原朋直語録
ジャズトランペッター原朋直は言った。「ジャズのアドリブを滑らかに吹く。その秘密は、空間にあります」
現在月一回でジャズトランペットのレッスンに通っています。講師はジャズトランペットの原朋直先生です。
その時の講義録を不定期で書いています。
現在の練習曲はマイルス・デイヴィスの「Tune Up」という曲です。この曲の練習の時に、アドリブについて原朋直さんから非常に示唆深い発言がありました。恐ろしくスムーズで高速で飛行機のように滑らかにインプロバイズする。たとえばマイルス、ビル・エバンス、そしてジム・ホール。「秘密は、空間にあります」。
みなさん、もう吹けてますから、テンポを160にして、楽譜を見ないで吹けるように練習してきてください。で、見ないでっていうのは、「覚えたから見ない」というよりも「見ないと決めて吹く」ほうが早い。分からなくなったらそこで見て思い出す。次で終わりますから。次は「ステラ・バイ・スターライト」。ただ、誤魔化さないようにしてください。面白い音にトライするのはぜひやってほしいですが、なんだか分からなくなってごまかさないように。そういうときは、止める。音を出さない。
で、空間(休符)というのはものすごく大事ですから。空間にも音楽って流れてますから。空間を活かしてストーリー性を持ってくると、ソロはつながってきます。生きてきます。わざわざバー(小節線)を跨いでとか、コードを跨がなくても、空間がちゃんと活かせるようになってきたら、ちゃんとした音楽になる。空間は凄く大事ですから。
マイルス・デイビスとか凄く上手いですね。ビル・エバンスとか、美しいです。ジム・ホールとか、空間にちゃんと音楽が存在しているから。聴いている人は超高速な乗り物にのっているみたいな感じ。飛行機みたいなかんじ、恐ろしくスムーズで何もデコボコを感じない。見ないでやるといろんなことが見えてきますから。
フレーズですからストーリーがあるのは当たり前で。音が小さいときに、リズムからタイトな部分が小さくなってしまいます、スケールから全て。音が小さいときでも、音だけが小さくなる方がいいです。タイトさがなくなるとかリズムが甘くなるとかはないように気をつけましょう。つまりごまかしてしまうんです、音が小さくなると。まぁいいか。音がしていない、音が小さいときでも、ずーっとタイトに音楽が流れているように。そういうのを上手く吹けるようにしたければ、遅い練習をした方がいい。スタンダードとか、ブルースとか。このくらい(実演、ブルース)。凄い遅く。やってみると凄い難しいです。
ようするに勢いで吹いてしまう。勢いで吹くクセがあると、こういうふうにスローで勢いがないと、どこに音楽のよりどころを持ってくるかわかんなくなってしまう。でも休もうが小さい音で吹こうが、ずーっと音楽の流れっていうのは存在していますから。それを感じることができると、いくら小さくても、いくらフレーズがすくなくて空間がものすごく空いていようが、ずーっと音楽の流れがタイトに存在しています。
これちょっと深いですけどね。でもみなさんフレーズが吹ければいいやというレベルではなくなってきているので、ちょっと空間を大事をしてみてください。空間に秘密があります。
でもフレディー・ハバードだって、クリフォード・ブラウンだったり、フレディー・ハバードだって、ちゃんと空間に音楽が流れています。だから音楽が美しいんですね。だから空間が少ないとか、じゃなくて、いいミュージシャンはどんな表現を使っていても、ちゃんと空間に音楽流れています。だから感じるということですね。自分の音の大きさに全て一緒に大きくなったり小さくなったりしないということですね。
ということで、ひとつよろしくがんばってください。
ジャズトランペッター原朋直は言った。「ジャズのアドリブを滑らかに吹く。その秘密は、空間にあります」
現在月一回でジャズトランペットのレッスンに通っています。講師はジャズトランペットの原朋直先生です。
その時の講義録を不定期で書いています。
現在の練習曲はマイルス・デイヴィスの「Tune Up」という曲です。この曲の練習の時に、アドリブについて原朋直さんから非常に示唆深い発言がありました。恐ろしくスムーズで高速で飛行機のように滑らかにインプロバイズする。たとえばマイルス、ビル・エバンス、そしてジム・ホール。「秘密は、空間にあります」。
みなさん、もう吹けてますから、テンポを160にして、楽譜を見ないで吹けるように練習してきてください。で、見ないでっていうのは、「覚えたから見ない」というよりも「見ないと決めて吹く」ほうが早い。分からなくなったらそこで見て思い出す。次で終わりますから。次は「ステラ・バイ・スターライト」。ただ、誤魔化さないようにしてください。面白い音にトライするのはぜひやってほしいですが、なんだか分からなくなってごまかさないように。そういうときは、止める。音を出さない。
で、空間(休符)というのはものすごく大事ですから。空間にも音楽って流れてますから。空間を活かしてストーリー性を持ってくると、ソロはつながってきます。生きてきます。わざわざバー(小節線)を跨いでとか、コードを跨がなくても、空間がちゃんと活かせるようになってきたら、ちゃんとした音楽になる。空間は凄く大事ですから。
マイルス・デイビスとか凄く上手いですね。ビル・エバンスとか、美しいです。ジム・ホールとか、空間にちゃんと音楽が存在しているから。聴いている人は超高速な乗り物にのっているみたいな感じ。飛行機みたいなかんじ、恐ろしくスムーズで何もデコボコを感じない。見ないでやるといろんなことが見えてきますから。
フレーズですからストーリーがあるのは当たり前で。音が小さいときに、リズムからタイトな部分が小さくなってしまいます、スケールから全て。音が小さいときでも、音だけが小さくなる方がいいです。タイトさがなくなるとかリズムが甘くなるとかはないように気をつけましょう。つまりごまかしてしまうんです、音が小さくなると。まぁいいか。音がしていない、音が小さいときでも、ずーっとタイトに音楽が流れているように。そういうのを上手く吹けるようにしたければ、遅い練習をした方がいい。スタンダードとか、ブルースとか。このくらい(実演、ブルース)。凄い遅く。やってみると凄い難しいです。
ようするに勢いで吹いてしまう。勢いで吹くクセがあると、こういうふうにスローで勢いがないと、どこに音楽のよりどころを持ってくるかわかんなくなってしまう。でも休もうが小さい音で吹こうが、ずーっと音楽の流れっていうのは存在していますから。それを感じることができると、いくら小さくても、いくらフレーズがすくなくて空間がものすごく空いていようが、ずーっと音楽の流れがタイトに存在しています。
これちょっと深いですけどね。でもみなさんフレーズが吹ければいいやというレベルではなくなってきているので、ちょっと空間を大事をしてみてください。空間に秘密があります。
でもフレディー・ハバードだって、クリフォード・ブラウンだったり、フレディー・ハバードだって、ちゃんと空間に音楽が流れています。だから音楽が美しいんですね。だから空間が少ないとか、じゃなくて、いいミュージシャンはどんな表現を使っていても、ちゃんと空間に音楽流れています。だから感じるということですね。自分の音の大きさに全て一緒に大きくなったり小さくなったりしないということですね。
ということで、ひとつよろしくがんばってください。
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