
ヤマハ銀座アネックス(http://www.yamaha-ginza.co.jp/school/annex/index.html)で開講されている原朋直さんのジャズトランペットコースに通ってます。
もうすぐ三年になります。
光陰矢のごとし、ラッパ鳴りガタし。
いや、我ながら巧いな。ラッパではなくだじゃれです。
そこでいつも音楽やジャズに関わる素晴らしい話が聞けるので、読者諸氏にもおすそわけしています。
ちなみに、原朋直さんのレッスンノートは、こんな感じで書いてきています。
よかったらまとめてお読みください。
http://blog.goo.ne.jp/hoboike_diary/c/672018a64cffd906d0ee9d84ecc96a94
今回は、コルトレーンチェンジについて。
4年目直前にして、ついに練習曲がGiant Stepsになったわけです。
思えば遠くへきたもんだ。by 海援隊
コルトレーンチェンジとは。
ジョン・コルトレーンが作ったコード進行。
マルチトニックシステムと言っている。
●マルチトニックシステムとは
→通常のダイアトニックでは、トニックは1つ。
Cの曲のトニックはC。Am、EmもCの代理をするトニックだが、あくまでCに似ているからトニックの代理ができる。
つまり、トニックはひとつ、Cである。
→その点、マルチトニックシステムとは、複数のトニックを持つシステムである。
inCであればツートーンマルチトニックシステムでは、Cと、Cの正反対であるF#がマルチなトニックとして機能する。
同じくスリートニックシステムでは、オクターブが均等に長三度に3分割されCとEとAフラットになる。
これらをある程度以上の速さで演奏すると、違和感がありながらも転調にまでは聞こえなくなる。
(実際には転調であって、アドリブ・作曲をするときには短いスパンで転調する必要がある)

これをマルチトニックシステムという。Giant Stepsは、3トーンのマルチトニックシステムの省略形です。
コルトレーンチェンジをCで考えます。まずCのコードで以下のチェンジを設定しました。非常に普通な2-5-1のコードチェンジです。

そこに3トニックのA♭とEのコードを入れ込みます。
かなり強烈にトニック感が動きますが、テンポが速いと転調には聞こえない、というのは確かに思えます。

このA♭とEのコードを滑らかにするために、ドミナント7thを入れます。
つまりA♭majの前にE♭7th、Emajの前にB7thが入ります。
これでコルトレーンチェンジができあがります。

実はこのコード進行はカウントダウンという曲のコード進行であって、
Giant stepsはコード進行のアタマが落ちていて、こういう進行になっています。

ということで今日はこれまで。
また後日続きます。
もうすぐ三年になります。
光陰矢のごとし、ラッパ鳴りガタし。
いや、我ながら巧いな。ラッパではなくだじゃれです。
そこでいつも音楽やジャズに関わる素晴らしい話が聞けるので、読者諸氏にもおすそわけしています。
ちなみに、原朋直さんのレッスンノートは、こんな感じで書いてきています。
よかったらまとめてお読みください。
http://blog.goo.ne.jp/hoboike_diary/c/672018a64cffd906d0ee9d84ecc96a94
今回は、コルトレーンチェンジについて。
4年目直前にして、ついに練習曲がGiant Stepsになったわけです。
思えば遠くへきたもんだ。by 海援隊
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コルトレーンチェンジとは。
ジョン・コルトレーンが作ったコード進行。
マルチトニックシステムと言っている。
●マルチトニックシステムとは
→通常のダイアトニックでは、トニックは1つ。
Cの曲のトニックはC。Am、EmもCの代理をするトニックだが、あくまでCに似ているからトニックの代理ができる。
つまり、トニックはひとつ、Cである。
→その点、マルチトニックシステムとは、複数のトニックを持つシステムである。
inCであればツートーンマルチトニックシステムでは、Cと、Cの正反対であるF#がマルチなトニックとして機能する。
同じくスリートニックシステムでは、オクターブが均等に長三度に3分割されCとEとAフラットになる。
これらをある程度以上の速さで演奏すると、違和感がありながらも転調にまでは聞こえなくなる。
(実際には転調であって、アドリブ・作曲をするときには短いスパンで転調する必要がある)

これをマルチトニックシステムという。Giant Stepsは、3トーンのマルチトニックシステムの省略形です。
コルトレーンチェンジをCで考えます。まずCのコードで以下のチェンジを設定しました。非常に普通な2-5-1のコードチェンジです。

そこに3トニックのA♭とEのコードを入れ込みます。
かなり強烈にトニック感が動きますが、テンポが速いと転調には聞こえない、というのは確かに思えます。

このA♭とEのコードを滑らかにするために、ドミナント7thを入れます。
つまりA♭majの前にE♭7th、Emajの前にB7thが入ります。
これでコルトレーンチェンジができあがります。

実はこのコード進行はカウントダウンという曲のコード進行であって、
Giant stepsはコード進行のアタマが落ちていて、こういう進行になっています。

ということで今日はこれまで。
また後日続きます。
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キーCでトニックをAb、C、Eとすると言う内容は分かりました(^_^)v
それで、キーCのツーファイブワンに対して上記のトニックコードを当てはめたと言う内容も分かりました(モーダルインターチェンジのイメージ?)。
でも、EM7はともかく、なんでAb7なのでしょうか(ToT)?
AbM7なら理解できます。
ご教授頂きたい次第です。
突然のコメント失礼しましたm(_ _)m
コメントいただき、ありがとうございました。
A♭がなぜメジャー7でなく7thかですが、先生の話をオウム返しにしていたので、すいません、わからないのです。
多分ですが、次のB7への連なりとして滑らか、ぐらいな意味だったのかもしれませんが、すいません、全く正確ではありません。
ちゃんとお応えできず、申し訳ありません。ちょっと勉強してみます。
なる程、了解しました(^_^)v
ちょっと調べてみます♪
分かったら情報共有しましょうね(^_^)v
やはり殖栗様が仰るようにA♭は7thでなく△7(メジャー7)が正しいようですね。ドミナントモーションしてメジャー7thで終始するということのように思います。