大胆占いは4半期毎に見直してきた。9月末から10月初めに投稿した記事を見返すと、3Qの見直しが見あたらない。この時期は母の再入院や尖閣列島事件などに目を奪われて、すっかり忘れていたようだ。このやり方が新鮮さを失いマンネリになったのが原因かもしれない。少し早めに半年振りにレビューし、来年は占いのやり方そのものを見直してみたい。
それはともかく、先ず年の初めの占いが1年経過してどうだったか見直してみよう。総括すると、世界経済トレンドはかなり的確に見通した(◎)が、国内政治経済動向の占いはマチマチの結果(△)、余興のスポーツ占いは私の悲観論を上回る素晴しい結果を残した(▼)。
海外の経済動向の予測は並みのアナリスト・経済評論家より遥かに正確に予測したと自画自賛する。切り口を米国・欧州・新興国に分けて予測する見方が良かったと思う。新興国経済は占い以上に成長したが、先進国がもたらした過剰流動性相場が今後悪影響を残しそうだ。
一方、日本は停滞が続くのに問題先送り、政治の混迷の責任は重い。政権交代は鳩山首相の迷走で期待が幻想になり、その後も民主党政権の混迷が続いている。自民党はこじつけの反対を繰り返し重要な政策論議を国会から奪い、責任野党の役割を果たしてない。国民に選択肢の無い不幸な状態を作っている罪も同じように重い。国民にも自らの選択結果という自覚が無い。
先進国の金融政策がもたらした円高と国内市場の停滞は、日本企業の海外移転を加速させ結果として雇用回復を遅らせている。この喪失した雇用はもう戻らない可能性が高い。物づくりだけに拘らず新ビジネスが生み出す雇用創出が必須だが、国民は既得権益維持に忙しかった。
◎1.追加対策で米二番底回避、成長率3%切る、歴史的過剰流動性と財政赤字残る(0.7)
◎2.世界経済回復もEUは不良資産処理に苦戦、一方新興国絶好調で世界経済牽引(0.6)
◎3.中印経済は輸出回復し内需も順調に成長、成長率は夫々10%台と7%台に(0.7)
○4.内閣支持率更に低下、予算成立後か参院選後政局に、連立崩壊するが鳩山続投(0.3)
△5.日本経済は輸出増で何とか成長率1%前後、雇用は構造的な停滞が続く(0.6)
△6.日経平均は政策混乱と不信が広がるも、後半円安で輸出増、13000円に盛り返す(0.4)
▼7.日本サッカー、健闘するもW杯予選ラウンド通過できず(0.7)
○8.日本人MLB:イチロー・松井とも年齢と健康問題で苦戦(0.5)
( )内数字は予測の自信の程度、例) 0.7は70%の確率で実現すると予測した。
最後にお楽しみのスポーツは厳しい予測したが、松井以外は予想以上の活躍で嬉しい。イチローは別格だった。サッカーでは突然変異的孤高の存在だった中田と違って、日本のサッカー全体が世界に通用するタレントを生み出し始めたと実感する年だった。日本サッカーは大筋で制度や運営が定着し、選手育成レベルでも野球に近づきつつあると感じた。■
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