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倍内閣の支持率急低下、中国経済成長ノンストップ、長引く米国住宅ローン問題など4-6月は予想外のことが続いた。サッカーのアジアカップの帰趨を見てと思っていたが、昨日激戦の末PK戦で豪州を破ったところで手遅れになる前に大胆占いの2Q見直しをすることにした。
効果を上げたと思われた安倍首相の開き直りは年金問題の対応で国民の支持を失った。それまでの外交政策や構造改革は年金問題ですっ飛んでしまった。テレビの影響が決定的な時代で手法や姿勢が小泉政権に比べメリハリに欠け支持率低下を食い止められないでいる。
世界経済はBRICsや資源国及び欧州が好調で、日米を含めたグローバル企業も好業績をあげているが国内市場は緩やかな成長に留まっている。米国のサブプライム問題はヘッジファンドから金融システムにまで影を落とし始め甘く見ると大火傷する事態になることがはっきりしてきた。
2月27日上海市場暴落から始まった世界同時株安後は調整が落ち着いたかに見えたが、世界的な過剰流動性は修正されておらず、世界市場は以前過熱気味。しかし、日本だけは蚊帳の外で世界から取り残され存在感をなくしつつある。目覚めよ日本と言いたい。
1. 改革相次ぐ妥協で支持率低下、参院選前に安倍首相開き直る → ◎ 国民投票・公務員制度改革など安倍色を出し支持率の低落を食い止めたかに見えたが、年金問題で躓き政治と金の問題で国民の信を失った。来るべき参院選で大敗が予想されている。郵政改革反対派の復党から始まった「妥協」の姿勢に起因すると私は思う。
2. 消費伸び悩みで日本経済低成長、GDP成長率1.8% → △ 2.3+0.3% 世界経済好調に牽引され輸出・設備投資が1Q見直し時以上に堅調、消費も緩やかではあるが回復が続き成長率は予想を超えて2%半ばまで改善の見込み。
3. 米国経済軟着陸、GDP成長率2.8%に留まる → ○ 2.3% 1Q見直し時と変わらず。原油高に加えサブプライムローン問題が金融不安に繋がる恐れあるが、消費は堅調で成長率は2%前半に留まる見込み。民主党多数の議会は徐々に対中国強攻策に転じつつあり要注目。
4. 中国経済過熱抑制策が始めて機能し成長率10%を切る → ▲ 9.7+0.8% 人民銀行は、今年6月末の外貨準備高が前年同期比41.6%増の1兆3326億ドルに達したと発表した。政府の打ち出した金融政策や環境政策は目に見えた効果が出ていない。しかし、それほど景気過熱感がないとの見方(世界銀行)があり、対策に一貫性が感じられない。
5. 欧州、BRICs経済の好調続くが年後半頭打ち感出る → ▲ ドイツをはじめEU各国は全体で依然好調、世界経済を牽引している。インド経済も再び堅調な成長を見せ、資源価格高止まりで資源国も絶好調。
6. 日経平均18,000円突破、為替ユーロ>円>ドル安 → ○ 世界同時株安の調整は終わり、18000円突破でも日本市場一人負けの様相になった。ユーロ高が更に進む(\170/euro)が, 円キャリートレードの巻き直しと個人資産の海外流出でややドル安の展開を予測する。
7. サッカー:アジアカップ連覇ならず、オシム成果が出始める → ◎ アジアカップで豪州を破りベスト4に勝ち残った。オシムの考えるサッカーの成果が形になり始めた。アジアカップの連覇できるか分からないが、悲観する負け方ではないだろうと予想する。
8. 日本人MLB活躍続く、松坂一発病に悩むも活躍、日本プロ野球低迷 → ◎ 依然日本人の誰か一人は毎日活躍している。松坂が一発病より臆病な四球病に悩まされるとは思わなかった。イチローの活躍は感嘆するばかりだ。日本プロ野球の構造改革は予想通り遅々として進まず。■
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