ほぼ週刊イケヤ新聞ブログ版

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ラクでいい音が出せるトランペットのアンブシュアのコツは「ほ」という口の形にある

2008年01月30日 23時11分43秒 | 原朋直トランペットレッスン講義ノート
「ホ」という口のアンブシュア

原朋直さんのジャズトランペットコースに通ってます。もう二年を過ぎました。そこでいつも音楽やジャズに関わる素晴らしい話が聞けるので、読者諸氏にもおすそわけしています。
今回は管楽器吹きなら誰もが悩む、アンブシュア、つまり管楽器を吹くときの口のフォームです。


アンブシュアは、いろんな考え方があり、いろんなことをいろんな人が言うので、自分で見つけるしかないです。僕がいいと思っているのは、口に力を入れないで吹く方法です。

で、ぼくのは、原則があって、唇の形が変わらないていうのが、僕の理論の原則なんです。低い音も高い音も唇は変わらない。だから上の音と下の音が同じ音色になる。

僕の場合、B♭より下は、何も力を入れません。そのまま吹きます。

チューニングbより上に行くと、僕の場合、勝手に唇がひっぱられる「イー」みたいになってしまうので(冒頭写真アカ)、これと全く同じ力を逆方向に口の脇に加えます(冒頭写真アオ)。そうすると外から見ていると僕の唇はそんなに変わりません。(実演)かわんないでしょ。でもベーより上の時には口の筋肉はとっても忙しく仕事をしています。とはいえ、力の方向を考えて吹いたりできないですから、「ほー」って思って吹くんです。で普段のクラシックの練習とかスラーの練習では、口の形が変わらないようにするためにこの練習をしてます。

こういう奏法ってのはいろんな人がいろんな理論を持っていて最終的には自分で探すんですよ。自分に一番あったやり方を。これは佛坂先生(NHK交響楽団)の「ほー」で吹くっていう話を聞いたりして考えたものです。

僕も学生時代は口のことをもの凄く考えていて、めいっぱい口に力を入れて吹いていました、でもこれ(口に力を入れない方法)をやるようになってまったくつかれない。唇だけです。10時間も吹いていると腫れちゃうから。

あとはこの奏法は、実はハイトーンは圧倒的に出やすいです。唇を引っ張らずに柔らかいまま振動させた方がずっと空気の量が少なくていいし、筋肉も疲れないしい。音もいい。

佛坂先生のトレーナーみたいないひとがNYにいて。その人がホーって吹くようにといっているようです。

柔らかい振動体のママで空気の量を少し減らすだけで。高いキツい、と思っているだけで、引っ張ってしまうんですね。慣れてくると「ほ」ではなくて、形を覚えてイメージ的にできるようになります。


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7 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ありがとうございました (トランペット)
2011-10-25 19:10:16
ありがとうございました。やってみたらほんとにうまくいきました
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ee (rinnda)
2011-12-12 22:33:30
たしかに
力を要れずに吹くの大事ですよね
参考になりましだ

お気に入りにいれさせていただきます
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Unknown (LILIY)
2012-12-01 16:21:24
私はホルンの口の形と同じって言われた事があって
音も汚いって言われた事があるんですがどうすればいいですか?
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ほの形でやったら出来ました。本当にありがとうございます。 (のぶ)
2014-01-26 17:04:07
本当にありがとうございます!出ました!とても感謝です。バックの9cを使って高音だしてたのですが、ほの形をやったら7cでも3cでもYAMAHAの11でもでるようになりました。疲れもなく、最高の気持ちです。僕にとっては大革命です。
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Unknown (はたはは)
2021-12-07 18:21:54
この方法で高音を出すには何を意識すればいいですか?
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息のスピードだと思います (イケヤ新聞)
2021-12-07 19:02:04
この方法で高音を出すには何を意識すればいいですか?へのお答えです。

私の先生の見解だと、息のスピードだということです。それは強く出すというより、下を使って口腔内の容積を減らすことで息のスピードを上げます。
私の感覚でもそれで高音が出る気がします。とはいえ正解かどうかわかりませんし、私の場合の高音といってもオクターブ上のソとかラとかの高音であって、ダブルハイベーみたいな音は出したことがないので個人的見解です。
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引用のお願い (momokumi)
2024-02-19 11:36:52
こんにちは!初めまして。
Noteから辿り着きまして、この、原朋直さんの記事がとても共感でき、参考になったので、拙Noteでも共有したいのですが、記事を引用させていただいてもよろしいでしょうか?よろしくお願いします。
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