Planet EarthPrinceSonyこのアイテムの詳細を見る |
『PLANET EARTH』
ソニーミュージック
SICP-1515
ただ者でないことは勿論存じ上げているわけですが、やはり殿下はすごいなと思った次第です。シングルカットのタイトルが「ギター」ですから、やっぱりチェックしないわけにはいかなかったんですが。
な、一曲目から壮大に地球愛を歌うわけです。すでにこの曲からして、組曲風で、後半部分ではディストーションギターの泣きのソロが入りまくり。パープルレインの時から、ただごとでなくギターが巧いとおもったが、ほんとうに巧い人だ。
そしてシングルカット曲の「ギター」はイントロからしてギターのリフが痺れるし、歌詞が「おまえのことは愛しているけど、わるいがギターほどは愛せない」って、、もう小林旭かよ、ギターを抱いた渡り鳥かよって。ああ痺れる。天才とあがめられ(事実天才だ)大成功し、金持ちになってもなお、ギターが大好きだぞって、いいねー。レニクラみたいなロック感があってさ。ぎたーソロもやっぱいいです。。
この後の曲になると、プリンス節で熟練の域に達した、極めて洗練されたソウルとなって、これはもう、恐れ入るしかないんだが、逆に言えば進歩もなくて、それは天才の宿命なんだな。複数の人間から成るバンドってものは、各人の能力を遥かに超えるケミストリーが生じ、それがバケたときに凄いモノが生まれる。ただしバンドにはケミストリーがあればあるほど賞味期限があり、ま、ほとんどは解散する。
それにたいして個人の天才には解散がないので、問題は本人のモチベーションと意思の意地である。ケミストリーも生じないので、本人の精進のみだ。
でも、プリンスなどの巨大な才能は最初から完成されているので、ある意味で進化は既に無い。たまに爆発的にいいときもあれば、そうでもないときもある。
ま、それでいいのさ、天才だけど、人間だもの。みつを。
友人のブログでは、前作が最高だというはなしだが、そうなのだろうか。ミュージコロジー(前々作)は、確かに凄い作品だったと思うけど。
↓これです。
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近々聞きたいので、貸してね。
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