かぶれの世界(新)

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携帯洗濯サバイバル

2009-12-14 22:11:08 | 日記・エッセイ・コラム

前回の「自虐私観」に続いて自虐ネタをもう一つ。我ながらドジと思うことは日常茶飯事のこと、自虐ネタに事欠かない。今度は携帯電話を洗濯してしまった失敗談について。

母が脳梗塞で倒れた時、私への連絡が東京の自宅と田舎の実家の間を行き来して、緊急連絡用携帯の必要性を実感した。取り急ぎ田舎に戻り母の容態が落ち着いたところで、一旦帰京して当座の用事を済ませ再度田舎に向かう時、家族の助言でついに携帯電話を購入した。

息子と一緒にお店に行き、老人用と思われるキーサイズが大きく操作が簡単そうな携帯を選び、最低限の機能だけ選択してランニングコストが最小になる契約で購入した。

ところが田舎で最も長い時間過ごすはずの実家の二階の書斎に、電波が届かない。実家が山裾の谷間にある為か、机の上は圏外表示、部屋の隅で一本バーが立つだけで、携帯が通じない場合があることが分かった。1階は大丈夫なのだが。これでは役に立たない。

それでも、外出や散歩とか書斎以外のところで病院からの連絡を受けた事も何度かあったから、多少の投資効果はあった。

ところが、やってしまった。

その日は早朝散歩から帰って来て、天候が良く空気が乾燥した日になりそうなので、思いついて厚手の乾き難い衣類の洗濯をすることにした。そして洗濯機が回り始めるといつもと違う音が聞えた。もしかしたらと悪い予感がして洗濯機を止め、洗濯物のポケットを探ると携帯が出てきた。

待ち受け画面を表示しておりまだ動いていた。直ぐに電源を切りバッテリーを外してタオルで拭き、入念に水切りをして窓辺において乾燥させた。水分が残ったまま電源を入れると電子回路が壊れる恐れがあると思い、用心して2日間何もしないで乾燥させた。

皆に知れ渡り馬鹿にされそうだ、と最初に思った。電話業界に勤める娘だけにこっそり問い合わせのメールを入れたが、生憎彼女は仕事に出ておらず直ぐに返事がなかった。2日後の昨日バッテリーを挿入し恐る恐る電源を入れると、正常に回復した。

製品の防水加工が有効だったのか、私の当座の措置が正しかったか、はたまた単に幸運だったのか、理由はともあれ一件落着した。水に漬ける前のバッテリーは3本バーだったが、再立ち上げ回復後は1本バーになったが、再充電後のバッテリーは今のところ正常なペースで消費している。■

コメント
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