大10同好会

普通の高齢者の生活と情報

木曽川の鰻釣り(土井)

2008年07月11日 16時06分21秒 | Weblog
昨日4時半頃家を出て、久し振りに木曽川の堤防と川の間の石ころ道を自転車で走ってみました。
前にも少し書いたことがあるように、河川敷は愛三岐の三県にまたがる木曽三川国定公園になっており、グランドや芝生広場その他かなり整備されていますが、林やすすき原など自然もまだまだ残っています。
少し下って新幹線と名神の並行するガードをくぐった所で引き返しました。
途中で釣りをしている人が居たので話しかけました。
太陽はまだ少し高かったのですが、話も面白く、夕焼けが見たかったので座り込んで1時間半位二人で話し続けました。
その人は一宮市の真清田(ますみだ)神社の近くで居酒屋をやっているとのことで昨日(9日)は対岸で鰻を8本釣ったが今日はこちら(左岸)に来たそうです。
一本の竿に餌を3つ付け錘と共に投げ込んで待つ、竿は3本(予備も1本)で、竿ごと持っていかれることもあるので、紐で結んでいました。
その人はダイコクと呼んでいましたが、餌のミミズは死んで動かなくなると魚の食いつきが悪くなるので30分位したら取り替える。
ミミズもコンクリートで囲いを作り、古畳などを入れて自宅で育てているが、夏は温度が上がり過ぎないように毎日氷を包んで載せてやる。
釣れるのは鰻の他すっぽんやなまずで鰻とすっぽんは売り、なまずは自店で料理して客に出す。
50匹近くになったら、当地では有名なうなぎ料理店「なまずや」に電話すると買いに来る。
今、水槽には鰻が28匹いる。
鰻は一週間位で、すっぽんは2~3日で飲み込んだ釣針を排出するが、なまずは出さない。

時間が経ち、太陽が金色に染まり、対岸から自分達のすぐ前まで、大河に一本の黄金の橋を架け、赤くなる前に山の上の厚い雲に没しました。

   鰻釣る木曽川染むる夕日中(ゆうひなか)