再び健康ネタです。今月ずっと歯医者に通っている。普段何ともないのだが固いものを噛むと奥歯が痛い。半年振りに診てもらうと診察室の様子が変わっていた。小型CCDカメラで患部を撮影し、目の前の平面テレビに拡大して写し、何所が悪くてどういう治療をするか、治療後どうなったか教えてくれる。
小さな虫歯が3箇所見つかったが、肝心の痛みがある奥歯は見かけ上は何とも無かった。それではとX線撮影すると歯並びの方向に20度程度傾いていることが分かった。その歯と歯茎の間に細い針金を突っ込むと通常の3倍くらい深く入ると言われた。
異物が入り込んだと思われるので、「ソウハ」しますといわれた。歯茎と歯の間に入ったゴミをかき出すということらしい。帰宅して調べると岩波の国語辞典では「ソウハ」は見つからなかったが、家内が昔から使っている金田一先生の辞書には載っていた。このワープロでは変換されない。
治療が始まると歯の周りに麻酔をかけて歯茎と歯の間を曲がった針のようなものでガリガリとかき回されている感じがした。麻酔で痛くはないが想像するだけで怖かった。後は化膿止めの処置をして痛み止めと消毒液を渡されて様子見ということになった。
月曜日に噛むとまだ痛みが残っているというと、先生は当然だといわれた。傾いたのは歯を支える歯茎の骨が傷んだのが原因だが、この骨は自然治癒する性格があるので根気良く待つしかないと。自然治癒の力は個人差があるとも。年齢もあるに違いない。直らない場合もあるような口ぶりで不安になったが、先生に確かめる勇気が無かった。
自然治癒といえば私はこの数年自然治癒に頼らなければいけない怪我ばかりしている。2年間半前に内転筋を傷め、先月は大臋筋を傷めた。内転筋は怪我する前の50%の筋力しか戻っていない。大臋筋は傷めたばかりでまだどうなるか分からない。
医者に自然治癒といわれると「元には戻るなんて贅沢です、半分でも戻れば大成功と思って下さい。」と印籠を渡されたような情けない気持ちになる。20年前にやった肉離れは大事だったが完璧に治った。いま私の自然治癒力がどれだけ残されているか試されている。■
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