![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/be/ad41cdd9dddec7bf0cdcd4260e5b516f.jpg)
結婚しよう (角川文庫)片岡 義男角川書店このアイテムの詳細を見る |
最近読書量が落ちている気がする。
久々に風呂で読んだ。読了の日付があって1992年とか書いてある。
信じられないことに、18年も前に読んだのであった。
当時、ミュージシャンをやめて堅気になった反動か、
夏休みとなると一日も東京に居ず、すぐにバイクで旅に出てしまうのだった。
この本は良く覚えている。ボーカルの某友人と四国の四万十川までバイクでツーリングに行った。途中京都の友達に家に泊まったり、香川の適当な海岸でテントを張ったりしながら、何日かかけて高知までいった。
そのテントの中で読んだのがこの本だった。
まだ結婚するなんてつゆおもわず読んだ本だったが、
この本と、結婚する、という概念が非常に印象に残った。
今見ても素晴らしい描写で
本で、というか言葉で描かれた美人というものは
決して時とともに失せてしまわないのだなと思った。
いま結婚して、妻がいて、
子供がいて、一人ではやりの曲を聴いて遊んでいる。
当時のオレは何光年向こう側にいたのだろうか、と思う。
でも、今でもバイクは乗っているし、エレキギターは弾いている。
あの頃の僕より、今のほうがずっと若いさ。ですよ。
(My back pages by 真心ブラザース)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます