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確定申告

2005-03-13 14:40:09 | 社会・経済
父から相続した田舎の国道沿いの狭い農地を貸しているので、毎年不動産所得の確定申告をしてきた。現在はそれに加え時折入ってくる経営コンサル及び退職金の残りを投資した金融資産からの収入が少しずつあり、納税額は少ないのだが今年もいつもの通り確定申告をした。提出しなければならない申告書や資料の種類は多いのだが、実は納税額は昨年の家内が得た内職の税額とあまり変わらない。

最初は今年から導入されたe-taxを利用するつもりで最寄りの税務署に登録、ソフトを入手しインストールしてデータ入力を開始したのだが、本人確認のための電子認証で躓いた。手軽にできる電子認証の手段として、市役所で例の住基カードに書き込んで貰い、パソコンに接続されたカードリーダで読み取り国税庁のシステムに送って本人確認する方法がある。カード書き込みの費用は500円程度だが、私はカードリーダを持っていない。市役所に問い合わせたが電子認証はカードしかできないという。民間で電子認証を発行してくれるところがあるが、いずれもビジネス用途で発行料金が高い。他にカードリーダを利用する予定もないのでe-taxの利用はやめることにした。

昨年までと同じように国税庁のWebを利用して確定申告を作成・印刷して税務署に提出することにした。要領は昨年とほとんど変わらない。不動産所得は特に変更なく収入から税金などの必要経費を差し引いた収支計算書を手書きで作成し、その結果を入力する。変わったのは証券会社の特定口座上で行った株式売買で得た所得(譲渡益という)は、証券会社が1年間の取引を整理した報告書を書き写せば済むようになったことだ。計算は楽になったが必要経費を計上できなくなった。税務署に問い合わせると特定口座では証券会社が計算した経費以外は認めないと冷たい返事が返ってきた。

控除額計算は社会保険・生命保険・損害保険と扶養控除や基礎控除などの合計で特別問題はないが、収入が減った現在社会保険料が相対的に非常に大きい金額になったのを実感した。年金未払いが多くなっているのも当然かと妙に納得した。税金計算上は配偶者控除がなくなったことが痛い。これだけで3万8千円余計に税金を払わなければならない。データ入力が終わるとその後は自動的に税金が計算され、定率減税と納入済み税金の差分が加味されて最終的に支払う税金が算出される。その後住所や事務的な情報を入力して申告書が作成されプリンターに打ち出し、それに源泉徴収票などを添付して終わった。

申告書作成に実質1日もかからなかったが、新しく買い換えたパソコン上で入力画面からPDF形式の申告書作成時アプリがエラーになった。ホームネットワークを使い古いパソコンに入力画面を転送してPDF文書を作成し、送り返しそれを印刷するという技を使った。エラーの原因はわからないが、こういう時は複数の環境の異なるパソコンがあると便利である。このテクニカルな問題を除けば、インターネットを使った確定申告は簡単で便利である。この後、家内の申告書作成を手伝ったが実に簡単に作成できた。家内の給与は源泉徴収されてないが、自動的に計算された必要経費は交通費・材料費・設備償却など考えうる実費の積み上げ事前の推定値よりやや多く妥当と思われる。手書きの申告書に比べ少なくとも計算ミスがない分税務署の信頼も高くなると思われ、是非とも利用を勧めたい。明日提出する。■


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