ほぼ週刊イケヤ新聞ブログ版

コピーライター・ミュージシャン池谷恵司の公式ブログです。
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はじめてのやのあきこ

2006年03月20日 09時49分50秒 | CD&コンサートレビュー
矢野顕子の新作をヤマハ銀座店CD売り場で買いました。
バンドかなと思っていたけど、伴奏は基本的にピアノソロで、そこはちょっと残念だったですが、とにかく共演者が素晴らしく豪華。槇原、小田和正、YUKI、清志郎、上原ひろみ、など。とても素晴らしい企画ですわ。

中でも特に感動したのが、井上陽水とのデュエット。
これは素晴らしい曲、素晴らしい声と声、素晴らしいピアノ。円熟した天才二人の魂の交歓がなせる技か。

長年矢野顕子は大好きだが、なんか足りないと思っていた。それが井上陽水の歌詞を歌うことで一発で明示された。矢野顕子は母性が勝ちすぎていて、セクシャルが希薄だったのだ。セクシャリティが引き出された矢野顕子の世界は、実に甘美で耽美的で、素敵だった。さすが、陽水。なぜか、陽水。「はじめてのやのあきこ」は入門編を意図した、というけど、これはそんなに甘いもんじゃないね。

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以下、ヤマハミュージックコミュニケーションからのオフィシャルな紹介

2006年30周年を迎える矢野顕子。当初、矢野顕子の入門アルバムとして、真骨頂であるピアノ弾き語りによるセルフカバーアルバムを企画!気が付くと、超豪華ゲストを迎えてのまさに30周年にふさわしいベストコラボレイトアルバム完成!井上陽水との書き下ろし新曲「架空の星座」をはじめ、矢野顕子のアーティストの大きさをそのまま感じられる、世代を超えた多彩なゲストの面々。1曲1曲が独立したパワーを放つ、究極の入門アルバム「はじめてのやのあきこ」を体感してほしい!

参加アーティスト:
井上陽水、忌野清志郎、上原ひろみ、小田和正、槇原敬之、YUKI(五十音順・敬称略)



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このアルバムの試聴が行えます。べつに回し者ではありません。