語られる言葉の河へ

2010年1月29日開設
大岡昇平、佐藤優、読書

【佐藤優】文語訳聖書 ~キリスト教の魅力は死生観にある~

2018年04月02日 | ●佐藤優
 <聖書は全66巻(旧約39巻、新約27巻)からなるキリスト教の教典だ。現在、最もよく用いられているのは1987年に初版が刊行された新共同訳聖書である。共同とはカトリック教会とプロテスタント教会の聖書神学者が共同して作成したという意味だ。もっとも日本語の聖書で文学や思想に強い影響を与えたのは、文語訳聖書である。
 〈新約聖書はヘボン、S.R.ブラウンを中心とする「翻訳委員社中」が、1874(明治7)年から翻訳を始め、分冊で順次出版し、1880(明治13)年に完成した。一方、旧約聖書の翻訳は、1878(明治11)年に「聖書常置委員会」を組織し、本格的に翻訳が開始された。翻訳には、欽定訳英語聖書、ブリッジマン・カルバートソン漢訳聖書などが参考にされた。
 1887(明治20)年全部の翻訳が完成し、翌年、歴史的な完成感謝の祝賀会が東京・築地の新栄教会で開催された。米国、英国、スコットランドの聖書協会の経済的助力による。これが、「明治訳」(元訳)と言われるもので、その旧約聖書は、今でも「文語訳」として用いられている。
 「明治訳」の新約聖書はその後改訳されて、1917(大正6)年10月に出版された。大正改訳として有名である。〉【注1】

 <明治に訳された旧約と大正に改訳された新約を合本した文語訳聖書は、日本聖書協会から現在も販売され、根強いファンがいる。聖書の名は有名で、日本でもベストセラーであるが、通読した人はすくないから旧約と新約の冒頭を見てみよう。
 〈元始(はじめ)に神天地を創造(つくり)たまへり。地は定形(かたち)なく曠空(むなし)くして黑暗(やみ)淵(わだ)の面(おもて)にあり神の靈(れい)水(みづ)の面を覆たりき。神光あれと言たまひければ光ありき。神光を善(よし)と觀たまへり神光と暗を分ちたまへり。神光を晝と名け暗を夜と名けたまへり夕あり朝ありき是(これ)首(はじめ)の日なり。〉【注2】
 天地は神が創造したという考え方はユダヤ教、キリスト教、イスラム教に共通しているが、一日は夕方から始まるとユダヤ人は考える。イスラエルでは金曜の日没から土曜の日没が安息日で、この間、ユダヤ教徒は働いてはいけない。ホテルではイスラム教徒もしくはキリスト教徒のアラブ人が勤務する。ユダヤ人を理解するために旧約は必須だ。>

