映画「13人の刺客」を観た。
秋の句会に出席してきました。3位入賞!
http://blog.goo.ne.jp/hoboike_diary/e/70a443956cf651a88873be15aecbff5b
の句会の時に、何人かの人に「13人の刺客」は面白い、と言われたので、
先日見に行ったのでした。
確かに面白い。
カメラマンのMさんが「映画監督が時代劇を撮りたがる、それは殺すシーンをどうどうと撮れるから」って
言っていたけど、この映画はまさに、後半は殺戮、殺陣の嵐。
ストーリーなんてどうでもいいぐらい、殺しまくるのでした。
でも時代劇だと、様式美に見えるのが不思議。
この手の時代劇は、普通現代のサラリーマンとかと
ダブリングされるように作るんだが、
このストーリーの中には現代性もあるようで、ない。
武士とはという問い、も在るようでない。
愛も色恋は、もとよりない。
結局、結局大量の殺戮シーンがこの映画の核心なのだった。
しかし、俺は稲垣吾郎の演ずる暴君がもの凄い迫力(本当に酷い行状なんだが)
があり、彼の言動や行動が実は、現代性を持っているのだと思う。
まさに人だが、抑圧され馴らされた現代人を象徴しているように思えた。
実を言うと、彼は、徹底的にスポイルされている。
「いちばん愚かな道を迷わずいけ、その方が面白い」というセリフに
現代の若者を象徴する精神的風景があるように思う。
稲垣吾郎は、ほんとうにピッタリはまり役だった。
あとのキャスト。
役所広司は、日本を代表する役者になっていて、
この映画では、彼が主役をやる以外ない、という感じ。
松方弘樹は、ちょっと大時代的に見える。
採点。<★★★☆☆> 3点でs。
秋の句会に出席してきました。3位入賞!
http://blog.goo.ne.jp/hoboike_diary/e/70a443956cf651a88873be15aecbff5b
の句会の時に、何人かの人に「13人の刺客」は面白い、と言われたので、
先日見に行ったのでした。
確かに面白い。
カメラマンのMさんが「映画監督が時代劇を撮りたがる、それは殺すシーンをどうどうと撮れるから」って
言っていたけど、この映画はまさに、後半は殺戮、殺陣の嵐。
ストーリーなんてどうでもいいぐらい、殺しまくるのでした。
でも時代劇だと、様式美に見えるのが不思議。
この手の時代劇は、普通現代のサラリーマンとかと
ダブリングされるように作るんだが、
このストーリーの中には現代性もあるようで、ない。
武士とはという問い、も在るようでない。
愛も色恋は、もとよりない。
結局、結局大量の殺戮シーンがこの映画の核心なのだった。
しかし、俺は稲垣吾郎の演ずる暴君がもの凄い迫力(本当に酷い行状なんだが)
があり、彼の言動や行動が実は、現代性を持っているのだと思う。
まさに人だが、抑圧され馴らされた現代人を象徴しているように思えた。
実を言うと、彼は、徹底的にスポイルされている。
「いちばん愚かな道を迷わずいけ、その方が面白い」というセリフに
現代の若者を象徴する精神的風景があるように思う。
稲垣吾郎は、ほんとうにピッタリはまり役だった。
あとのキャスト。
役所広司は、日本を代表する役者になっていて、
この映画では、彼が主役をやる以外ない、という感じ。
松方弘樹は、ちょっと大時代的に見える。
採点。<★★★☆☆> 3点でs。