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民主党新政権への期待(土井)

2009年10月21日 17時23分35秒 | Weblog
衆院選もIOC総会も先ずは予想された結果通りに終り、世の中は次のステップに踏み出しています。
当然ながらTVの画面にイヤという程出続けていた東京や宮崎の知事の出番も無くなりました。

今国民の注目は来年度の予算編成に向けられています。
このことは新政権誕生の特筆すべき効果であります。
何故かといえば、これ迄の自民党政権下での予算は、大臣や有力(族)議員の意向を勘案しながら各省庁の役人が自分達で実質的には作り上げていたからです。
だから一般国民はその編成過程において、どのような内容のものがどのような方法で作られるかを知ることはありませんでした。
編成過程への関心すら皆無といってもよいものでした。
官僚は頭がいいから、作り上げた予算が国家の重要政策を踏まえた健全かつ最適なものであることを理論的に証明することが出来ます。

事実今日までの自民党政権下で、この官僚の作った予算で我国は世界有数の経済大国にまで発展してきました。
この全体としての発展の為にはある程度の不公平や格差は敢えて封印されてきました。
全体が良くならなければ個々も良くならないので、それはそれで止むを得なかったともいえます。

問題は全体発展の大義名分に隠して政治家や一部利権集団、そして何より自分達官僚自身の利益をあまりにも多く確保し続けてきたことです。

新政権の誕生によってこのヤミの部分が少しづつでも解明され、国民本位の予算編成への道付けがなされるよう期待したいものです。