 <キリスト教は、神は独り子=イエス・キリストを地上に派遣し、この子は無実の罪で十字架にかけられて殺されたが、死後三日目に復活し、地上にしばらく留まった後に天に昇ったと考える。この天上に昇った子なる神は、いつか再び現れ、最後の審判を行い、そこで選ばれた人は救われ「永遠の命」を得て「神の国」に入る。イエス・キリストとは、イエスが名でキリストが姓なのではない。イエスは太郎のように当時のパレスチナでよくある名前で、キリストとは「油を注がれた者」(ユダヤ教の伝統で救世主)という意味だ。イエス・キリストとは、イエスという男が救済主であるという信仰告白なのである。新約の最終巻「ヨハネの黙示録」では、イエスが地上から去るときの様子を記している。
 〈われ凡(すべ)てこの書(ふみ)の預言の言(ことば)を聞く者に證(あか)す。もし之に加ふる者あらば、神はこの書に記されたる苦難(くるしみ)を彼に加へ給はん。若しこの預言の書の言を省く者あらば、神はこの書に記されたる生命(いのち)の樹、また聖なる都より彼の受くべき分を省き給はん。
 これらの事を證する者いひ給ふ『然(しか)り、われ速かに到らん』アァメン、主イエスよ、來(きた)りたまへ。
 願はくは主イエスの恩惠(めぐみ)なんぢら凡ての者と偕に在らんことを。〉【注3】
 「私はすぐに来る」(「われ速かに到らん」)と言ってイエスが天に昇っていったのは、紀元30年頃だ。それから1987年も経っているが、イエス・キリストは未だ到来していない。これを神学用語で終末遅延という。二千年近く遅れても、イエスがすぐに到来し、最後の審判が行われ、自分は救われるであろうとキリスト教徒は信じている。ここから明らかななように、キリスト教は、合理的には説明できない事柄に依拠する宗教だ。しかも、そこには少し捻れた形でエリート主義が入っている。例えばイエスが説く「地の塩」「世の光」という発想だ。
 〈汝らは地の鹽(しお)なり、鹽もし效力を失はば、何をもてか之に鹽すべき。後は用なし、外にすてられて人に蹈まるるのみ。汝らは世の光なり。山の上にある町は隱るることなし。また人は燈火(ともしび)をともして升の下におかず、燈臺の上におく。かくて燈火は家にある凡ての物を照すなり。かくのごとく汝らの光を人の前にかがやかせ。これ人の汝らが善き行爲(おこなひ)を見て、天にいます汝らの父を崇めん爲なり。〉【注3】
 塩が食べ物全体に占める量は極少ない。また灯火は人々を先導する。少数のエリートが社会で前衛的役割を果たすという意識がキリスト教に潜んでいる。これが世俗化すると、米国のパワー・エリート、共産党の前衛のような思想になる。ここからキリスト教独自の犠牲の精神が出てくる。イエスはこう述べる。
 〈誠にまことに汝らに告ぐ、一粒の麥、地に落ちて死なずば、唯一つにて在らん、もし死なば、多くの果を結ぶべし。己が生命を愛する者は、これを失ひ、この世にてその生命を憎む者は、之を保ちて永遠の生命に至るべし。〉【注4】
 高貴な者(エリート)は、特別の義務を負うというノーブレス・オブリージュの発想はこの一粒の麦の話に端的に現れている。キリスト教徒は自分が死ぬことによって他の多くの人々を救う覚悟を持たなくてはならない。しかもこの覚悟を必要とされるタイミングで実現しなくてはならない。聖書では、何事についてもタイミングが重要であると説く。>

 <キリスト教の魅力は死生観にある。
 〈ヱホバは我が牧者なり われ乏しきことあらじ。ヱホバは我をみどりの野にふさせ いこひの水濱(みぎは)にともなひたまふ。ヱホバはわが霊魂(たましひ)をいかし名(みな)のゆゑをもて我をただしき路にみちびき給ふ。たとひわれ死のかげの谷をあゆむとも禍害(わざわひ)をおそれじ。なんぢ我とともに在(いま)せばなり。なんぢの笞(しもと)なんぢの杖われを慰む。なんぢわが仇のまへに我がために筵(えん)をまうけ わが首(こうべ)にあぶらをそそぎたまふ わが酒杯(さかづき)はあふるるなり。わが世にあらん限りはかならず恩惠(めぐみ)と憐憫(あわれみ)とわれにそひきたらん。我はとこしへにヱホバの宮にすまん。 〉【注5】
 かつて神について「ヱホバ」と表記していた。ヘブライ語は原則として子音のみで表記する。神を表す神聖四文字(YHWH)に「アドナイ(わが主)」と読むときの母音記号を付した表記が英語で「Jehovah」とも転写され、日本語ではヱホバ、エホヴァ、エホバと表記された。聖書研究発展の結果、現在、英語では「Yahweh」と表記され、「ヤーウェ」と読むのが主流である。「たとひわれ死のかげの谷をあゆむとも禍害をおそれじ。なんぢ我とともに在せばなり。」という神との一体感が死を恐れずに信仰的良心に忠実に生きるキリスト教徒を作り出す。

