1以下だという。また、諸外国に比べ症状のない人が多いという。性別でみると、英国などと同様に日本人も男性が重症化しやすいことも明らかになったという。

これとは別に5日付の日本経済新聞は、「足元の感染者の約6割は20~30代の若年層だ。重症化リスクが高い60代以上の高齢者は第1波が31.1%いたのに対し、現在は11.6%だ。重症者の割合は5月7日の5.1%から7月29日には1.1%に下がった」と報じた。重症化率が大幅に減っているのだ。

私はこれらの報道を見て、「国辱的な赤っ恥」だと思った。WHOとかIブレマー氏などから日本のコロナ対策は高い評価を得ている。しかし、テレビ等の報道では世界的に大失敗した米国や英国が発表する海外のデータを引用して日本のコロナ対策を評価し報じる。

テレビは最初は指数関数的に急増する感染者数(欧米の大失敗例)を重ね合わせて、日本の感染対策を論じ国民を煽りに煽った。私はマスコミの余りにも低い知的レベルの論理に失望したが、国民を脅かし準備させる副次効果はあった。今回の発表は、日本にはデータがなかったと言い訳になった。

確かにこの報道を見て、日本のこの方面の遅れに深く失望した。実際のところ問題はコロナ感染医療対策に限らない。ほぼ全ての領域にかかわる「日本の病気」だ。保健所など関係者の頑張りは称賛するが、PCR検査の結果や追跡結果をファックス送信すると聞いて、私はのけぞった。

病院のオンライン検診が特別対応で法的に規制緩和された後も、導入した医療機関は全体の15%程度にとどまるという。マイナンバーに連動して導入される電子カルテも進む気配を感じられない。患者も医者も厚生省も皆で消極的に足を引っ張っているのが日本の現状だ。

総合すれば、これが今回の7月遅れのコロナ報告の大元の原因だ。国立国際医療研究センターの問題とは決めつけられない。だが、深刻な問題だ。データ無くして日本のコロナ対策は世界から正当な評価を受けられない。現に米国は渡航制限緩和の対象から日本を外すと今日報じられた。

私的には、新型コロナはワクチン等の薬が開発されいつか収まるが、この日本を覆う「IT音痴ウィルス」はどうなるか全く予断を許さない。「コロナ感染がガンガン進んで何万人死んでも、一方で冷静にデータ分析して全体像を正しく把握する」そんな日本人像は中々想像できない。■
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真夏の朝の濃霧の兆候

2020-08-06 11:44:08 | 日記・エッセイ・コラム
今朝は一転して朝から夏の青い空で、2階から見える山々がくっきり。気温も急上昇し35度を超え真夏日になる天気予報だ。起床時の室温は約25度でもやけに涼しく感じた。

だが、気温は昨日とそれほど変わらないのに湿度がやや低く体が楽だった。裏山から静かに吹き下ろしてくる風は爽やかで、7時頃の居間での朝食を取った時は足元がひんやりした。室温は変わらずで湿度はやや低い程度なのに、これほど体感的な差が出るとは思わなかった。

昨日とは大違いだ。原因はただ一つ、裏山から吹き降ろす風に含まれる湿気が少ないからだ。体感的な風の湿気は今まで雨が降った後に森林に貯えられた水分だと思っていた。だが、実はもっと遠くからくる大気中に含まれる湿気が、体感する風の湿度だったようだ。

その兆候はあった。昨日の夕食後何時もの堤防沿いの道を歩いた時、風が爽やかで四方の山々の影がはっきり見えた。汗はにじんだがそれは体を動かしたためで、体感的に気持ちの悪い汗のかきかたではなかった。これが、明日の霧はない兆候だと思った。

しかし具体的なデータで示すほどではなかった。こじつけると、テレビニュースがコロナ対策を具体的なデータで示せと言われ、政府や自治体が「総合的な判断」と答えるのに似ている。でも、なんか翌日の朝霧を予報できそうな気がする。この年寄りの体調が同じなら。■
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視聴者無視のNHK改革案

2020-08-06 11:03:57 | ニュース
NHKは23年度までに事業規模を7%縮小し、BS放送やラジオのチャンネルを削減すると一昨日報じられた。理由は総務省の指示のもと、NHKが受信料を背景に肥大化し民業圧迫との批判にこたえるためらしい。具体的な縮小計画の議論は不明だが、私は縮小決定の経過に違和感がある。

縮小計画は民放の批判に応えるためであり、番組内容に対する視聴者の声に基づいてないからだ。年の半分を田舎で過ごす独居老人にとってテレビは大事な生活の一部だ。しかし、民放のBSで放送される番組と言えば、殆どがTVショッピング、やけに古いドラマの再放送、韓国ドラマだ。

民放のBS放送には全くやる気を感じず、端から見る気も起こらない。酷い内容だ。NHKの場合も再放送が多いと思うが、民放に比べれば最近の見逃した番組が多く、内容も充実していると感じる。と言っても、NHKでもニュース以外は昼間からBSを見ることはまずないのだが。

つまり、番組の内容から言えば減らすべきは、電波の無駄使いをしている民放のBSだと思う。日本経済新聞の記事(8/4)によれば、放送や動画配信の世界市場はユーチューブやネットフリックスなど米国勢に圧倒されており、予算不足の日本勢は連携して対応すべきだという。

しかし、現在の放送の内容を見る限り民放にそんな能力は全く感じられない。ただゆるゆるの競争関係にして一息つきたいだけだ。私が時折批判するメディアの基本となる地デジのニュース報道姿勢も酷い、ただ日本語の壁に守られている素人集団のように感じる。

コロナ報道で米国の主要メディアはやり方を改善し、対立する両論の支持者に届く報道姿勢に見直して、ネットに逃げた視聴者を取り戻したという。今回はNHKだが、改革を求められているのはむしろ民放だと思う。NHKチャネル削減後は既存メディアではなく、是非とも新規参入社に振り分けてもらいたい。■
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