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認知症のやりすぎ男が行く(実践編)

2024-05-10 21:21:32 | 日記・エッセイ・コラム
二日前に自転車で大洲市の最西端にある平野地区に行った。平野といっても殆どの市民は町の外れの集落程度にしか思わないだろうが、実は後方に広い山々を控えこの地で最大の出石寺に続く道がある。早期退職後に長浜の手前の川沿いの出石(いづし)駅から、母が買ってくれたマウンテンバイクで上った経験がある。だが、昨秋そのルートをロードバイクで挑戦して途中退却した。

二日前の午後4時頃に例によって突然思い付いて、自転車で平野から出石寺に行けるところまで行ってみようと再挑戦した。以前平野から挑戦した時は山腹の集落の途中で道路工事中で引き返した。引き返した地点の先に急坂が控えてたのでその時は都合良く諦めた。今回は工事が終わり障害がなかった。だが、必死で集落沿いの急坂を乗り越えたところで5時を過ぎていた。

これ以上は行くも帰るも危険な薄暗い山道を走ることになりそうだった。それにしても集落の最後の立派な家を通り過ぎた所から見た谷間に続く遠景はとても美しかった。次の機会にもっと時間に余裕をもって再挑戦したいと思った。帰りは急坂を下ったはずなのに家に戻ると6時10分を過ぎていた。これが二日前の無計画なサイクリングの結末だ。楽しかった。

そして、昨日はそれなりに覚悟してジョギングをトライした。昨年4月に退院して以来山裾歩きやサイクリングで徐々に脚力を回復させてきた。上記のようについついやりすぎたこともあった。だが、走るのだけは無理だと自ら諦めていた。たった10m走っても足が動かなくなった。

二日前の激坂挑戦は成功しなかったものの、挑戦を続けてやっていけばいつか脚力を回復するかもしれないと元気づけられた。ギブアップしたのは時間切れで、まだ続けられると感じたからだ。そして、昨日は一応ショートパンツで走れる格好をして腹をくくって家を出た。

夕方4時過ぎに表通りまで歩き矢落川沿いの散歩道から走り始めた。始めると想定通り直ぐに足が動かなくなった。特別足が痛くなった訳ではないのだが、何しろ足が動かないのだ。今まではそこでギブアップしていたが、昨日はそれでも走り続けた。多分、老人が足をもつれさせてよれよれ歩いているように見えたのではないだろうか。しかし、どう見えようと構わず走った。

長浜からの国道とすれ違う橋のたもとで少し休んだが走り続けた。3キロくらいよれよれ走りして足が続かなくなり、そのあとは歩いて帰宅した。多分、走りと歩きで使う筋肉に違いがあるのだろう。ともあれ、見るからに恥ずかしい走り方だったが続けて走った。

昨日はジョギング再開のきっかけを作れたと思う。これからは得意の「やりすぎ」を続けたいと思う、まだ不安だけど。1年前に退院後10日目にブログ記事「痛みが良くなり始めると体を動かしたくなりやり過ぎてしまう」と投稿した。先日、友人に「やりすぎ男」だと言い放されたが、私は元々そういう男だ。その結果ダメならそれでもいい。■

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