 <イエスは自らをユダヤ教徒と考えていた。イエスの教えがユダヤ教と異なるキリスト教であると規定したのはパウロだ。パウロは当初、キリスト教徒を弾圧していたが、ダマスコ(現在のダマスカス)に行く途中、幻の中でキリストと会って回心し、本来はイエスの直弟子にしか用いない使徒を称するようになった。パウロはこう述べる。
 〈我は人の金銀・衣服を貪りし事なし。この手は我が必要に供へ、また我と偕(とも)なる者に供へしことを汝等みづから知る。我すべての事に於て例を示せり、即ち汝らも斯く働きて、弱き者を助け、また主イエスの自ら言ひ給ひし「與ふるは受くるよりも幸福(さいわい)なり」との御言(みことば)を記憶すべきなり。 〉【注7】
 「與ふるは受くるよりも幸福(さいわい)なり」というイエスの言葉は、人間が受けるものはすべて神に由来するので、それを隣人に与えることが愛の実践であるという認識に基づいている。他者のために生きる姿勢がキリスト教徒には常に求められるのだ。>

 【注1】一般財団法人日本聖書協会のウェブサイトのうち「聖書翻訳の歴史 和訳史7」の「文語訳から口語訳へ」の「「文語訳」1887(明治20)年完成」全文
 【注2】「創世記」1:1-1:5
 【注3】「ヨハネの默示録」22:18-22:21
 【注4】「マタイ傳福音書」5:13-5:16
 【注5】「ヨハネ傳福音書」12:24-12:25
 【注6】「詩編」23:1-23:6
 【注7】「使徒行傳」20:33-20:35 

□佐藤優「文語訳聖書 ~ベストセラーで読む日本の近現代史 第回~」(「文藝春秋」2018年月号)

