今回のソロ登攀に関して、実を言えば事前のトレーニングをしてはいなかった。
「まぁ筑波程度ならいつでも・・・」と。
猫魔ヶ岳登攀から一ヶ月と少しの間、トレーニングらしいものはほとんどしなかったと言ってもよい。
その結果は、疲労や足腰の痛みなどはまったくないのだが、異常なまでに大汗をかいた。
登攀開始から約30分、あまりの汗の多さに自分でも驚き、バンダナで汗を拭き取る。
「そう言えば、体を動かして汗をかくことすらしていなかったなぁ」
そんなことを思いながら腰を下ろし一服した。
樹林帯の中を進む。
天候は曇りだが、Tシャツ一枚でも十分な暖かさだ。
水分補給を怠ることなく登攀を続ける。
ルートの途中途中に、「○○まであと△△㍍」という標識がたっている。
まぁあくまでも凡その数値なのだろうが、それでも目安にはなる。
その場で、持ってきたルートマップとコンパス、高度計で現在位置を確認し、標識と比較してみた・・・のだが。
「俺の計算が違うのかなぁ」
不安はなかったが、疑問を抱きつつ再び上る。
そしてまた標識が立っていた。
「よし、次の休憩地点まであと○○メートルだ。 ん!? ちょっと待て、これって変だぞ」
さっきの標識があった地点より、間違いなく休憩ポイントに近づいているはずなのに、何故か距離が増えている。
「そんなバカな!」
写真こそ撮ってはこなかったが、やはり当てにしてはならないものだとあらためて感じた。
筑波山程度の山だから済むことかも知れないが、このいい加減さには少々腹が立つ。
標高や距離という数値が、山においてはどれほど重要なものであるのか、まるで分かっていない。
道迷いや方向の錯覚を引き起こしかねない原因となるからだ。
「まぁ筑波程度ならいつでも・・・」と。
猫魔ヶ岳登攀から一ヶ月と少しの間、トレーニングらしいものはほとんどしなかったと言ってもよい。
その結果は、疲労や足腰の痛みなどはまったくないのだが、異常なまでに大汗をかいた。
登攀開始から約30分、あまりの汗の多さに自分でも驚き、バンダナで汗を拭き取る。
「そう言えば、体を動かして汗をかくことすらしていなかったなぁ」
そんなことを思いながら腰を下ろし一服した。
樹林帯の中を進む。
天候は曇りだが、Tシャツ一枚でも十分な暖かさだ。
水分補給を怠ることなく登攀を続ける。
ルートの途中途中に、「○○まであと△△㍍」という標識がたっている。
まぁあくまでも凡その数値なのだろうが、それでも目安にはなる。
その場で、持ってきたルートマップとコンパス、高度計で現在位置を確認し、標識と比較してみた・・・のだが。
「俺の計算が違うのかなぁ」
不安はなかったが、疑問を抱きつつ再び上る。
そしてまた標識が立っていた。
「よし、次の休憩地点まであと○○メートルだ。 ん!? ちょっと待て、これって変だぞ」
さっきの標識があった地点より、間違いなく休憩ポイントに近づいているはずなのに、何故か距離が増えている。
「そんなバカな!」
写真こそ撮ってはこなかったが、やはり当てにしてはならないものだとあらためて感じた。
筑波山程度の山だから済むことかも知れないが、このいい加減さには少々腹が立つ。
標高や距離という数値が、山においてはどれほど重要なものであるのか、まるで分かっていない。
道迷いや方向の錯覚を引き起こしかねない原因となるからだ。