ほぼ週刊イケヤ新聞ブログ版

コピーライター・ミュージシャン池谷恵司の公式ブログです。
私的メールマガジン「ほぼ週刊イケヤ新聞」のブログ版です。

ギターも巧い、うまい、プリンスの新譜 Planet Earth

2007年09月17日 22時23分57秒 | CD&コンサートレビュー
Planet Earth
Prince
Sony

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『PLANET EARTH』
ソニーミュージック
SICP-1515

ただ者でないことは勿論存じ上げているわけですが、やはり殿下はすごいなと思った次第です。シングルカットのタイトルが「ギター」ですから、やっぱりチェックしないわけにはいかなかったんですが。
な、一曲目から壮大に地球愛を歌うわけです。すでにこの曲からして、組曲風で、後半部分ではディストーションギターの泣きのソロが入りまくり。パープルレインの時から、ただごとでなくギターが巧いとおもったが、ほんとうに巧い人だ。
そしてシングルカット曲の「ギター」はイントロからしてギターのリフが痺れるし、歌詞が「おまえのことは愛しているけど、わるいがギターほどは愛せない」って、、もう小林旭かよ、ギターを抱いた渡り鳥かよって。ああ痺れる。天才とあがめられ(事実天才だ)大成功し、金持ちになってもなお、ギターが大好きだぞって、いいねー。レニクラみたいなロック感があってさ。ぎたーソロもやっぱいいです。。

この後の曲になると、プリンス節で熟練の域に達した、極めて洗練されたソウルとなって、これはもう、恐れ入るしかないんだが、逆に言えば進歩もなくて、それは天才の宿命なんだな。複数の人間から成るバンドってものは、各人の能力を遥かに超えるケミストリーが生じ、それがバケたときに凄いモノが生まれる。ただしバンドにはケミストリーがあればあるほど賞味期限があり、ま、ほとんどは解散する。
それにたいして個人の天才には解散がないので、問題は本人のモチベーションと意思の意地である。ケミストリーも生じないので、本人の精進のみだ。

でも、プリンスなどの巨大な才能は最初から完成されているので、ある意味で進化は既に無い。たまに爆発的にいいときもあれば、そうでもないときもある。

ま、それでいいのさ、天才だけど、人間だもの。みつを。

友人のブログでは、前作が最高だというはなしだが、そうなのだろうか。ミュージコロジー(前々作)は、確かに凄い作品だったと思うけど。
↓これです。
3121
Prince
Universal

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近々聞きたいので、貸してね。






Musicology
Prince
NPG/Columbia

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レインボー・チルドレン
プリンス
ビクターエンタテインメント

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AROUND THE WORLD IN A DAY
Prince & the Revolution
Paisley Park

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Sign 'O' the Times
Prince
Warner Bros.

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トリビュート・トゥ・ジミ・ヘンドリックス
オムニバス,ジェームス“アル”ヘンドリックス,ミュージック,ジミ・ヘンドリックス,サンタナ,プリンス,スティング,アース・ウィンド&ファイアー
バップ

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バットマン
プリンス
ワーナーミュージック・ジャパン

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Prince And The Revolution/Parade: Music From The Motion Picture Under The Cherry Moon
Prince & the Revolution
Warner

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赤木りえライブ@原宿アストロホールwithルイス・ペリーコ・オルティス

2007年09月17日 10時09分10秒 | CD&コンサートレビュー
赤木りえライブ@原宿アストロホールwithルイス・ペリーコ・オルティス
赤木りえ、吉弘知鶴子(pf、key)藤井摂(dr)イスラエル・セデーニョJR(b)

赤木りえライブ@原宿アストロホールwithルイス・ペリーコ・オルティスをご縁があって見てきました。僕はほとんどラテン音楽をあまり知らないので(ボブ・マーリー以外は)細かいジャンルはわからないですが、やっぱりサルサのリズムは気持ちいいですね。
赤木さんのフルートは情熱的でエネルギッシュ。よくもまぁ息が続くモノだと感心します、というのも、フルートって、吹いてみると分かりますが、華麗なルックスとは相反して、とても息を使う重労働な楽器。アレは凄いと思った。

今回楽しみにしていたもう一つが、サルサ界の大御所トランペッター ルイス・ペリーコ・オルティスさんの演奏。ラッパは練習してますから。やっぱラテンのラッパは、どこまでも陽気で輝かしく、ハイトーンが気持ちいい。底抜けに陽気なスケベという感じですか。ルイス・ペリーコ・オルティスさんのラッパは、さらに知的で技量にコントロールされた洗練がありました。
それにしても見事なハイトーン。マリアッチのような扇情的な時もあれば、マイルスのような内省的で墨絵のような演奏の瞬間もありました。

おもえばマイルスがあまりに素晴らしいので、あのトーンがトランペットの主流だと思いがちでえすが、実はトランペットとは明るくて派手で陽気で涙もろい楽器。本来ラテンのトランペットあたりが、トランペットの楽器としての性格を象徴しているようにも思えました。それから、イスラエル・セデーニョさんが、以前リー・リトナーのライブで始めて生で見て感動したエイブラハム・ラボリエルにそっくりでビックリ。演奏スタイルも、姿形も。いいベースだったなイスラエル・セデーニョ。さらに思いがけず知り合いにも偶然出会えて(おおくぼさーん)とても楽しいコンサートでした。

赤木りえ(フルート):
東京芸術大学卒。現代音楽からジャズ、ソウル、サルサまでこなす、日本を代表するフルート奏者。‘85年のアルバム・デビュー以来数多くの作品を発表、また世界的なジャズ・フェスティバルにも数多く出演。2000年11月から半年間、文化庁の芸術家在外派遣員としてプエリトルコに滞在、現地のトップ.アーティスト達と共演、レコーディングにも参加。その後も毎年のようにプエリトルコを訪れ、レコーディング、コンサートの他、TV出演、新聞にも「魔法のフルート」ととして取り上げられるなど話題の人となる。その深い音色と、躍動感溢れる情熱的なフルートは、他の追随を許さない。


赤木りえのオフィシャルサイトは以下
http://www.rieflute.com/

カリビアン・フルーツ
赤木りえ,ミシェル・カミーロ,ティト・アリェン,ルイス“ペリーコ”オルティス,マイケル・ガブリエル,フランキー・スアレス,ジュニア・イリザリー,エリック・ノエル・ロサード,ルイス・Q.フィガロア,フェデリク・デルガド“パパ・カディナ”
ビクターエンタテインメント

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MOON ISLAND(Perla Del Caribe)
赤木りえ
ビクターエンタテインメント

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THE PROMISED LAND(Isla Del Encanto)
赤木りえ
ビクターエンタテインメント

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