 【参考】
【佐藤優】北朝鮮がソウルと東京を攻撃したら、ウィスキーの美味しさの秘密、明治新政府の権力奪取法
【佐藤優】よりましなポピュリスト、「普通の人」が豹変するストーカー、規格外のトランプ米大統領
【佐藤優】人工知能は意味をまったく理解できない/数学者が説く「シンギュラリティ」の不可能
【佐藤優】トップリーダーの孤独、紛争地域や犯罪組織への武器拡散、精神科医と諜報工作員の共通点
【佐藤優】混乱する現代との類似性 ~『応仁の乱』~
【佐藤優】自死した保守派論客の思想の根源 ~『保守の真髄』~
【佐藤優】「当事者にとって」と「学理的反省者として」の二重の視座 ~『世界の共同主観的存在構造』~
【佐藤優】テロ対策に関する世界最高レベルの教科書、宇野弘蔵の経済学を取り入れたユニークな社会学演習書、シンギュラリティ神話の脱構築
【佐藤優】憲法改正は見せ球に終わるか
【佐藤優】日本と米国の社会病理
【佐藤優】消費者金融のインテリジェンス
【佐藤優】官僚を信用していない国民
【佐藤優】中国が台頭しつづけたら、仏教の末法思想と百王説、時計の歴史
【佐藤優】子どもや孫の世代への重荷
【佐藤優】日本のレアルポリティーク
【佐藤優】巨大さを追求する近代的思考
【佐藤優】アナキズムという思考実験
【佐藤優】AIとの付き合い方を知る手引、宗教と国体論の危険な関係、若手官僚の思想の底の浅さ」
【佐藤優】伊藤博文の天皇観と合理主義、歴史の戦略的奇襲から得る教訓、「知の巨人」井筒俊彦
【佐藤優】教育費の財源問題で政局化か
【佐藤優】ホワイトカラーの労働者化
【佐藤優】指導者たちの内在的論理を知る
【佐藤優】世界規模のポストモダン現象
【佐藤優】宗教改革の物語 ~近代、民族、国家の起源~
【佐藤優】カネとの付き合い方の秘訣、野外で生きる雑種ネコの魅力、前科者に冷たい日本社会
【佐藤優】着目すべき北極海の重要性、日本の政治文化に構造的に組み込まれている「甘え」、文明論と地政学を踏まえた時局評論
【佐藤優】リーダーが知るべき文明観、資本主義後の社会構想、刑務所暮らし経験者の本音
【佐藤優】地図から浮かぶ歴史のリアル、平成不況は金融政策のミス、実証的データに基づく貧困対策
【佐藤優】ケータイによる日本語の乱れ、翻訳の技術、ロシア人の内在的論理
【佐藤優】武蔵中高の教育、ルター宗教改革の根幹、獣医師にもっと競争原理を導入
【佐藤優】社会に活力をもたらす政策、具体的生活の上に立つ民族国家、開発至上主義が破壊する永久凍土の生態系
【佐藤優】日本のフリーメイソン陰謀論、ユニークな働き方改革、自衛隊元陸将によるリーダーシップ論
【佐藤優】ハプスブルク帝国史の「もし」、最新の進化論、神童の軌跡
【佐藤優】知識を本当に身に付けるには、テロ戦争におけるドローンの重要な役割、帰宅恐怖症
【佐藤優】北朝鮮との緊張の高まりに対して必要な姿勢、時間管理と量子力学、時間がかかるのは損
【佐藤優】川喜田二郎『発想法』 ~総合的思考と英国経験論哲学~
【佐藤優】日本の思想状況の貧しさ、頑丈にできている戦闘機、東方正教会に関する概説書
【佐藤優】資本主義の根底にある「勤勉さ」という美徳の淵源 ~『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』~
【佐藤優】手ごわいフェイクニュース、国を動かす政治エリートの意志、欧州内部における紛争
【佐藤優】×奥野長衛『JAに何ができるのか』
【佐藤優】『戦争論』をビジネスに活かす、現実社会の悪と闘う、ロシア人の意識と使命感
【佐藤優】面白い数学啓発書、日本人の思考の鋳型、攻める農業への転換
【佐藤優】総合的思考と英国経験論哲学(2) ~川喜田二郎『発想法』~
【佐藤優】総合的思考と英国経験論哲学 ~川喜田二郎『発想法』~
【佐藤優】保守論客が見た明治憲法、軍事産業にシフトしていく電機メーカー、安全と安心を強化する過程に入り込む犯罪者
【佐藤優】就活におけるネット社会の落とし穴、裁判官の資質、象徴天皇制と生前退位問題
【佐藤優】痛みを無視しない、前大戦で「前線」と「銃後」の区別がなくなった、情報を扱う仕事の最大の武器
【佐藤優】海上権力を維持するために必要な要素 ~イギリスの興亡の歴史を通して~
【佐藤優】女性の貧困を追跡したノンフィクション、師弟関係こそ教育の神髄、イランは国際基準から逸脱した国
【佐藤優】2000年の時を経て今なお変わらないインテリジェンスの「真髄」 ~孫子~
