かぶれの世界(新)

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貿易戦争前夜

2018-03-22 18:10:57 | ニュース
昨日、森友問題は重要だけど世界で何が起こっているか全体像を見失うなと偉そうな記事を投稿した。その一つが早速週末に新たに表面化する。米国が鉄鋼関税をかけるか大統領判断が迫っている。世界各国や国際機関はこぞって反対を表明し、EUや中国は報復措置を用意している。このままでは貿易戦争になるというが、私は例によって貿易戦争に誰が勝つか天邪鬼的な大胆占いをしてみる。

貿易戦争に勝者はいないというのが定説だ。だが、戦争のルールを変えて眺めると勝敗はある。そのルールは至極簡単でどちらがより傷つくか、より大きなダメージを受けるか、だ。そもそもどの戦争もそんなもんだ。そのルールだと米国が勝つのは間違いないと思う。そう思っていたら、後に紹介する記事を見つけ俄然元気付けられ、その気になって以下に私の考え方を投稿する。

アルゼンチンで行われたG20財務相・中央銀行総裁会議は、名指しはしないものの保護貿易に傾く米国に非難が集中し、一方米国代表は公正貿易を主張し寧ろ中国に問題ありと非難したと報じられた。今朝の日本経済新聞は「ABC」リスク(America First, Brexit, China+Crypt-Asset)が世界経済の先行きを危うくする、国際社会の協調が試されると説いた(日本経済新聞3/22)。

世界各国の強い非難にも拘らずトランプ大統領は23日には輸入制限を発動すると見られている。メルケル独首相はこれを違法と決めつけ、対抗措置を採ると述べEU首脳会議で具体的な対応策を協議するという。併せて知財侵害認定され高関税を課される可能性がある中国も激しく反発するとみられる。

まさに世界経済は貿易戦争前夜にあると私は恐れる。そして全てはトランプ大統領の無知で独りよがりな判断が戦争の引き金を引くことになるだろうと。税財政や通商政策を束ねるコーン国家経済会議委員長が去り、世界経済は羅針盤を失ったトランプ大統領の暴走の被害者になるという構図だ。

戦争になったら誰も勝者のいない最悪の事態というのが大方の識者の見方だ。一般論として正しい。だが、被害が大きいのは誰かについては余り議論されてない。今日の日経はその答えとして米国が圧勝するというファイナンシャルタイムズ(FT)の注目すべき記事(3/19)を掲載していた。

記事は貿易戦争が拡大し第2ステージに移ると自動車関税の切り上げが課される。それと同時に英国のEU離脱時の混乱とディーゼル車の販売不振という元々抱えていたリスクが重なると、EU最大の経済大国ドイツは致命的な衝撃を受けて簡単に勝負が決まるという予測だ。つまり、第1ステージではなくその次に何が起こるかで勝負は決まる、ドイツは貿易戦争するには抱えるリスクが大き過ぎると。

私はそれ程深い読みではなく、米国が世界最大の貿易赤字国だということは、貿易戦争の悪影響が大きいのは中国など黒字国になるのは自然な流れと簡単に考えていた。貿易戦争の勝者はいない。だが同じ比率で貿易量が減ると仮定すると、黒字国の方が大きい悪影響を受けるのは簡単な算数で分かる。

記事は更に視野を広げる。重要なのは、世界は米国にモノを売り黒字を貯める一方で、多くの国の安全保障は米国に守られて来た。同盟国の姿勢「貿易黒字はそのままにして、防衛負担は増やせない」は、無理筋とも思えるトランプ大統領の関税引き上げ判断と裏表の関係で、EUにとり都合の良い関係を見直す問いかけでもあるのだと理解しておく必要がある。どう見ても米国の圧勝だという根拠だ。

23日の発表に向けて日本を含む各国の貿易担当代表が渡米し例外になるよう交渉をしているという。EU当局とドイツは米国商務省ロス長官と、日本はライトハイザーUST代表と大詰めの交渉をしたとワシントンポスト紙(WP)のDリンチ氏は報じている。交渉窓口が不明確なまま混乱してててんでにタマを打っているように見える。何が決め手か分かっていない。私にはやる前から勝負は決まっているように見える。トランプ大統領はそう思っているのだろうか。これが貿易戦争前夜の姿だ。■
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森友一点集中報道の危うさ

