ほぼ週刊イケヤ新聞ブログ版

コピーライター・ミュージシャン池谷恵司の公式ブログです。
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赤木りえライブ@原宿アストロホールwithルイス・ペリーコ・オルティス

2007年09月17日 10時09分10秒 | CD&コンサートレビュー
赤木りえライブ@原宿アストロホールwithルイス・ペリーコ・オルティス
赤木りえ、吉弘知鶴子(pf、key)藤井摂(dr)イスラエル・セデーニョJR(b)

赤木りえライブ@原宿アストロホールwithルイス・ペリーコ・オルティスをご縁があって見てきました。僕はほとんどラテン音楽をあまり知らないので(ボブ・マーリー以外は)細かいジャンルはわからないですが、やっぱりサルサのリズムは気持ちいいですね。
赤木さんのフルートは情熱的でエネルギッシュ。よくもまぁ息が続くモノだと感心します、というのも、フルートって、吹いてみると分かりますが、華麗なルックスとは相反して、とても息を使う重労働な楽器。アレは凄いと思った。

今回楽しみにしていたもう一つが、サルサ界の大御所トランペッター ルイス・ペリーコ・オルティスさんの演奏。ラッパは練習してますから。やっぱラテンのラッパは、どこまでも陽気で輝かしく、ハイトーンが気持ちいい。底抜けに陽気なスケベという感じですか。ルイス・ペリーコ・オルティスさんのラッパは、さらに知的で技量にコントロールされた洗練がありました。
それにしても見事なハイトーン。マリアッチのような扇情的な時もあれば、マイルスのような内省的で墨絵のような演奏の瞬間もありました。

おもえばマイルスがあまりに素晴らしいので、あのトーンがトランペットの主流だと思いがちでえすが、実はトランペットとは明るくて派手で陽気で涙もろい楽器。本来ラテンのトランペットあたりが、トランペットの楽器としての性格を象徴しているようにも思えました。それから、イスラエル・セデーニョさんが、以前リー・リトナーのライブで始めて生で見て感動したエイブラハム・ラボリエルにそっくりでビックリ。演奏スタイルも、姿形も。いいベースだったなイスラエル・セデーニョ。さらに思いがけず知り合いにも偶然出会えて(おおくぼさーん)とても楽しいコンサートでした。

赤木りえ(フルート):
東京芸術大学卒。現代音楽からジャズ、ソウル、サルサまでこなす、日本を代表するフルート奏者。‘85年のアルバム・デビュー以来数多くの作品を発表、また世界的なジャズ・フェスティバルにも数多く出演。2000年11月から半年間、文化庁の芸術家在外派遣員としてプエリトルコに滞在、現地のトップ.アーティスト達と共演、レコーディングにも参加。その後も毎年のようにプエリトルコを訪れ、レコーディング、コンサートの他、TV出演、新聞にも「魔法のフルート」ととして取り上げられるなど話題の人となる。その深い音色と、躍動感溢れる情熱的なフルートは、他の追随を許さない。


赤木りえのオフィシャルサイトは以下
http://www.rieflute.com/

カリビアン・フルーツ
赤木りえ,ミシェル・カミーロ,ティト・アリェン,ルイス“ペリーコ”オルティス,マイケル・ガブリエル,フランキー・スアレス,ジュニア・イリザリー,エリック・ノエル・ロサード,ルイス・Q.フィガロア,フェデリク・デルガド“パパ・カディナ”
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