【佐藤優】財政から読みとく日本社会、ラジオの魅力、高校レベルの基礎の大切さ
【佐藤優】嫌韓本と一線を画す韓国ルポ、セカンドパートナーの実態、日本人の死生観
【佐藤優】人間にとって「影」とは何か ~シャミッソー『影をなくした男』~
【佐藤優】文部省の歴史と現状、経済実務家のロシア情勢分析、中国の対日観
【佐藤優】学習効果が上がる「入門書」、応用地政学で見る日本、権力による輿論のコントロールを脱構築
【佐藤優】大川周明『復興亜細亜の諸問題』 ~イスラーム世界のルール~
【佐藤優】女性と話すのが怖くなる本、ネット情報から真実をつかみ取る技法、ソ連とロシアに共通する民族問題
【佐藤優】ヨーロッパ宗教改革の本質、相手にわかるように説明するトレーニング、ロシア・エリートの欧米観
【佐藤優】なぜ神父は独身で牧師は結婚できるのか? 500周年の「革命」を知る ~マルティン・ルター『キリスト者の自由』~
【佐藤優】政界汚職を描いた古典 ~石川達三『金環蝕』~
【佐藤優】生きた経済の教科書、バチカンというインテリジェンス機関、正しかった「型」の教育
【佐藤優】誰かを袋だたきにしたい欲望、正統派の書評家・武田鉄矢、追い込まれつつある正社員
【佐藤優】発達障害とどう向き合うか、アドルノ哲学の知的刺激、インターネットと「情報犯罪」
【佐藤優】後醍醐天皇の力の源 「異形の輩」とは--日本の暗部を突く思考
【佐藤優】実用的な会話術、ユーラシア地域の通史、宇宙ロケットを生んだ珍妙な思想
【佐藤優】キブ・アンド・テイクが成功の秘訣、キリスト教文化圏の悪と悪魔、理系・文系の区別を捨てよ
【佐藤優】企業インテリジェンス小説 ~梶山季之『黒の試走車』~
【佐藤優】中東複合危機、金正恩の行動を読み解く鍵、「型破り」は「型」を踏まえて
【佐藤優】後世に名を残す村上春樹新作、気象災害対策の基本書、神学の処世術的応用
【佐藤優】地学の魅力、自分の頭で徹底的に考える、高等教育と短期の利潤追求
【佐藤優】日本人の特徴的な行動 ~日本礼賛ではない『ジャパン・アズ・ナンバーワン』~
【佐藤優】知を扱う基本的技法、ソ連人はあまり読まなかった『資本論』、自由に耐えるたくましさ
【佐藤優】後知恵上手が出世する? ~ビジネスに役立つ「哲学の巨人」読解法~
【佐藤優】トランプ政権の安保政策、「生きた言葉」という虚妄、キリスト教の開祖パウロ
【佐藤優】「暴君」のような上司のホンネとは? ~メロスのビジネス心理学~
【佐藤優】物まね芸人とスパイの共通点、新版太平記の完成、対戦型AIの原理
【佐藤優】トランプ側近が考える「恐怖のシナリオ」 ~日本も敵になる?~
【佐藤優】弱まる日本社会の知力、実践的ディベート術、受けるより与えるほうが幸い
【佐藤優】トランプの「会話力」を知る ~ワシントンポスト取材班『トランプ』~
【佐藤優】「不可能の可能性」に挑む、言語の果たす役割の大きさ、NYタイムズ紙コラムニストの人生論
【佐藤優】人生は実家の収入ですべて決まる? ~「下流」を脱する方法~
【佐藤優】ソ連崩壊後の労働者福祉軽視、現代も強い力を持つ観念論、孤独死予備軍と宗教
【佐藤優】米国のキリスト教的価値観、サイバー戦争論、日本会議
【佐藤優】『失敗の本質』/日本型組織の長所と短所
【佐藤優】世界を知る「最重要書物」 ~クラウゼヴィッツ『戦争論』~
【佐藤優】現代ロシアに関する教科書、ネコ問題はヒト問題、トランプ氏の顧問が見る中国
【佐藤優】日本には「物語の復権」が必要である ~反知性主義批判~
【佐藤優】サイコパス、新訳で甦る千年前の魂、長寿化に伴うライフスタイルの変化
【佐藤優】イラクの地政学、誠実なヒューマニスト、全ての人が受益者となる社会の構築
【佐藤優】外交に決定的に重要なタイミング、他人の気持ちになって考える力、科学と職人芸が融合した食品
【佐藤優】『ゼロからわかるキリスト教』の著者インタビュー ~「神」を論じる不可能に挑む~
【佐藤優】組織の非情さが骨身に沁みる ~新田次郎『八甲田山死の彷徨』~
【佐藤優】プーチン政権の本質、2017年の論点、ロシアと欧州
【佐藤優】国際人になるための教科書、ストレスが人間を強くする、日本に易姓革命はない
【佐藤優】ロシアでも愛された知識人の必読書 ~安部公房『砂の女』~
【佐藤優】トランプ当選予言の根拠、猫の絵本の哲学、人間関係で認知症を予防
