大10同好会

普通の高齢者の生活と情報

リーダーの資質と人類の叡知(土井)

2007年11月22日 22時30分31秒 | Weblog
安倍内閣が僅か一年の短命で崩壊しました。
新進気鋭、清新な感じのする発足でしたが、反面の脆さの方が多く出て、逆風下の参院選で大敗し、敢え無くその命を終えました。
代わってヒョッコリという感じで登場したのが福田内閣です。
こちらの方は比較的安定感が漂います。
首相の人柄とその印象がそうするのでしょうが、突っ走ることを避け、敵を作らず、話し合いを重視する手法が目立ちます。
この粘り強さと芯のしっかりした所が今の日本の状況では求められているものでしょう。
リーダーはその時と状況によって求められるものが違います。
混乱を乗り切る破壊から新生、育成、行き過ぎから生じた矛盾の修正とその段階、段階でそれに合ったリーダーとやり方が求められます。
卓抜した人材なら何れの状況下でも成果を上げられますが、そのような人材はめったに出てきません。
時勢に合ったリーダーは業績を残し、合わなかったリーダーは無念の涙を飲んで退陣せざるを得ません。
しかし世の中良くしたもので、たまに変なリーダーが出ておかしくなりますが、次代では修正されて行きます。
これこそが大衆の力というか、人類の叡知と呼べるものではないでしょうか。