2018-03-21 18:14:03 | ニュース
先週半ばに朝日新聞が「森友学園に関して財務省の決裁文書書き換え問題」を報じて以来、野党各党は国会の内外で攻勢を強め、新聞テレビの殆どが連日大々的に報じている。報道の一部を見ただけだが、私も誰の指示で何の為に誰が公文書を改ざんしたのか問題を指摘するのは当然で知りたい。

私はずっと安倍政権を支持して来たが、本件に関しては安倍政権の持っている体質が引き起こした可能性があると感じる。決して安倍首相が直接かかわったとは思わないが、残念なことに官僚を含め周りの人達がやりそうだなという印象がある。徹底的に調査し解明されるべきだ。

本投稿は、森友問題の重要さについて異論はない。この1週間殆どの新聞テレビもこの問題ばかり集中して報じたことが、異常で危うさすら感じることを指摘するものである。例によって天邪鬼な問題提起だ。最初にこの特ダネを報じた朝日新聞の力の入れようは凄かったが、同じような紙面を連日続け他の新聞も追随したのはちょっとした驚きだった。

この1週間は世界各地でも重要なニーュスが続発した。中国全人代で習近平が強権的な体質を毛沢東時代にまで戻した歴史的な変革が確定し、ロシアでプーチン大統領が圧倒的な支持で再選され、英欧がEU離脱を巡り暫定期間を合意、北朝鮮との交渉に備え突然の米国外交体制の変更、米国の保護主義が世界に投げかけた波紋等々。森友報道の中、日本人は世界情勢を理解しているのだろうか。

心配性の私はこのマスコミの「森友一点集中報道」を見て、イケイケ報道で国民が大2次世界対戦を後押しした新聞報道の危うさを思い返した。当時の日本国民は一部の知識人を除き、世界がどう動いているかバランスの取れた情報など無かった。そして戦後になると戦争責任を軍部に押し付け、多くの国民はマスコミも含め戦争被害者の顔をした。

森友問題は非常に重要だが、マスコミは「国民が全体像を見失わないようバランスの取れた報道を」すべきだ。マスコミにとってそれは絶対的に果たすべき責任と私は信じる。マスコミはもう二度と国民を誤らせないという覚悟が必要だと思う。これが本記事の主旨だ。

蛇足だが、多分多くの国民はこの一点集中報道でもバランスを失っていないと思う。それは、森友問題で攻勢をかけた野党の支持率が殆ど変わっていないのだ。私にはちょっとした驚きだ。安倍政権の問題を非難するだけでは野党に支持が移らない、と国民は言っている。今の所・・・

何故そうなったのか、どういう分析が成されているのか気になる。3.11の不運はあったが、私自身も民主党政権時代の混乱は悪夢だった。特に鳩山首相は史上最悪だった。野党はこのダメージを克服してないのではないだろうか。政権を非難するだけでは信頼を取り戻せないと。■
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バンドエイドが行方不明!

2018-03-19 17:48:40 | 食・レシピ
昨夕、勤めから戻った家内が料理中に悲鳴を上げた。「バンドエイドがない!」

彼女は先週も料理中に大声をあげた。「痛い!」

見ると人差指の爪を包丁で削ったようで、その部分だけピンク色の肉が見えていた。

幸い刃は肉までには到達してなかったが、削り取られた爪が如何にも痛そうだった。

急遽買ってきたバンドエイドを朝晩巻いてあげるのが私の役割となった。

そのバンドエイドが台所や職場でよく外れてしまうらしい。

昨夕も料理中の家内がバンドエイドが外れているのに気付き、悲鳴を上げた訳だ。

しかし どこで外れたか分からない、台所のどこにも見つからなかった。

昨晩はカレーライス、もしかしたら鍋に落としたのかもしれないという。

彼女は散々鍋を掻き混ぜたが見つからなかった。

心配しながら家族揃ってカレーライスを食べたが、誰のお皿からも出てこなかった。

もしかしたら買い物中に落としたかもしれないと家内が漏らした。

どこかの奥さんが買った食べ物の中から出てこないとも限らない。まずいな。

ニヤニヤしながら言うと、誰もたしなめなかった。■
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我が家の今年度決算