【佐藤優】モンロー主義とトランプ次期大統領、官僚は二流の社会学者、プロのスパイの手口
【佐藤優】トランプを包括的に扱う好著、現代日本外交史、独自の民間外交
【佐藤優】デモや抗議活動のサブカルチャー化、グローバル化に対する反発を日露が共有、グローバル化に対する反発が国家機能を強化
【佐藤優】国際社会で日本が生き抜く条件、ルネサンスを準備したもの、理系情報の伝え方
【佐藤優】人生を豊かにする本、猫も人もカロリー過剰、度外れなロシア的天性
【佐藤優】テロリズム思想の変遷を学ぶ ~沢木耕太郎『テロルの決算』~
【佐藤優】住所格差と人生格差、人材育成で企業復活、教科書レベルの知識が必要
【佐藤優】数学嫌いのための数学入門、西欧的思考にわかりやすい浄土思想解釈、非共産主義的なロシア帝国
【佐藤優】ウラジオストク日本人居留民、辺野古移設反対を掲げる公明党沖縄県本部、偶然歴史に登場した労働力の商品化
【佐藤優】「21世紀の優生学」の危険、闇金ウシジマくんvs.ホリエモン、仔猫の救い方
【佐藤優】大学にも外務省にもいる「サンカク人間」 ~『文学部唯野教授』~
【佐藤優】訳・解説『貧乏物語 現代語訳』の目次
【佐藤優】「イスラム国」をつくった米大統領、強制収容所文学、「空気」による支配を脱構築
【佐藤優】トランプの対外観、米国のインターネット戦略、中国流の華夷秩序
【佐藤優】元モサド長官回想録、舌禍の原因、灘高生との対話
【佐藤優】孤立主義の米国外交、少子化対策における産まない自由、健康食品のウソ・ホント
【佐藤優】アフリカを収奪する中国、二種類の組織者、日本的ナルシシズムの成熟
【佐藤優】キリスト教徒として読む資本論 ~宇野弘蔵『経済原論』~
【佐藤優】未来の選択肢二つ、優れた文章作法の指南書、人間が変化させた生態系
【佐藤優】+宮家邦彦 世界史の大転換/常識が通じない時代の読み方
【佐藤優】人びとの認識を操作する法 ~ゴルバチョフに会いに行く~
【佐藤優】ハイブリッド外交官の仕事術、トランプ現象は大衆の反逆、戦争を選んだ日本人
【佐藤優】ペリー来航で草の根レベルの交流、沖縄差別の横行、美味なソースの秘密
【佐藤優】原油暴落の謎解き、沖縄を代表する詩人、安倍晋三のリアリズム
【佐藤優】18歳からの格差論、大川周明の洞察、米国の影響力低下
【佐藤優】天皇制を作った後醍醐、天皇制と無縁な沖縄 ~網野善彦『異形の王権』~
【佐藤優】新しい帝国主義時代、地図の「四色問題」、ベストセラー候補の研究書
【佐藤優】ねこはすごい、アゼルバイジャン、クンデラの官僚を描く小説
【佐藤優】外交官の論理力、安倍政権と共産党、研究不正が起きるシステム
【佐藤優】遅読家のための読書術、電気の構造、本屋大賞
【佐藤優】外山滋比古/思考の整理学
【佐藤優】何が個性で、何が障害か
【佐藤優】大宅壮一ノンフィクション賞選評 ~『原爆供養塔』ほか~
【佐藤優】英才教育という神話
【佐藤優】資本主義の内在的論理
【佐藤優】米国の戦略策定、『資本論』をめぐる知的格闘、格差・貧困問題の起源
【佐藤優】偉くない「私」が一番自由、備中高梁の新島襄、コーヒーの科学
【佐藤優】フードバンク活動、内外情勢分析、正真正銘の「地方創生」
佐藤優】日本の政治エリートと「天佑」、宇宙の生命体、10代が読むべき本
【佐藤優】組織成功の鍵となる人事、ユダヤ人の歴史、リーダーシップ論
【佐藤優】第三次世界大戦の可能性、現代東欧文学、世界連鎖暴落
【佐藤優】司馬遼太郎の語られざる本音、深層対話、米政府による暗殺
【佐藤優】著名神学者のもう一つの顔 ~パウル・ティリヒ~
【佐藤優】総理が靖国参拝する理由、NPO活動の哲学やノウハウ、テロ対策の必読書
【佐藤優】今後、起こりうる財政破綻 ~対応策を学ぶ~
【佐藤優】社会の価値観、退行する社会
【佐藤優】夫婦の微妙な関係、安倍政権の内在的論理、警察捜査の正体
【佐藤優】情緒ではなく合理と実証で ~社会の再構築~
【佐藤優】中曽根康弘、21世紀の資本主義分析、北樺太の石油開発
【佐藤優】日本人の思考の鋳型、死刑問題、キリスト教と政治
【佐藤優】中国株式市場の怪しさ、イノベーションの障害、ホラー映画の心理学
【佐藤優】普天間基地移設問題の本質、外務省犯罪黒書、老後に快走!
【佐藤優】シリア難民が日本へ ~ハナ・アーレント『全体主義の起源』~


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。