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憲法改正と不戦(土井卓美)

2015年05月03日 15時38分53秒 | Weblog

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連休最中(さなか)の今日も好天で行楽の人出も多くなっているようです。
人々が休日を楽しみ英気を養うことができるのも、世の中が平和であればこそだという思いを改めて強くする今日は憲法記念日です。

我国が戦後の混乱と貧困から立ち直って今日の繁栄を築き得たのは、国民の知性と勤勉と不戦が必須のものであったことは言うまでもありません。
そしてその不戦の一助となったのが憲法第9条であったことも大方の見方です。
しかし新憲法施行後68年、安倍内閣が安定政権の様相を呈する今、憲法改正への動きがこれまでになく盛り上がってきています。
今日のテレビや新聞もここぞとばかりにこの問題を取り上げていますが、一般国民にとっては今一ピンときていないというのが実状ではないかと思われます。
改憲論も護憲論も夫々の主張はあっても、国民の理解を得るには程遠い段階であると言っても過言ではありません。
殆どの人が何が問題で、何をどう変えようとしているのか理解していないのが実状です。

私もこの機会に少しですが自分なりに憲法改正問題に目を通してみました。
夫々の論には本音を隠したものも、非現実的な理想論もあり、まだまだ時間が必要だと言わざるを得ません。
その中で毎日新聞の時代の風・中西 寛京大教授の「憲法記念日に考える憲法改正」が分り易い現状分析と(9条よりまず政治改革)を主張していて非常にいいと思いました。

最後に9条を参考までに添付しますが、確かにそのままでは実情に合わなくなってきていることもあります。
しかしどんなことがあってもその主旨を遵守し、戦争への道を開くような企てだけは断固阻止しなければなりません。

日本国憲法第9条

1 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇または武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。

2 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国家の交戦権は、これを認めない。



少し固くなりましたが花壇の躑躅と芝桜です。