2018-03-19 16:44:04 | 日記
確定申告提出後に還付金が振り込まれ、我が家の今年度決算がほぼ確定した。2017年度は年金が大幅に減額した一方で、一昨年の自宅建て替えの住宅ローンの返済が始まった。なので新規投資は全て凍結し、家族にも節約を強いた。その結果家計がどんな風になったのか確定申告後に整理してみた。

我が家の収支構造は大幅に変わった。最大の支出項目は住宅ローン返済になった。低金利の恩恵を受けたが、借主が69才では短期間の返済期間(10年)はやむを得ず、月々の返済金額は中々厳しい。

その次に大きな支出は税金と社会保険料だった。私の年金支給額が減った分減額されると期待した還付金は、大した額ではなかった。恥ずかしながら私の期待は根拠が無かった。年金減額の税金への反映は簡単な算数で分かり、結果として還付金額は理屈と一致していた。

それより、払った社会保険料が2割近く増えたのには驚きだった。何故増えたのかまだ理解出来ていない。暇な時に何故そうなったか調べてみようと思う。我が国が超高齢化社会になり社会保険料の負担は益々社会問題になるのは、我が家でも他人事ではなくなった。

驚きだったのは通信費だ。光ケーブル・インターネットサイト・固定電話料金・携帯電話料・ケーブルテレビ・新聞2紙の諸費用を全て合わせると、3人暮らしの我が家の食費の半分位かかっていた。携帯料金が消費を下押しする影響は新聞等で報じられて来たが、我家でも同じことが起こっていた。

家計が厳しくなる事情は家族に分かっているので、昨年から家族には頼み込んで節約を強いて来た。今回それが家計にどれほど反映されたか分析した。通信費以外の費目でこれ以上の節約をさせるのは難しいと思った。通信費については家族間で話し合って節約策を考えてみたい。

我が家の家計は東京自宅での暮らしの他に、田舎の実家のお守りのコストがバカにならない。実家の家や庭(庭師)、田畑(農地バンク、農協と水利組合)と山林(森林組合)、ご近所とのお付合い(組費)にお寺(寺費・初穂料等々)とお墓などがあり家計は東京とは分離している。

先祖から引継いだ実家の管理と、相続と退職で得た金融資産の管理を加え、計3つの管理は高齢者には容易ではない。幸運にも仕事で得た知識にパソコンと資産管理ソフトを活用して何とか間に合わせている。いよいよ保有資産を取り崩しながら第三の人生を送っていくことになったと実感した。■
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確定申告が終わり春が来る

2018-03-17 09:38:49 | 日記
昨日の記事ですが投稿忘れたようです。ボケてました。

2月末にe-Taxで確定申告を提出し2週間後に還付金が銀行口座に戻って来た。これまでより申告から還付されるまでの時間が短くなった様な気がする。昨年は年金が大幅に減額され(早死にする前提で年金支給を前倒しに設定、その結果70才を過ぎて年金支給が減った)、家内が退職して扶養家族になったので還付金が増えると期待したがそれ程でもなかった。

近年はネットで確定申告するようになったが、それ以前は最寄りの税務署まで行って申告書を提出した。税務署は何時も散歩する道沿いにあるので、署内で確定申告する人達の様子や駐車場の空きを待つ車列を見ながら歩いたものだ。私の印象では申告に来る人達の数が昨年より減った気がする。

先週末に東北旅行から戻った翌日の月曜日、散歩と買物を兼ねて税務署の横を通ると建物の外まで長い人の列が出来ていた。今年、初めて見る風景だった。彼等は締め切り前最後の日曜日に確定申告書を作り、月曜日の朝提出に来たのではないかと思う。更に歩を進めると駅から続々と書類を抱えた人が税務署に向かって歩いていた。もう春だ。■
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