森の中からジャズが聞こえる―パット・メセニーのギターを作るリンダ マンザーフィルムアート社このアイテムの詳細を見る |
ギターをつくる職人のことを、ルシアーというのをご存じだろうか。
ギタービルダーなどといっているのはまだまだであって、ルシアーなのだよ。
この本は1996年に初版が出た本で、その時に一度読んでいる。
その時は、そういうことは知らなかったし、ギターの素材となる木が本当に枯渇しつつあると言うこともよく知らなかった。
いま、再読してみると、リンダは実に正鵠を得た発言をしている。最近ギターに関して言われはじめたことを12年前から言っていた。木を愛し、大量伐採を憂い、倒木や流木でギターを作ることを愛している彼女のギターは、パットメセニーが惚れてエンドースするぐらいに素晴らしいのだろう。
見て驚くのは『ピカソギター』だ。パットの「なるべくたくさんの弦を張ったギターを作ってくれ」というオーダーに応えたギターで、4本分ぐらいのギター弦が張られている。42本の弦。ピカソの絵の中にあるギターを実際に作ったというもので、僕はこのギターを使ったパットメセニーのソロを中野サンプラで聴いたことがあるが、それはもう凄い音とパフォーマンスだった。あそこまでいくとギターという木がしないので、ギタリストとしてのフィルターが入らず音楽そのものが聴けて楽しい。普通にギターを弾いている姿を見ると、ああやって弾いているのか、とか、あのフォームであの音が出るのか、とかいろいろ考えてしまうからな。
ピカソギターの画像はこちらのホームページにありました
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