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2010年1月29日開設
大岡昇平、佐藤優、読書

【佐藤優】社会情勢を反映した長時間労働対応の特捜部隊「カトク」の実態

2018年09月10日 | ●佐藤優
★新庄耕『カトク 加重労働撲滅特別対策班』(文春文庫、2018)

(1)長時間労働が主題
 <大企業により長時間労働を余儀なくされ、社員が疲弊する構造を見事に解き明かすとともに読んで面白い優れたエンターテインメント小説だ。>

(2)検察官送致
 <主人公の城木忠司は、カトクに所属する労働基準監督官だ。
 〈通称カトクと呼ばれる加重労働撲滅特別対策班は、大企業の違法な長時間労働への対応に特化して新設された厚生労働省の特捜部隊だった。大阪労働局にもカトクが設置されているが、ここ東京労働局カトクでは、八名の労働基準監督官が勤務し、城木もまたその一員として名を連ねていた〉
 カトクの特徴は、大企業を対象とすることだ。相手は優れた弁護団を擁し、有力な政治家とも人脈を持っている。それだからカトクは検察庁とも連携しながら仕事を進める。
 〈カトクは、大企業の違法な長時間労働に対して組織的に捜査を行い、法違反が認められれば、各監督者が行政指導の一環としておこなう是正勧告にとどめず、原則、刑事事件として検察官送致まで持ち込むことを特徴としている〉
 すなわち逮捕、送検まではカトクの権限でできるのである。>

(3)問題社員の存在
 <この作品が優れているのは、エンターテインメント小説が陥りがちな勧善懲悪物になっていないことだ。ブラック企業で加害者となる人にもそれなりの事情がある。広告代理店で対人関係が苦手なのでリストラされそうになったが、業績主義が導入されたために生き残り中間管理職になった中村沙智がその例だ。
 〈「うちのリームって、もともと社内で居場所がなくなった人が集まるところだったわけ」
 沙智はそう切り出すと、少し思い返すようにかたわらの壁のほうを凝視してから、説教じみた口調でつづけた。
 「言い訳ばかりしていくら言っても仕事をしないやつとか、態度だけでかくてパソコンもまともに使えないやつとか、日中はボーッとして夜になってようやく働きはじめるようなやつもいるし、って言っても仕事しているふりだけでぜんぜんなんにもしないんだけど。他にも、小遣い稼ぎだか家のローンが苦しいのか知らないけど、あからさまな残業代目当てで、すぐ終わるような仕事をだらだら引き延ばすっていうせこいのも結構いるし」
 城木は黙ってうなづいていた。
 沙智のチームが社内でそのような位置づけだということは把握していなかったが、問題社員の存在については他の企業でもよく耳にする話ではあった。コンクラーベほど大きな組織ともなれば、従業員が多い分、中には生産性の低いものも少なくないだろう。ましてや従来の年功序列や終身雇用といった文化を捨てて成果主義に転換したとなれば、会社の新しい評価基準からふるい落とされて行き場を失ったものも多数生まれているのかもしれない。仕事に必要な能力、意欲や取り組みの姿勢はつきつめれば当人次第のところは否めず、彼らにかかわる問題のすべてを管理責任に負わせるのはいささか酷な気もするが、だからといってそのことを理由に違法行為が許されていいはずはないと城木は思った。
 「寄せ集めの部隊任されて、会社からは結果出せって言われて、あんたたちからは法律守れって言われて、どうしろって言うの?」
 沙智はなじるとうに言ってから、城木の顔をするどくねめつけた。
 「それは・・・・」
 「おとなしくあんたたちの言うことを守って、ぜんぜん成果だせなくてそれでクビになったら責任とってくれるわけ?」〉
 沙智の言い分に共感する中間管理職も少なからずいると思う。沙智がこのようになっていく背景には母娘関係があることを新庄氏は巧みに描いている。>

(4)睡眠時間二、三時間
 <絵に描いたようなブラック企業の代表取締役社長・菅野洋一郎は定例の営業所長会で、こんな調子で部下を締め上げる。
 〈菅野はすばらく彼らを見つめ、マイクを手にし、
 「田中」
 と、片方の名を呼んだ。
 呼ばれた方が手をついたまま恐るおそる顔をあげる。
 「お前、昨日何時間ねた」
 「・・・・よ、四時間です」
 それを無視して、菅野はもうひとりの方に眼をむけた。
 「富永、お前は」
 「っと・・・・に、いや三時間ぐらいは」
 震えをおびた声が返ってくる。
 「ちょっとラクをしすぎじゃねえかそれ。なあ」
 二人は低頭したまま答えられないでいる。他の営業所長らはかたい表情で菅野の方に視線を送っていた。
 「そんなんで若いやつら本気になれんのか。上が四時間寝ていたら、下は四時間寝ていいって思うだろ。ちがうか。甘やかすな。上が二時間の睡眠で必死な背中を見せたら、下も二時間で食らいついてくるんだよ」
 菅野が創業したばかりの頃は、二、三日徹夜がつづくのはざらで、心身とも負担は少なくなかったが、やってやれないことはなかった。六十代半ばを過ぎたいまでも、平日は三時間、休日でも四時間ほどしか睡眠をとらない〉>

(5)努力だけではどうしても越えられない壁
 <菅野のようなタイプは、企業や役所でもよくいる。たいへんな努力家なので、今日、自分が成功したのは自分の努力の成果だと思っている。ここまでならば、まだ許容範囲なのだが、こういう人は、自分の基準に達しない人は努力が足りない怠け者であるという断定をする傾向がある。人間には努力だけではどうしても越えられない壁があるということが菅野のようなタイプの人間にはわからないのだ。
 もっともこの小説では、城木との出会い(正確には再会)によって菅野は変わる。その過程で城木が労働基準監督官に転職する動機をもたらした意外な事実が明らかになる。このあたりの構成は純文学的だ。>

□佐藤優「社会情勢を反映した長時間労働対応の特捜部隊「カトク」の実態 ~ビジネスパーソンの教養講座第96回~」(「週刊現代」2018年9月15日号)

 【参考】
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【佐藤優】不確実な社会に対応する
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【佐藤優】「知の巨人」らの対談3本 ~『世界と日本と日本人』~
【佐藤優】“日本語高”に資する作品
【佐藤優】資本主義の本質が現れる定年後の再就職市場
【佐藤優】社会を覆う自己責任論が生んだ「発達障害ブーム」
【佐藤優】あのテロ事件の一級の史料
【佐藤優】幕末期思想家の影響力の源泉
【佐藤優】欧米列強 血みどろの20世紀
【佐藤優】「日中関係が好転」の理由
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