ほぼ週刊イケヤ新聞ブログ版

コピーライター・ミュージシャン池谷恵司の公式ブログです。
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米子から丸長桜台ご一行様

2006年03月27日 06時05分40秒 | 一食入魂&つけ麺ジャンキーズ
日頃からつけ麺の広報業務をハードに行い、今のつけ麺ブームの立ち上げに参画した、とまで公言してはばからない、つけ麺大王こと俺であるが故、「そんなに美味いというなら、いちばんウマイというつけ麺を食べにいってやる」という挑戦にも常日頃笑顔で応える余裕があるわけだが、これが「つけ麺は生まれてはじめて」しかも「米子からご一行様での来訪」となると、俄然ひるむわけである。

話を聞いたとたん、突然しどろもどろとなり、「ま、もうちょっとふつうのつけ麺がよろしいのでは」とか、「わざわざ都心のホテルから西武線に乗って桜台にまで出向くほどのものでは」、などなど。

ところが、もうストーンズのように来てしまうわけであり、いらっしゃったのであれば、同席しないわけにはいかない。やや緊張の面持ちで迎え撃つ、土曜の昼やや前。

久々の丸長なので、数日前に病欠するほど弱っていた胃を酷使するのも厳しい、と思いつつ、結局いちばんハードなチャーシューにしてしまった。イヤ、他の人の舌に合うか心配しつつ食べるってのも、ハラハラするもの。

ちなみに毎週通っていたのでわかるんだが、丸長のつけ麺は(他のラーメン屋もそうかもしれないが)その日によってずいぶんスープの味の印象が変わる。辛い日もあれば、酸味の強い日もあり、甘めの日もある。先日は酸味、辛味が弱い日だったような気がする。が、やはり俺にとってはおまえが最後の女。やっぱり美味いぞ。チャーシュー完食。ふと見れば他の方々もほぼ完食の様子。いちおう満足しているようなので、やや安心しつつ、店を出る。
やー、自分のことのように緊張したわけです。

ちなみに引率係のせーごさんは、この後なんと目白の丸長へ出かけてまたつけ麺を食されたとのこと。一日2連続丸長制覇はこの私すらしたことがない偉業であって、ここに西日本地区つけ麺大王の称号を贈るものである。
ちなみに、その日、東京で桜、咲く。花見だなー。
「ねがはくば はなのしたにて はるしなむ そのきさらぎの もち つきのころ」
「願わくば花の下にて春死なむ その如月の 望月の頃」 西行である。
望月、元気か?